ラッコを軟弱化させる水族館 | チロ・ツグミ・メリー・マフユと 動物問題 ~ ヴィーガン ~

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愛猫チロとツグミ、愛犬のメリーと暮らしています。
主に、動物問題について書き記します。
超偏食&料理経験なしでしたが、畜産の悲惨な実態を知ってから、ヴィーガンになりました。

以下の動画をご覧ください。

 

動画のタイトルは

「水族館からラッコが消える!? 国内にあと3頭 なぜ激減?」

 

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SNSでも根強い人気を誇る水族館のアイドル・ラッコだが、実は、近い将来見られなくなるかもしれない。

 

その訳は、飼育数の激減。

ピーク時には、全国で122頭のラッコが飼育されていたが、現在、国内で見られるのは、わずか3頭のみ。

鳥羽水族館の2頭と、福岡市の水族館にいる、オスのリロ君だけ。

 

いったいなぜ、日本ではラッコが3頭まで減ってしまったのか。

飼育歴40年以上のベテラン、鳥羽水族館のラッコ担当・石原良浩さんに話を聞いた。

 

鳥羽水族館・石原飼育員

「アメリカの国内法で、野生のラッコが捕獲禁止されていることで、新しい血統を入手することができなくなってきた」

 

ラッコは、毛皮目当ての乱獲や、原油タンカー事故の影響などで減少したことから、絶滅危惧種に指定。

そのため、捕獲が禁じられ、輸入できず、繁殖もできなくなってしまった。

 

さらに、メイちゃんは5月で19歳と、人間なら80歳以上の高齢で、キラちゃんとリロ君は血のつながったきょうだい。

新たに繁殖することは不可能だという。

 

鳥羽水族館では、新しい個体を導入できる方法を今後、探っていきたいとしている。

 

****************引用終***************

 

 

これは1か月前の動画ですが、このように水族館は定期的に、

ラッコが水族館から消えると言って、国民を洗脳しています。

 

 

水族館からラッコが消えても何ともありません。

むしろ、ラッコにとっては良いことです。

 

 

1994年には122頭もいたラッコがいましたが、2022年にはわずか3頭になってしまいました。

繁殖技術があったにも関わらず、たった20数年でほとんどいなくなったのです。

 

そして、残りの3頭での繁殖は不可能ですので、このままいけばラッコが水族館からいなくなることは確定しています。

 

輸入に頼らなければ、水族館のラッコがいなくなってしまうのですから、

水族館では種の保存はできない、という証明でしかありません。

 

 

しかし、無知な国民は不安を煽られ、水族館からラッコがいなくなるのは良くないことだと刷り込まれていきます。

そして、何とかラッコを他所から手に入れることを正当化しようとしているわけです。

 

 

 

以下、tsugugoroさんのインスタの投稿によると、水族館はラッコが見れるように対応を検討している、とあります。

 

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何度も何度もラッコが水族館からいなくなる記事がでてくる度に、心配で内容を見てきましたが、いままでは水族館で新たに飼育する事はないと書いていました🦦

しかし今回は違います、水族館で見れるように対応を検討している、とあります!!!

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今まで公表せず、嘘をつき、裏で動いていた可能性もあります😡

過去40年、水族館の中でラッコを苦しめ、軟弱化し、赤ちゃんを殺し、移動を繰り返し、かわいいしか伝えられず、マスコット化し、食事も制限、、、。

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水族館、協会に、抗議します。

 

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どのような対応を検討しているのでしょうか。

 

1年前には、絶滅や保護という言葉を使って無知な国民を騙し、北海道にいる野生のラッコを拉致しようと目論んでいました。

 

現在その動画は非公開にされていますが、引用文が残っています。

 

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三重県の鳥羽水族館。

大人気の「メイ」がいることで知られ、ラッコブームの草分けともいえる場所。

 

しかし今、その未来が見通せなくなっている。

 

日本で飼育されるラッコの数は、ピークには122頭いたが、現在は、わずか4頭のみ。

なぜ、それほど減ってしまったのだろうか。

 

