以下の動画をご覧ください。
動画のタイトルは、「タイ観光産業のために"壊された"象の赤ちゃん」
冒頭、大人のゾウと赤ちゃんのゾウの姿が映っています。
母子のゾウです。
赤ちゃんの名前は「ブーンシュー」といいます。
ブーンシューが、お母さんにすり寄っています。
ブーンシューは、ロープで縛られており、ロープの先には人間がいるのが分かります。
人間はブーンシューを、他のゾウを使って引っ張り母親から引き離しました。
それを見て、暴れ、怒りの声をあげる母親。
自分の赤ちゃんを奪われ、激怒しているのです。
赤ちゃんの元に向かおうとしますが、縛られているため、動くことはできません。
こうして、赤ちゃんゾウは連れ去られました。
場面が切り替わり、ブーンシューがロープで縛られ、がんじがらめにされています。
そして、このまま放置されています。
左右に揺れ逃れようとしますが、拘束を解くことはできません。
場面が切り替わり、赤ちゃんゾウが人間に連れられ、歩いています。
ブーンシューでしょうか。
手には、尖った金属爪のついた「ブルフック」を持っています。
赤ちゃんが歩くのを嫌がりました。
すると人間たちは、ブルフックの爪の部分で、赤ちゃんをひっかき始めました。
後ろの人間の子供は、赤ちゃんゾウを葉のついた枝で叩いています。
痛みを与えられ、イジメられ、辛くて声を上げ、道の脇にうずくまる赤ちゃん。
しかし、抵抗もむなしく、引っ張られ、再び強制的に歩かされます。
場面が切り替わり、足を鎖で繋がれ、鳴き叫び、ブルフックで小突かれるシーンから始まります。
その後は、紙を鼻で持たせたり、
ブルフックで鼻を持ち上げられています。
芸を仕込まれているのです。
場面が切り替わり、
最後は、拘束されて身動きができず、鳴き叫んだり、苦しむゾウたちの姿が映し出されていました。
動画の概要欄には、このように書かれています。
****************引用****************
恐ろしい映像は、子ゾウがタイの観光産業で働かされる前に、残酷な訓練キャンプでどのように「壊される」のかを示している。
スタッフは子ゾウが虐待される様子を記録しており、彼らは絵を描いたり、輪を回したり、乗客を運んだり、後ろ足で立ったりすることを教わり、行楽客の娯楽としている。
動物保護団体に送られたビデオでは、ギンタラと名付けられた母親ゾウと生後16ヶ月の赤ん坊ブーンシューが、野蛮な方法で調教されている。
子ゾウは母親と一緒に縛られ、マホウトが強制的に引き離すまで草を食べている。
カメラに映らないところでは、母親ゾウはマホウトたちが赤ん坊を取り上げるのに抵抗し、ブーンシューは大人と引き離された後、苦痛のあまり泣いているのが記録されている。
動物愛護団体ワールド・アニマル・プロテクションは、この残酷さを強調するために映像資料をまとめた。
****************引用終***************
この映像は、タイの観光産業のために、ゾウが拘束されたり、調教されたり、暴力を奮われたりしている証拠を映し出しているのです。
赤ちゃんががんじがらめに拘束されている映像がありましたが、
あれは、「パジャーン」あるいは「ブレーキング」などと呼ばれ、赤ちゃんの心が壊れるまで延々と続けられます。
抵抗しても、鳴き叫んでも、誰も助けてはくれません。
次第に心は壊れ、あきらめ、抵抗しなくなり、人間の言うことをきくマシーンと化します。
心が壊れた後は、人間によって芸を仕込まれます。
動物にとってやりたくもない難しい芸は、ブルフックで暴力を奮われながら日々仕込まれていくのです。
芸をしている時以外に、自由はなく、鎖などで拘束されます。
人間の金儲けのために、赤ちゃんゾウは心を壊れ、奴隷として一生を過ごしていくのです。
勘違いしないでくださいね。
これはタイだけの話ではありませんよ。
日本のサーカスや、動物園のパフォーマンス、乗り物などとして利用されるゾウたちも含め、
芸を仕込まれたゾウたちは全て、暴力によって調教されています。
例外はありません。
先日コメントを頂きまして、その方は市原ゾウの国のファンで、これまで多くのお金を市原ゾウの国に支払ってきた方でした。
クラファンにまで寄付をしたのだとか。
