日本ハムグループのトラックがバスと正面衝突 | チロ・ツグミ・メリー・マフユと 動物問題 ~ ヴィーガン ~

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愛猫チロとツグミ、愛犬のメリーと暮らしています。
主に、動物問題について書き記します。
超偏食&料理経験なしでしたが、畜産の悲惨な実態を知ってから、ヴィーガンになりました。

6月18日に北海道八雲町で、バスとトラックが衝突する事故がありました。

 

トラックがセンターラインをはみだし、正面衝突。

 

直後、トラックの中から何かが飛び出しています。

 

豚です。

 

トラックは、豚を乗せ、と殺場へ向かうトラックだったのです。

 

事故の影響か、足を引きずって歩く豚の姿も見られました。

※ただし、もともと脚弱だった可能性もあります。

 豚たちは品種改良で体を改造されているため、脚弱になりやすい。

 

 

この事故によって、5人が死亡と報道されています。

 

対して、豚の死亡数は全く報道されていません。

どうせ殺す豚の事など、どうでもいいのでしょう。

 

 

このような事故は度々起きており、

今年の2月にも、山口県岩国市でと殺場行きのトラックが横転し、豚が路上に投げされたり、死亡したりしています。

 

豚を積んだ大型トラックが横転 

 

 

 

今回の北海道の事故のトラックは、日本ハムグループの養豚場「日本クリーンファーム」であることが分かりました。

 

****************引用****************

 

渡島管内八雲町の国道で都市間交通バスと衝突したトラックは、日本ハムグループの養豚会社「日本クリーンファーム」(青森県おいらせ町)の車両だった。

 

死亡した運転手梶谷誠さん(65)が勤務していた同社道南事業所(八雲町)によると、梶谷さんは事故当時、同管内七飯町の農場から八雲町内のと畜場に豚30頭を輸送している途中だった。

 

ホームページによると、同社は国内最大規模の養豚会社で、道南事業所のほか、網走市、青森県、宮崎県の3カ所に拠点を設け、年間約62万頭の豚を出荷している。

 

****************引用終***************

 

 

 

そこで今回は、PETAが暴露した「日本ハムの養豚場」について振り返りましょう。

 

今回の事故を受けて、一部に「豚さんが可哀相」などとコメントしている人がいますが、

今回の事故がなかったとて、そもそも普段からあなた方が食べる豚肉のせいで、

あなた方が貪るシャウエッセンのせいで、豚たちがどんな目にあっているかを自覚しましょう。

https://www.nipponham.co.jp/seq/

 

 

それでは、まず2021年9月に公開された、日本ハムの養豚場の映像です。

 

従業員たちは、子豚の耳を乱暴につかんで持ち上げたり、


投げたりしています。

 

倫理観のない従業員たちが、自分達の仕事を手早く終わらせるために行っているのでしょう。

 

 

 

 

また 従業員たちは、子豚の尻尾を麻酔なしで切り落とし、

 

麻酔なしで去勢を行っています。

 

ブタの陰嚢を切り、指で睾丸を引っ張る作業を、麻酔なしで行うのです。

これらの子豚への虐待行為は日本ハムに限った話ではなく、豚肉の生産で一般的に行われていることです。


しかし 日本ハムがひどいのは、この虐待行為を母豚の目の前で行っているということです。

母豚は閉じ込められているため、どうすることもできません。

無意味に子豚への虐待を目の前で見せられ、ただただ精神的苦痛を受けさせられるのです。

 

 

繁殖豚である母豚たちは、人工授精によって妊娠させられ、

その後、妊娠ストールや分娩ストールという狭い檻に監禁されます。

 

母豚たちは、体の向きすら変えられないこの小さな檻に閉じ込められ、生涯の大半を送ります。

 

排泄も食事も寝る時も、

 

子豚を授乳する時も、ずっとこの狭い檻の中です。

 

この母豚の監禁行為は日本ハムに限った話ではなく、豚肉の生産で一般的に行われていることです。

 

この母豚は、鉄柵を狂ったようにかじっています。


閉じ込められて精神を病んでしまった母豚に見られる異常行動です。

 

従業員たちは、閉じ込められた母豚たちの背中や腰を、金属製の器具で殴打しています。

 

閉じ込められた母豚たちは、運動不足になり筋肉が弱っていきます。

筋肉が弱ると、起立したり横たわったりするのが難しくなるため、

このように殴って強制的に立ち上がらせ、最小限の運動をさせるのです。

 

殴られた母豚たちの背中や腰には、痛々しい傷跡が残っています。

 

 


 

この母豚は、脱肛で苦しんでいます。

脱肛は直腸、膣、子宮が外に出てしまう疾患で、治癒しなければ死に至ります。

豚肉の生産ではよく見られる症状です。

 

 

病気やケガをした子豚や、発育が悪く利益にならない子豚達は、従業員によって殺されます。

殺し方は主に2つあります。

 

1つ目は、心臓に消毒薬を注射して殺す方法です。

消毒薬注射は、息が絶えるまで極度の苦痛を味わいます。

 

この子豚は、注射後 5分間にわたりもがき続け、死にました。

消毒薬注射による殺処分は、豚肉の生産で一般的に行われていることです。

 

2つ目は、コンクリート床に子豚の頭を叩きつけて殺す方法です。

 

狂っているとしか言いようがありませんが、これも日本ハムに限らず、豚肉の生産で一般的に行われていることです。

 

頭を打ちつけられたからといって即死できるわけではなく、この子豚は1時間後も、もがき苦しんでいました。

 


 

殺された豚たちは、ゴミのように捨てられます。

 

これも日本ハムに限らず、豚肉の生産で一般的に行われていることです。

 

 

 

