現在、日光さる軍団のこちらの動画が大炎上しています。
猿回しの公開調教の映像です。
動画の開幕でいきなり、険しい顔をしながら、猿の肩をドンと押す女性芸人。
この猿はお辞儀をする芸の際に、正面ではなく、横を向いてお辞儀をしていました。
それが気に入らない芸人は、「違う」と言いながら小突きました。
その後、首を乱暴に持ち上げて元の位置に戻します。
この際、猿は嫌がって鳴き声をあげます。
その後も、猿を叩いたり、
首元を引っ張ったり、
こめかみをグリグリするなどの虐待を行っていました。
猿の悲痛な鳴き声が響き渡っていました。
別角度の動画をアップされている方もいました。
この猿芸人さん普段からお猿さんに虐待してるみたいですね
— ぽてち (@FriendPlece) February 6, 2023
お猿さんが本当に可哀想です#日光さる軍団 #虐待 pic.twitter.com/7Pi4zLE0Tl
1:01頃には、猿の首元をつかみ、
そのまま舞台裏に乱暴に運んでいきました。
最後は、自分を見て騒ぐ撮影者を睨んでいるような様子もありました。
この女性芸人による調教が虐待だとして、動画は大炎上したわけです。
これを受けて、日光さる軍団の代表、村崎太郎氏が謝罪文を公表しました。
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昨日より一部SNSにて、弊社の芸人の動画が拡散され、
これは虐待ではないか?とお騒がせしております件で、
まずは、弊社の芸人のとった行動で多くの方に不快な思いをさせてしまった事につきまして深くお詫び申し上げます。
社内で調査した所、当該芸人のとった行動に関しては、弊社で指導している内容とは大きくかけ離れた行動になっていた事を確認し、
現時点で速やかに芸人と猿との接触をさせない処置をとりました。
また私自身も本人から事情聴取し、
当日、新しい芸に挑戦したが思い通りにならず、感情的になってしまいあの様な行動に至ったということを確認しております。
この事に関しましては、猿と共に生き、共に芸をする関係において、
指導以上のこのような突発的な行動が許されるものではないという事を、伝えきれていなかった私の指導不足と痛感し、重ねてお詫び申し上げます。
弊社では、猿のトレーニングに関しては、現段階でも多方面な視点をもって日々検討を続けておりますが、
人間よりも小さな動物と向き合う時には、力をもって制するのではなく、
自分を猿の立場におき、自分が猿になれと常日頃指導しております。
今後日本の伝統芸能猿まわしを継承していくにあたり、現代のグローバルスタンダードを意識し、猿のトレーニングに留まらず、
野生動物であるニホンザルと人間が共存共栄していくという事について、
内部だけでなく、外部からのご意見にも耳を傾け、さらに社内浄化システムの確立をしていかなければならないと心から思っております。
今回のことを教訓に、不快な思いをさせるのではなく、心からおさるの芸を楽しんで頂ける努力を一層して参ります。
日光さる軍団 代表 村崎 太郎
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感情的になってしまい、あの時だけそういう行動をとったという風にとれますが、まぁそんな事はないでしょう。
虐待が表に出てくるときは、必ず裏で日常的に行われているときです。
日常化し、歯止めが利かなくなり、表に出てくるのです。
たまたま1回だけ虐待を行った場所が、人目に触れる公開調教の場でした、なんてことはありえないのです。
あと代表の村崎太郎氏はまるで、調教では暴力はしない風な事を言っていますが、
この太郎氏自身が、猿に暴力を奮っていた過去があり、写真まであるようです。
猿回しを復活させた本人が、徹底的にゲジ(折檻)をしないとサルは人間のいうことを聞かないと書かれていますから…。主従関係を確立する儀式があるのは東南アジアのゾウと同じではないでしょうか。若かりし太郎氏がジローを押さえつける写真も載っています。
— PEACE 命の搾取ではなく尊厳を (@animalsPEACEnet) February 6, 2023
村崎義正「猿まわし復活 その調教と芸」 https://t.co/guxAir6Edq pic.twitter.com/abppDW8uWh
村﨑義正という人物は、猿まわしを復活させた人で、村﨑太郎の父親です。
村﨑義正は、「猿まわし復活 その調教と芸」という本を出し、
そこには、
「やさしくいたわっていたら、猿は絶対に芸をしない。
徹底的に、折檻(せっかん)をしないと、人間の言うことをきかない。」
と、義正が太郎に教えていたと書いています。
太郎氏が猿のジローを押さえつける写真が載っていたようです。
村﨑義正は、「猿を地面に押し倒して、背中を噛む」という独自の調教方法をあみだした人物だそうです。
調教師が猿に対して「人間が優位の立場にあること」を示すために行います。
つまり調教というのは、動物が人間より下であることを知らしめることであり、そこに虐待はつきものだということです。
ところで皆さん、日光さる軍団といえば、
2013年に、ラジコンで猿を引っ張りまわすという虐待を行っていたのをご存じですか?
