Yahoo!ニュース 中国「新型肺炎、飛沫・接触のほかエアロゾル通じた感染可能」

このYahoo!ニュースを読まれた方は、この部分にも注目されたかと思います。


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「ドアノブや机とイス、便座などを75%のエタノールなどでふいて消毒すべき。手をきれいに洗い、せきをする時に口と鼻をふさぐなど個人衛生も徹底しなければならない」と呼び掛けた。
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では75%以上のエタノールの商品とは何があるのか。そこが問題です。


消防法ではアルコール度数が60%が1つのボーダーラインでして、60%以上の商品は第4類のアルコール類となります。
引火性があるということですね。


ちなみにその上の第5類になると、自己燃焼しやすい物質ということになります。


とにかく60%を超えると危険物ということになるわけで、ドラッグストアやスーパーなどで一般に販売されている各メーカーの商品にはまず見かけない濃度ということになります。


ちなみに、各主要メーカーに直接電話をして確認してみました。


質問内容は同一で、『アルコール濃度75%以上の商品はありますか』です。




カビキラー 
75%以上はなし
「キッチン用アルコール除菌スプレー」の濃度は、詳細は言えないが60%以下とのこと。


フマキラー
75%以上はなし
「キッチン用アルコール除菌スプレー」の濃度は、45%とのこと。


花王
75%以上はなし
商品中で「ビオレ 手指の消毒液」が最も高濃度だが、コロナウイルスには効かない。普段の生活内での除菌効果にとどまるそうです。


ライオン
「ハイアルコールスプレー」は75%‼︎
ところが、業務用ということで個人で実店舗で直ぐに購入することはまず出来ないとのこと。取り扱いがあっても取り寄せになるようです。
ではどうするのが効率的かというと、アスクルやAmazonでの購入だそうです。
しかしこれまた残念なことに、今はこのような状況で在庫が足りないようです。
また、アルコール濃度60%以上の商品はこの商品だけとのことでした。


あと、WEBサイトで濃度が分かったのは

クレベリン 

「クレベ&アンドウイルス・菌除去スプレー」は

58%です。
やはり60%以下ですね。


そんな中で、プレッパーを目指す私が備蓄し、普段から使っているのは洋酒メーカーのドーバーが製造する「ドーバーパストリーゼ77」。


そして…




こちらは、なんと『アルコール濃度77%』です‼︎


私の知る限りでは、ホームセンターや雑貨店、大型スーパーマーケットなどで購入出来るアルコール除菌スプレーの中で最も高濃度です。


メーカーWEBサイトでも確認しましたが、念のためにお電話でも確認させて頂きました。


100%で作ることも出来るが、アルコールは濃度が高いと揮発性も高く、不安定だそうです。
また引火もしやすいので危険ですので、最もバランスが良いのが77%とのこと。


こちらではカテキンを組み合わせることで、効果を持続させることに成功し、特許も取られています。


食品に直接スプレーすることも可能で、苺などカビの生えやすい果物にもスプレーし、食べることも可能です。


私は食品の瓶詰めをして、長期保存食を作ったりすることがありますが、その際に容器の消毒などにも非常に役立っています。




最近お気に入りの自分で挽く粉末茶を保存する容器にもシュッと1吹きしています。




今日現在、我が家の近所のホームセンターにお友達がお買い物に行ったところ、在庫多数あり。
お値段は778円だったそうです。


この価格は普段通りですので、Amazonの2000円越えは高いですね。


カビキラーやフマキラーのキッチン用アルコール除菌スプレーは、お値段の点で比較するとかなり安価ですのでそちらをお買い物カゴに入れて、除菌スプレーを手に入れたと安心してしまいがちですが、
用途として新型コロナウイルスにも効き目が欲しいとなるとアルコール濃度が全く足りませんので、注意が必要です。


今回アルコール濃度が75%に届かない商品がほとんどであると分かりましたが、このような非日常な事態ではなく、
日常生活での除菌には60%以下の濃度でも一定の効果がありますので、使い途によって備蓄を変えても良いかもしれませんね。


最後におまけの話。


海外のプレッパーにはアルコール類の備蓄は人気です。
特にウォッカはアルコール度数の高い蒸留酒として人気です。


世界一アルコール度数の高いスピリタスはウォッカでなんと96度です。
飲んだら喉が焼けそう…


アルコール度数は高くはありませんが、テキーラも人気です。
飲む人が多いからでしょうか。


ちなみに先程から私のお気に入りとしてご紹介しているドーバー(日本の酒造メーカー)には88%の商品もあります。





高濃度アルコールは飲酒用としてはもちろんですが、用途がたくさんあります。ウォッカは傷の消毒にも使用することを想定しているプレッパーが多いですが、映画などでもそんなシーンを見かけますよね。


場合によってはこれら高濃度のアルコール類が、物々交換の場でかなり高価なものとして扱われると考えられています。


何が原因であれ、世界の終わり(?)が来たならば、確かにアルコール類の需要は高そうですね。


そんな私は飲むならウイスキー派です(笑)
ボウモアとか癖のあるものが好みですが、激安の凛も飲みます。
愛知県民としては知多も外せませんね。
もちろん人気の白州や響も好きです。
普段家ではあまり飲みませんが、お盆やお正月には実家で家族と一緒に楽しく堪能しています。