理由の1つは、輸入の禁止。

毛皮目当てで大量に捕獲されたことなどが理由で、ラッコは世界中で激減。

絶滅危惧種に指定され、輸入は原則、禁止となっている。

 

さらに、残った4頭も、繁殖能力の衰えや年齢の問題で、これ以上増やすことはできない。

輸入も繁殖もできない。

 

そんな中、北海道東部の沿岸にひと筋の光が差し込んでいる。

 

野生のラッコ。

 

千島列島周辺からやってきたとみられている。

 

繁殖も確認され現在、20頭になった。

 

このラッコを保護することで、国内での飼育・展示を続けられないか現在、検討が進められているという。

 

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絶滅という言葉で国民の不安を煽り、保護という言葉で国民を騙しています。

 

元々いなかった水族館のラッコに絶滅も何もありません。

元いなかった状態に戻るだけです。

ラッコは野生動物です。

 

 

保護などと謳っていますが、これはただの捕獲、拉致です。

 

当たり前ですが、野生として生きているラッコが、人間に捕らえられることなど望んでいません。

捕獲されれば、自由に海を泳いできた日々は終わりを告げ、

水族館の狭い環境で飼育され、ストレスを感じながら一生を過ごさなければなりません。

 

ストレスや、飼育環境が合わないことが原因で病気になることもあります。

 

イルカの場合、ストレスや飼育環境が合わないことから、すぐに病気になるので、薬漬けにされていることが判明しています。

 

 

繁殖はまるで上手く行っておらず、繁殖させては死なせる、ということを繰り返しています。

 

 

おそらく、ラッコも同様でしょう。

 

水族館に行く方がよほど命の危険があります。

ニュースでは、野生のラッコを一筋の光などと語っていましたが、ラッコ側からすれば絶望の暗雲が立ち込めています。

 

決して、保護ではありません。

水族館のビジネスのために、捕獲、拉致するのです。

保護という聞き心地の良い言葉を使うことによって、さも良いことをしているかのように思わせているのです。

 

 

 

先ほどのtsugugoroさん投稿にありましたが、

水族館自身が、水族館の欠陥を語っておりました。

 

水族館で生まれたラッコたちはエサを与えられる生活しか知らない、いわば "温室育ち" 状態だったともいえます。

世代が変わるにつれて、野生の感覚が失われたり、妊娠しても流産してしまったり、母乳が出なかったり・・・。

様々な要因が重なった結果として受け止めています。

 

これは水族館が種の保存になりえない、水族館の欠陥を語っています。

 

 

野生とは程遠い、狭く不自然な環境で、エサが勝手に出てくる状況で飼育されたラッコたちは、

世代を変えるごとに軟弱化していき、繁殖能力を失っていきます。

 

そして、そもそもですが、こんな状況で飼育されたラッコを野生に戻すのは不可能です。

 

『どうぶつ奇想天外!』(TBS)のディレクターを12年以上務めた、

動物ジャーナリスト佐藤榮記監督は、以下のように語っています。

楽しさから正しさへ | チロ・ツグミ・メリーと 動物問題 ~ ヴィーガン ~ (ameblo.jp)

 

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野生動物がいる場所ごと保護するのが種の保存。

DNAだけ保護したって意味ない。

 

この間、井之頭のペンギンが増えてるっていうから担当者に

「じゃあ現地で絶滅危惧種になったペンギンが、動物園で増えて、現地に戻せるのか?」

と聞いたら、「絶対戻せない。」と言った。

 

なぜなら、生まれてから1匹も魚を獲ったことがなく、死んだ魚しか食べてこなかった。

だから、海の中に入ることもできなければ、魚も獲れない。

 

「じゃあ、それ種の保存じゃないじゃないか。むしろ、野生から捕獲してる分、減らしてるだけじゃない。」

と言ったら、飼育員は「確かにそうですね。」と言っていた。

 

 