先日、市原ゾウの国に行き、ショーの最中にブルフックで足を引っかけているシーンと、
そして、ショー終わりの帰り道に、ゾウがおしっこをしたところ、調教師によって頭を思いっきり殴られるところを見たそうです。
というわけで、今回は市原ゾウの国の実態を見ていきましょう。
以下は、活動家によって、市原ゾウの国で撮影された映像です。
調教師の男が子供の象「ら夢」に芸を仕込んでいます。
指示が上手くできなかった事に対してイラついたのか、
調教師は「ら夢」の額を、ブルフックで思いっきり叩いています。
ゴツンと音がして、ら夢は後ずさりました。
その後も、足や顔を叩いたり(0:46頃)、
頭に爪の部分を引っかけるシーンなどが見られます(2:40頃)。
これは、2021年6月頃の市原ぞうの国のバックヤードでの出来事です。
隣りのゾウの鼻を持っている女性は、おそらく市原ゾウの国の園長です。
見ての通り、子象が殴られても無反応です。
つまり、これは彼女にとって驚くべき事でも何でもない、
日常で行われている出来事であり、暴力行為を容認しているという何よりの証拠です。
市原ゾウの国は、この件で、LIAに刑事告発されています。
市原ぞうの国は、象を展示利用するだけでなく、
象を乗り物にしたり、サッカーやダンスなどのパフォーマンスをさせる動物園です。
ゾウがこういった不自然な行動をするのは、尖った金属爪のついた器具「ブルフック」で叩かれたり、
鋭利な「ドリル」という器具で突き刺されたりして、虐待されているからです。
これらの器具で、急所を突き刺されると、ゾウたちはすごい痛みになります。
以下は、市原ゾウの国のパフォーマンス中の映像。
調教師がブルフックを持って大きく振りかぶり、
思いっきり象の頭を叩いています。
パーンという音が鳴り響き、ゾウが後ずさっています。
かなりの激痛でしょう。
ブルフックによる虐待は、市原ぞうの国では毎日のように行われているのです。
以下は、市原ぞうの国が行っている、お絵描きショー。
こういったお絵描きも、ご覧の通り、調教師が裏でブルフックを引っかけながら、痛みを与えて言う通りに描かせているだけです。
ブルフックで殴られ続けた結果、額に穴が開いてしまった象もいます。
↓額に穴がなかった頃の写真。
↓現在の写真。
市原ぞうの国は、このブルフックのことをなんと説明しているのか。
こちらが、ショーのアナウンスの内容です。
ブルフックを「コミュニケーションの道具」と偽り、観客を騙しているのです。
何も分からず、かわいいと言い、お金を渡し、虐待に加担する子供と大人。
金を払い、ゾウリフトを楽しむ大人たち。
あなた方がお金を渡すたびに、ゾウたちはブルフックで痛めつけられることでしょう。
もちろん、これらの調教による暴力は、市原ぞうの国で限ったことではありません。
ゾウに芸をさせる他の動物園、木下サーカスなどの動物利用サーカス。
ゾウを乗り物にする動物園、タイなどの観光ビジネス。
全てにおいて、調教が行われ、調教のためにブルフックなどで暴力を奮われています。
さて、市原ぞうの国が虐待施設であることが理解できましたね。
市原ぞうの国は、今年
「絶滅の危機|日本生まれのゾウによる繁殖成功の第一歩へ!」と題して、
3000万円を集めるクラウドファンディングを行いました。
残念ながら、無知な日本人1493名が資金を提供し、
2100万も集まってしまっています。
こうして金が集まり、閉園されず、ゾウへの虐待は延々と続いていく事になります。
市原ぞうの国は「絶滅」という言葉を用いていますが、
先日も上げた通り、ゾウを絶滅へ導いているのは人間の活動です。
ゾウが絶滅へ向かう原因は、象牙の製品を人間が購入するからです。
象牙の製品を購入することで、ゾウの密猟が盛んに行われ、ゾウは絶滅に向かいます。
日本は印鑑を中心に大量消費し、抜け穴の法律があるので象牙の流通に利用されている国で、世界から非難されています。
もし本当に、市原ぞうの国が絶滅を危惧するのであれば、
日本人に象牙の印鑑を買うなと知らせ、抜け穴の法律を是正するよう政府に訴えかけるでしょう。
あるいは現地で保護区を作り、野生のゾウを密猟者から守り、のびのび暮らし、自然に繁殖することを手助けするはずです。
実際に、そのような組織はいくつもあります。
