2023年11月28日にモリッシーの来日公演があり、その事を記事にしました。
モリッシーは、解散した「ザ・スミス」というバンドのボーカリストで、
ザ・スミスは、「Meat Is Murder」つまり「肉食は殺戮だ」という曲を作り、モリッシーは作詞を担当しました。
タイトルで想像できる通り、肉食や畜産に疑問を投げかけた、あるいは批判した曲です。
そんなモリッシーはPETAの熱心な支援者だそうで、
去年、モリッシーはPETAに、
以下のような楽曲を提供し、PETAとコラボアニメを作っていました。
タイトルは「Someday(いつか)」。
以下は、動画の概要欄。
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ヴィーガンでロックスターのモリッシーが音楽を担当したこの短編アニメでは、
農場で生まれたニワトリの赤ちゃんが母親から引き離され、いつの日か再会できることを夢見ています。
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オープニングは、卵から雛がかえり、子供の誕生を喜ぶ母鶏のシーンから始まります。
しかし、現実は。
雛は孵化場で生まれ、
種鶏である母鶏は、子供が産めなくなれば殺される。
ケージに閉じ込められているので、採卵鶏として生まれた雛でしょう。
大きくなったら、採卵鶏として卵を産み続け、
使い物にならなくなれば母鶏と同じ運命をたどる。
ドアが開いたときに見えた仲間たちの死。
今度は自分の番です。
その時、職員が足を滑らせ転倒。
床に落ちた衝撃でケージが開き、主人公の鶏たちは逃げ出します。
彷徨った先に、
主人公の鶏がたどりついたのは、
PETAのサンクチュアリでした。
しかし、これは夢物語。
動画の最後は、やはり現実で締めくくられていました。
卵を食べる人が大量にいるのが現実。
親子が顔を合わせることもなければ、生産過程で虐待され続け、
日本だけで1日175万羽の鶏が殺されているのが現実です。
(採卵鶏は23:19頃から)
モリッシーの歌詞には、「待っていて」「信じることをやめないで」という言葉が何度も出てきていました。
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わたしの愛しき子よ
あなたがどこにいても
あなたがどんな子でも
信じることをやめないで
いつか必ずやってくる
あなたに
だから待っていて
待っていて
待っていて
信じることをやめないで
あなたは言う
"いつか"なんてやってこないと
こんなに遠くに感じることはないと
それでもいつか必ずやってくる
あなたに
待っていて
信じることをやめないで
****************引用終****************
動画最後の締めくくりの言葉。
これを見ると、卵を食べている人への啓発動画でしょうが、
でも歌詞を見ると、ヴィーガンの活動者に「あきらめないで」と伝える動画にも見えますよね。
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