手術② | Barrier free~子供たちの未来へ chiropiroのブログ

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妊娠8か月で生まれてきた3人の子供のうち、2人がPVL(脳室周囲白質軟化症)を発症。足が不自由な息子が幼稚園受験を経て私立小学校へ入学した事や、闘病、さらに我が家のもうひとつの暮らし、ハワイでの生活の記録です。

昨日の続き。











前回(夏)の手術直後の状態から、

Kokiの術後の心配は
痛みよりもサチュレーション値や嘔吐だと
言われていた。
















Kokiが病室に戻って来るとすぐに
足に関する詳しい説明を受けたのだが、






その時に麻酔科のドクターから

気道への
酸素の取り込みが弱い子だと思う


という話も聞いた。






















今回は抜管後に自発呼吸が上手く戻らず、
一時はサチュレーションが60台まで下がったそうで、オペ室を出る時点ではまだ
酸素が無いと80台後半までしか
上がらないとの事だった。
(正常値は95以上)











 





う~ん、どこかで聞いた話(笑)










ドキドキだった
Yuの手術の時の事を思い出す…


やっぱりそういう体質の子たちなのかな?




 












普段は何事も楽観視するゆうくんも、

人間ではなくなってしまった位

全身の色が無いKokiを見て
珍しくドクターに質問したりしていた。






















術後2時間のKoki↓


酸素を3リットル使って、
何とか95をキープ。


















元々呼吸管理が必要な重心の子とは違い、

普段100で生活している子が
90前後まで落ちるのはかなり苦しい。


私が妊娠中にマグネシウムの副作用で呼吸困難になった時は
92程度で本気で死ぬと思った。
何気にKokiのPVLは、あの時の出来事が原因なのではないかと思ったり。
















それでも薬を使わずに
術後の傷の痛みに耐えるのは
もっと苦しいので、



呼吸抑制がかかる痛み止めの点滴と
使用する酸素量のバランスが大切と言われた。


















 



そして嘔吐。








お腹の中が空っぽなので、
奥から出る消化液はかなりの粘度があり
酸素マスクの中で吐いてしまうと

少量でも
本物の窒息状態になるのだ。


















酸素を外せば苦しいし
吐くのはもっと苦しい。














足を痛がる事はほとんど無かったが、

何だか違う病気の子を
看病している気分になってしまった。


















ところが。











夜中までは嘔吐で眠れずに
苦しんでいたのが、

明け方になって眠ると
起きた時には別人の様に回復していた。







 

 








飲んでも吐かず、食べても吐かず、
酸素マスクを外しても正常値を保てる様に。












そして
思い切って点滴ルートを外してもらい
散歩へ出ると、
どんどん普段の元気さが戻って来た↓













子供の力は凄いね。



















術後2日経ったが、
変わらずに痛みはほとんどなく
食欲旺盛でDSとマンガ三昧のKoki。












あと数日は、うるさい事は言わずに
自由に楽しく過ごしてもらおうと思っている。