本日3月29日は、ハニーの命日です。
ハニーは孤独のまま水族館で死んでいった、水族館の犠牲者の象徴として語られるイルカです。
2005年に、ハニーは追い込み猟により捕らえられました。
家族は食用のために殺されました。
ハニーは生け捕りにされ、水族館に売られました。
捕獲時点ですでに妊娠しており、その状態のまま、16時間も拘束されたまま、トラックで運ばれました。
※上記3つの動画はイメージです。実際のハニーの映像ではありません。
生まれてきた子供はマリンと名づけられましたが、環境に適さない水族館での飼育のため、ハニーよりも早くにマリンは亡くなりました。
以下は、生前のハニーの姿です。
ハニーは、水族館の展示と、イルカショービジネスに利用されました。
水族館の環境に合わないイルカたちは、次々と死んでいき、
ハニーと、ビィーという名前のイルカの2頭だけになります。
2頭は、このにごったプールに閉じ込められ、展示、ショーをさせられました。
https://animal-liberator.net/animal-liberator/171203-inubozaki_improvement/
水質検査の結果、魚は生きていけないレベルの水質だったそうです。
また、2頭は異常行動を繰り返していました。
餌を口に入れたり、出したりしています。
そして2017年12月、ビィーまでもが急死してしまいました。
ビィーは20年以上、この狭いプールに閉じ込められ、その生涯を閉じました。
ビィーが死に、ハニーは1人きりになります。
にごったプールが拡散され、クレームが相次いだ犬吠埼マリンパークは、水質を改善しました。
そして、2018年1月。犬吠埼マリンパークが経営破綻。
吠埼マリンパークは、閉鎖を決定しました。
2018年1月25日、閉鎖3日前のハニーの映像です。
背中がボロボロになっています。
ハニーは閉鎖後も、このプールで1人きりで閉じ込められ続けました。
経営者が、ハニーの引き取り手を探して、少しでも金を得るためです。
こちらに2018年3月の映像があります。
それからさらに2年後。
2020年2月29日の映像です。
背中にえぐれたような傷があるのが分かります。
そして、2020年3月29日。
ハニーは孤独のまま、犬吠埼マリンパークの屋上のプールで死亡しました。
様々な活動家が裏で動き、ハニーを救い出そうとしましたが、叶いませんでした。
イルカは本来群れで暮らす生き物ですが、このような狭いプールに2年間も一人ぼっちで閉じ込められ、地獄の日々だったことでしょう。
ハニーは、水族館の犠牲者の象徴です。
今もなお、日本の水族館に約500頭のイルカが閉じ込められ、苦しんでいます。
水族館で苦しんでいるのはイルカだけではありません。
1つの水族館ですら、数十匹、数百匹の海の動物達がいます。
その動物達が、何十年も狭い水槽で閉じ込められ続け、ただ息をするだけの生活を送っています。
水族館によっては、1日中ベタベタと触られ続けています。
病気になっても展示されたり、
常同行動で体が曲がってしまったり、
飼育員・従業員は各個体の状況をほとんど把握していなかったり、
沢山いる方が迫力があるといった理由だけで、狭い水槽に何匹も詰め込む事が多々あります。
水族館という場所がいかに残酷なのか、いかに何も学べない場所なのかを、ハニーから学習しなければなりません。
ハニー追悼アクションとして、
3月25日から4月8日までの間、全国でハニーの街頭アクションが行われています。
こちらは3月26日に行われた、なんママさんのハニー追悼アクションのレポートです。
イルカのハニー追悼アクション🐬
— 🌎️あや乃🌍 (@nananakoume) March 26, 2023
雨で人もまばらですが、子供たちはパネルを見てくれます🐬4人でマイクやパネルを掲げてます。#イルカのハニーを忘れない pic.twitter.com/HQVc0bF7c2
そして命日である本日は、オンラインアクションが企画されています。
#イルカショーに行かないで
をハッシュタグにして、SNS等で発信してくださいとのこと。
特にTwitterでは、夜8時から10時までの2時間を追悼タイムとして集中的に投稿&RTをお願いします。
とのことです。
画像は以下のものを利用してもよいそうです。
自分のため、自分の子供のためだけに、動物の一生を犠牲にしないでください。
水族館に行くのをやめましょう。
※リブログ、SNSなどへのシェア、引用は、ご自由にお願いします。 確認は不要です。