種の保存でいえば、かつて日本はラッコの繁殖がうまかった。

1990年当初は、日本の水族館、動物園に122頭のラッコがいた。

それがわずか20数年の間に、今4頭になってしまった。

 

そして、その4頭は絶対に増えない。

なぜなら、この絶滅危惧種のラッコを3つの園館で飼ってて、唯一2頭飼ってるところはメスとメスだから。

 

だから、種の保存なんて化けの皮がはがれてきていて、種の保存なんて言えないようになってきている。

 

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種の保存は場所ごと保存しなければ意味がありません。

 

仮に水族館での繁殖が上手くいったとて、水族館で育ったラッコを野生に戻すことはできません。

 

水族館の主張を真に受け、水族館は種の保存施設だと思い込んでいる人が多いですが、

水族館で種の保存など、もともと不可能なのです。

236 神戸市立須磨海浜水族園(190308/兵庫県神戸市

 

 

日本の水族館は、繁殖が上手かったはずのラッコですら、水族館内で飼育し続けることに失敗しました。

63 箱根園水族館(180606/神奈川県箱根町)

 

 

水族館は種の保存施設でも、研究施設でもなく、

人間が、一時の非日常を味わうための、娯楽施設でしかないということです。

 

 

教育施設などという人がいますが、

このような不自然な狭い環境に閉じ込め、ただ目の前で動く姿だけを見て、一体何を学んでいるというのですか?

動物が苦しんでいることや、常同行動すら理解できていない人たちが、何を学び取る力があるというのでしょうか?

 

水族館に行くことで、ぜひあなたが何を学んだか、子供が何を学んだか言ってみてくださいよ。

あと水族館に行かなかった子供は教育がなされていないとでも言うつもりですか?

 

実際はただ、目の前に珍しい動物、可愛い動物がいるのを見て、興奮しているだけの話であって、

それを教育とか学びとかいう曖昧な言葉に置き換えているだけでしょう。

 

 

20頭まで繁殖しているのだから、その状態のまま見守っておけばいい話じゃないですか。

なぜ、捕らえる必要がある?

 

それは、希少なラッコを飼育展示すれば儲かるから、ラッコの飼育ノウハウがなくなるから、見に行く人が寂しいから。

人間都合、人間の欲のために、ラッコが無理やり捕らわれようとしています。

 

 

 

ラッコは、毛皮のために乱獲され、絶滅が危惧されています。

 

 

 

IUCN絶滅危惧種レッドリストは、9つのカテゴリーがあり

 

①未評価(NE)

②データ不足(DD)

③低懸念(LC)

④準絶滅危惧(NT)

⑤危急(VU)

⑥危機(EN)

⑦深刻な危機(CR)

⑧野生絶滅(EW)

⑨絶滅(EX)

 

と評価されます。

⑤~⑦が絶滅危惧であり、⑧と⑨は絶滅になります。

 

 

ラッコは、⑥危機 に指定されています。

 

 

なのでアメリカでは、野生のラッコの捕獲は禁止されています。

 

 

 

種の保存をしたいと言うなら、毛皮を買わないこと、そして毛皮を買わないよう啓発することです。

水族館なんかで捕獲したところで解決になりません。

 

しかし、水族館もメディアもそのような啓発はしません。

彼らの目的は種の保存ではなく、金儲けだからです。

 


 

毛皮の生産は残酷です。

 

 

以下は、アザラシの毛皮の実態。

毛皮のために、アザラシが人間に殴り殺されます。

 

 

毛皮の生産は、どれも最悪です。

 

ラッコも同様でしょう。

 

 

この残酷さだけでも啓発する必要がありますが、金にならない事を水族館もメディアもやらないのです。

 

 

水族館は、利益だけが目的の娯楽施設です。

 

水族館に行くのをやめましょう。

 

 

昨日は、「海のいきものを守ろう@東京マーチ」があったそうです。

串田議員も参加し、スピーチされていました。

 

犬猫や神事系に反対する議員はちらほらいますが、こうして水族館の動物のために動く議員はなかなかいませんね。

 

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