これはマクロに限った事ではないですが、旬のものはその時期の身体のコンディションに優しい食べ物なので積極的に取り入れるのが良いと思います。
暑い時期に旬を迎えるものは身体を冷やすように作用する食べ物ですし、寒い時期に旬を迎えるもの、主に根菜類ですが、そういうものは身体を温める食べ物になります。
いまはスーパーに行くと1年中いつでも同じ食べ物を売っていたりしますが、いつ収穫されるのが自然なのかを知っていると、「陰陽」なんて知らなくても、何が身体を温めてくれるのかを知ることができます。
以前のブログにも書きましたが、私は野菜は宅配を頼む事が多いです。その時期にとれた7品8品を1週間に1度届けてくれるのですが、こういうサービスを利用していると、必然的にその時期に採れた旬のものが届く事になりますのでとても便利です

さて、今日はそんな風に届いた農作物の中でサツマイモが2週連続で来ましたので、大学芋を作ってみました

材料はサツマイモ、甜菜糖(精製する前の茶色い「てんさい大根」からできる砂糖です。茶色い色はミネラル分。サトウキビからとれる砂糖よりも多少作用がマイルドであるという事からマクロでは良く使用されるものの1つです)、米飴(お米から出来ている水あめです。臭いが強いので苦手な方もいます。でも使い方次第で臭いは消せますよ!)プラス揚げ油です。
分量はいつも適当なのですが、今回は計ってみたところ、サツマイモが皮つきのままで約700g、甜菜糖は45g、米飴の使用料は大さじ山盛り1杯 というところでした。
サツマイモは部分的に皮をむきました。有機のものでなければ皮は全部剥いてもいいと思います。
それを蒸気の上がった蒸し器にいれて蒸します。
蒸すことでサツマイモに水分が含まれてきます。この後少し油で揚げていきますが、熱した油は非常に陽性なので、その前に蒸すことで少し陽性を和らげるように調整しておきます。また「蒸す」という調理法は消化を良くする事にも一役買います。
竹串が刺さるくらいにやわらかくなったら蒸し器から出して、180度位の油で素揚げします。
少し表面がカリッとする位まででOKです。
次は「たれ」の準備です。
フライパンに甜菜糖とほんの少しの水を入れて火に掛けます。
あまり混ぜたりしなくても、時々フライパンをゆする程度で大丈夫です。
甜菜糖の粒が消え、液に透明感が出てくるまでそっと待ちます。
火加減は中火~弱火で。
白砂糖からカラメルを作る時には透明→茶色と変化するので分かりやすいですが、甜菜糖はもともと茶色なのでちょっと分かりにくいのが難点ですね。でも良く見ていると茶色が濃くなりさらに透明になってきます。やりすぎると焦げてにがくなるのでご注意をそしてかなり高温になりますのでやけどには本当に注意してください。
さて、透明感が出るところまで行ったら、ここで米飴を加えます。
米飴を加えることで、冷めた時にカラメル同士が固まってくっつく事が無くなります。適度なとろみのたれが出来あがりますよ!このくらいの使用料ならば臭いも気になりませんし。
弱火にかけたまま素揚げした芋を入れて全体にたれが回るように混ぜ合わせます。
はい、出来あがりました。
出来たてがあったかくて、カリっとした食感も残っていておいしいですね
でも残りを一晩冷蔵庫で保管して翌日に食べても、さらに中まで味が染みてきておいしく食べられましたよ!
スーパーのお総菜コーナーの、とか、冷凍の とは違った手作りの大学芋はいかがでしょうか
簡単ですので作ってみてくださね