説明してきた通り、最初の子豚の耳を掴んだり、放り投げたりすること以外は、

日本の豚肉の生産では必要な工程となります。

そして、子豚の耳を掴んだり、放り投げたりすることに関しても、やっている所ではやっているのでしょう。

子豚に配慮したところで、彼らの給料は変わりません。

 

元々が暴力に満ちた現場。

 

動物を物として扱う現場です。

効率よくやりたい、早く仕事を終わらせたい。

その気持ちが倫理観を上回る人間が大多数、注意する人もいないとなれば、

子豚の耳を掴んだり、放り投げたりすることが日常化しても何もおかしくありません。
 

 

 

 

続いて、2022年4月に公開された、2つ目の動画です。

 

 

先ほど、床に子豚が叩きつけられて殺されるという話をしました。

 

この動画では、その中でもひどい実態が流れています。

 

 

ご覧のように、母豚の後ろで子豚を殺しているのです。


 

 

 

 

この従業員は、母豚の目の前で子豚を連れ去っています。

 

妊娠ストールで拘束されて、身動きができない母豚は、従業員に向かって鳴いています。

明らかに母豚は、やめて、と叫んでいます。

 

しかし、その声が届くはずはなく、従業員は母豚の真後ろで子豚の叩きつけを行いました。

 

母豚は振り返ることができないので、子供が何をされているのか見ることはできません。

 

しかし、これまでの子豚たちへの仕打ち、自分への仕打ちを考えれば、ひどい目に合わされていることはある程度の予想はついているのでしょう。

 

 

また、こちらも先ほど書いた通り、

叩きつけられた子豚たちの中には、1時間経っても死にきれず、もがく豚もいます。

 

右の子豚は、上と下の写真では足の位置が違うでしょう。もがいているからですね。

 

 

こちらも左の子豚の足の位置が違うのが分かるでしょう。


 

ぜひ、あなた自身が頭を打ちつけられ、1時間以上 死にきれずもがき苦しむのを想像してみてください。


 

殺された子豚たちはゴミとして捨てられますが、

 

捨てられた子豚の中には、足がピクピクと動いている子もいます。

 

生きたまま捨てられたのです。


 

 

 

そして最後に、2022年7月に公開された、3つ目の動画です。

ちなみに私は、この動画をシェアした記事を、アメブロ側に削除されました。

 

 

まるでキャッチボールをするかのように、放り投げられる子豚。

 

乱暴に扱われ、鳴き叫ぶ子豚。

 

すでに豚が中にいるにも関わらず、箱に放り投げられています。

 

隣りのコンテナに移動させるだけにも関わらず、わざわざ耳を持ち、放り投げる従業員。

 

 

かなり大きめの子豚であっても、容赦なく投げつけています。

 

 

 

こちらは、消毒薬注射により殺された子豚たちの死体の山です。

 

こちらは、母豚が顔面から殺虫剤をふりかけられているシーン。

病気の予防などのためにやっているのでしょうが、殺虫剤自体が有毒です。

これでは目に入ってしまうでしょう。

 

そしてこちらは、母豚を起立させるために、金属製の器具で母豚の背中や腰を叩いているシーンです。

 

 

 

ひたすら、拘束と暴力の日々。

 

自由になれるのは死んだときだけです。

 

 

いかがでしたか?

これが、日本の大手企業、日本ハムの実態です。

 

 

しかし何度も説明した通り、これは何も日本ハムが特別ではなく、

ほとんどが日本の豚肉の生産方法そのものです。

 

今回の事故を受けて、日本ハム不買というハッシュタグをつけている人を見かけましたが、

日本ハムを不買すればいいとかそういう問題ではありません。

 

豚肉を不買しなければ、事故による死亡も、豚肉の生産における虐待もなくなることはありません。

 

 

むしろ、日本ハムは2030年までに妊娠ストール廃止を掲げています。

こういう約束はいくらでも反故にできますので、本当かどうかは分かりませんが、

もし実行すれば、養豚業界としてはまだマシな企業になるでしょう。

 

 

とはいえ、妊娠ストールだけを廃止したところで問題はほとんど解決しませんけどね。

 

妊娠ストールを廃止したから、

豚の麻酔なしの尻尾切り、去勢や、

利益にならない子豚の消毒薬殺処分、床への叩きつけによる殺処分が虐待にならないとでも思います?

 

そんなわけがないですよね。

 

 

他にも、わずか生後6か月で殺される事や、品種改良による豚への体の負担などは、

どれだけ福祉を整えたところで解決することはありません。

 

どんなに豚に優しい生産者がいたとて、その人は生後6か月で豚を殺し、役に立たない豚を殺し、品種改良された体で苦しむ豚を利用して金儲けをしているのです。

 

 

ストールフリーになれば問題解決ではありませんし、

日本ハムの製品を不買すればいいとか、そういう問題ではありません。

 

豚肉を食べることをやめない限り、どうあっても動物虐待は起こります。

 

 

今回の事件を受けて、「より一層感謝して頂こうと思った」とか「食べることが供養になる」とかコメントする人で溢れていますが、

日本人がよく言う、感謝とか、頂くとか、供養とか、敬意とか、尊厳とかいった言葉が、

いかにバカバカしい言葉か、よく分かったのではないでしょうか?

 

これを見てもなお、感謝で正当化できると思うのであれば、あなたの倫理観はとうに壊れていると言えるでしょう。

 

 

 

肉からしか摂れない栄養はなく、タンパク質不足になるなど大嘘です。

 

・ 菜食の始め方

 

・ タンパク質は組み合わせが鍵

 

・ 人間の体と食べ物 

 

可哀相というのであれば、美味しいという欲だけのために豚を食べるのをやめましょう。

 

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