今日の朝食は、アボカドトースト(pan tostado con aguacate)とオレンジ・グレープフルーツジュース(jugo de naranja y toronja)だった。

 

食パンを「コマル(comal)」で軽く焼いて、アボカドと「パネラチーズ(queso panela)」の薄切りを乗せ、胡椒を振る。オレンジとグレープフルーツをしぼる。

 

 

私が「ジュース」と言うときは、果物をしぼっただけの、加工なし・混ぜ物なしの「100%果汁」を指す。メキシコではこれを「Jugo」と呼ぶ。

 

果汁を水で薄めて砂糖を加えたものは、たとえ商品名がJugo(ジュース)であっても、私はjugoとは呼ばない。世界中を敵に回しても絶対に呼ばない、というくらいのこだわりがある。それでもどうしてもjugo(ジュース)と呼ばなければならないのだったら、人工ジュースとか工業ジュースなどと呼ぶんではないかな。

 

コマル(comal)というのは、トルティージャを温めるための鉄板。初めて見たときに思ったのは、まるでフライパンから柄を外して周りの立ち上がり部分を全部叩いて平らに伸したものみたいだな、ということだった。当たらずとも遠からず。本来は柄のない丸型だが、最近では柄のついた四角のものもある。

 

パネラチーズ(queso panela)を日本語で何と言うのかわからない。かなり調べたが、答えが見つからなかった。白くて癖のないチーズ。モッツァレラチーズを固めて固めて、すごーく固い豆腐にしたような、または固めのプリンにしたような感じ。匂いにも味にも癖がないところが気に入っている。