ですが、市原ぞうの国は啓発もしなければ、野生のゾウを捕らえて、狭い空間に閉じ込め、見世物にし、暴力によって調教を行い、芸をさせているだけです。
苦し紛れに種の保存のため、という言い訳をするのでしょうが、
こんな不自然なところで繁殖をしたところで野生に返すことはできませんので、種の保存にはなりません。
というか、返す気すらないでしょう。
なぜなら、儲けるために連れてきただけであって、種の保存など端からする気がないのですから。
そもそもが、動物園はただの娯楽ビジネス事業なのです。
実は以前も、市原ぞうの国はクラウドファンディングを行ったことがあります。
水遊び場を作るという名目で、クラウドファンディングで金を集めました。
この時も1500万円集めたのですが、そのクラウドファンディング後の市原ぞうの国の画像が以下です。
施設は環境エンリッチメントどころか 展示動物の飼養及び保管に関する基準も満たしてないレベル。
水が殆どないor 汚い。
殆どの動物達は暑い中水も僅かor汚い 檻の中にひたすら「置かれてるだけ」
菌が増殖しているのは確実。
緑色で泡立ち苔の生えた水場で カピパラ達。
土の地面に溜まった水を飲んでいた鳥。
まぁ宣伝用の動画すら、水が汚い始末ですからね。
この調査をした方が実態を暴露した後は、
さすがにまずいと思ったのか、市原ぞうの国は水を入れ換えていました。
市原ぞうの国は過去、この水が原因で、ゾウを殺した可能性があります。
2021年5月16日に、アジアゾウの
プーリー(30才メス)とミニスター(35才メス)が亡くなりました。
他にも、ゆめ花(14歳)、りり香(7歳)、マミー(20代)、ミッキー(40代)も
「食欲低下」「水分補給できない」「排便できない」「腹部拡張」などの体調不良となりました。
プーリーは、ゆめ花とりり香の母親です。
プーリーとミニスターの死因は、細菌による腸炎でした。
LIAのヤブキさんによると、水が汚染されていた可能性がある、とのこと。
15:15くらい。
水に菌やウイルスがわいてて、そこからやられた可能性があるらしいです。
先ほどの水の汚さから見て、かなり信ぴょう性は高いでしょう。
市原ぞうの国では、これ以前にも不審死があったようですが、その際は「原因不明」で片付けたそうです。
その反省を生かすことなく、またゾウを殺したということです。
少なくとも、市原ぞうの国のずさんさが、プーリーとミニスターを殺したと言っても過言ではありません。
動物園は、無実の野生動物たちの監獄、収容所です。
不自然 かつ 狭い環境に閉じ込められた動物達は、ストレスや欲求不満から、精神に異常をきたし、異常行動を行います。
どの動物園でも見られますが、もちろん市原ぞうの国も例外ではありません。
上の動画を見れば、ゾウが同じ場所を行ったり、来たりを繰り返しているのが分かります。
動画のゾウは、冒頭の映像で殴られた子象の隣にいた、母親「マミー」です。
ストレスや精神異常からくる、野生下では見られない、
動物園・水族館特有の行動を、「異常行動」といいます。
その中で、目的を持たない同じ行動を繰り返すものを「常同行動」といいます。
さらに、常同行動の中で、同じ場所を同じ速度で歩き続けるものを、「ペーシング(常同歩行)」といいます。
マミーは、常同行動のペーシングを行っていたのです。
つまりは、精神異常を抱えてるということですね。
言うまでもなく、異常行動は動物園で飼育されている事が原因であり、
この事実は、動物園側ですら認めていることです。
こちらも市原ぞうの国のゾウの異常行動です。
象のテリ-が、鼻を揺らし続ける異常行動を行っています。
この異常行動を、トランクスイングと言います。
テリ-はかなりひどい症状で、柵に頭を打ち付けたり、ショーでもないのに足の位置が台に乗る位置に固定されてしまっています。
これは市原ぞうの国で撮られた画像です。
この象が悲しげな表情をしていることがお分かりいただけますか?
これらを支えているのが、我々日本人です。
市原ゾウの国に行くのをやめましょう。
そして、サーカス、動物園、海外の乗り物など、動物を利用した娯楽を支援するのはやめましょう。
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