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フジテレビ系バラエティー「ほこ×たて」(日曜午後7時)の20日放送分で不適切な演出があったとして、
同番組の27日以降のレギュラー放送を休止している同局が
28日、指摘された「動物虐待疑惑」が事実だったことを日刊スポーツの取材に対して明らかにした。
疑惑は、番組出演者でもある模型メーカー勤務の広坂正美氏が指摘して発覚した。
広坂氏は23日に勤務先のHPに同番組についての告発文を掲載。
20日放送の同番組で捏造(ねつぞう)があったと記す中、
昨年10月21日に放送されたラジコンと猿との対戦にもさかのぼり、番組側による動物虐待疑惑も告発。
「猿がラジコンカーを怖がって逃げてしまうので、釣り糸を猿の首に巻き付けてラジコンカーを引っ張り、猿が追い掛けているように見せる細工をしての撮影でした」。
フジテレビは、同疑惑についてこの日、調査途中とした上で、事実だったとし
「動物に大変配慮の欠けた行為に深く反省しています」とコメントした。
また、11年10月にも、タカがラジコンカーを追いやすいように、広坂氏に「ゆっくり走って」と要求していたことも事実とした。
同番組については、20日放送の2時間スペシャル「絶対命中スナイパー軍団VS絶対逃げるラジコン軍団」で、3人のスナイパー(狙撃手)とラジコンボート、ヘリコプター、カーの3台が対決。
収録では1番手のボートが3連勝し、ラジコン軍団の圧勝だった。
しかし、放送では番組側の演出で「接戦」に捏造されていたと広坂氏が告発。
24日にフジテレビが事実関係を認めていた。
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当時流行っていた「ほこ×たて」という番組。
「どんなものでも燃やすバーナー VS 絶対に燃えない板」
というように、絶対に○○と謳うものどうしを対決させ、
芸能人はどちらが勝つかを予想し、VTRで検証の様子を見て盛り上がるという内容で、当時は私もよく見ていました。
しかし、この番組はやらせを行っていたことが発覚し、番組が打ち切りになります。
それが、この「絶対に捕まえられる猿 VS ラジコンカー」です
猿がラジコンを追いかけているように見えますが、
実はこれ、見えない釣り糸を猿の首に巻き付け、
それをラジコンカーで引っ張りまわして、追いかけているように見せていただけなのです。
現実は、この赤色と黄色の服を着た猿のように、ラジコンを怖がって追いかけないからですね。
なので、無理やり引きずり回して、番組を成立させようと、猿虐待に及んだのです。
日光猿軍団の調教師は、これを黙認していただけでなく、涙を流す芝居まで行っていました。
ラジコンカー側の出演者がこのやらせを告発し、番組は打ち切りとなりました。
撮影時は2回ぐらい大げんかした。このひどいやり方では必ず問題を起こすと思っていた。と述べたそうですが、本当かどうかは分かりませんね。
本来ならこの人が動物虐待を告発をすべきだったのでは?
また、日光さる軍団は、野生のニホンザルの子供を連れてきています。
日光さる軍団では、群れからはぐれたニホンザルの小猿や、鳥獣駆除の際に捕獲された小猿を保護し育成しています。
一年を通して全国の猟友会や市役所など関連組織から連絡を受け保護に向かいます。
とHPにあります。
群れからはぐれたニホンザルの小猿を捕獲していると言っていますが、こんなの本当かどうか分かりませんよ。
しかも、猟友会が関わっているわけですから、
猟師が子猿だけをあえて捕獲したり、親だけ殺して子供を連れて来ることなんてことは十分に考えられます。
そもそもですが、調教に虐待はつきものだという事を日本人はもっと学ぶべきでしょう。
例えば、サーカスの熊の調教。
サーカスの熊は調教により、二足歩行を強制されますが、
その方法は、上から首を吊り、二足歩行をしないと窒息してしまうという方法がとられます。
例えば、動物園やサーカスの象の調教。
ゾウは、尖った金属爪のついた器具「ブルフック」で叩かれたり、
鋭利な「ドリル」という器具で突き刺されたりして、調教されます。
これらの器具で、急所を突き刺されると、ゾウたちはすごい痛みになります。
以下は、市原ゾウの国のパフォーマンス中の映像。
調教師がブルフックを持って大きく振りかぶり、思いっきり象の頭を叩いています。
パーンという音が鳴り響き、ゾウが後ずさっています。
こちらの動画も、市原ぞうの国に調査に行かれた方が撮影したものです。
職員が子象の「ら夢」の額を、ブルフックで思いっきり叩いています。
ゴツンと音がして、ら夢は後ずさりました。
明らかに痛みを感じていることがお分かりいただけるでしょう。
こちらは2017年の木下サーカスのバックヤードの様子です。
ブルフックをかざし、象を脅しています。
例えば、水族館のイルカの調教。
野生のイルカは死んだ魚を食べません。
なので、 トレーナーたちは、イルカに死んだ魚を食べさせることから調教します。
こちらは日本の映像ですが、無理やりタオルで口をこじ開けられ、イルカが嫌がって鳴いている様子が見てとれます。。
こちらの画像は、完全な支配関係をどうぶつに擦り込むために、顔を踏んでいるシーンです。
先ほどの猿回しと同じ、人間が優位の立場にあることを示すために行っています。
水族館のイルカがトレーナーにジャンプをしてアピールをしたり、言うことをきいて芸をするのは、餌がもらえるからです。
トレーナーを好きだからではありませんし、信頼関係があるからでもありません。
こちらの動画は、太地くじらの博物館のイルカショーの様子です。
トレーナーを見てみてください。
イルカが芸をする度に、魚を口に放り込んでいる様子が観察できます。
魚をあげないと芸をしなくなるからです。
そして芸をさせるために、イルカ達を常に空腹状態にさせているのです。
これは、動物園の餌やり体験なども同じですよ。
客に餌やり体験をさせるために、動物達を空腹にしておくのです。
以上のように、どんなものでも、調教は常に虐待によって成り立っています。
それが猿まわしになった途端に、虐待は一切ない、なんてことはありえないのです。
しかし、猿まわしの虐待を調査する人が少なく、なかなか証拠が上がりませんでしたが、
まさか調教師自ら証拠を公開するとは思いませんでした。
今回の件を、この女性芸人だけの問題で終わらせるのではなく、
猿まわし自体が虐待であるという認識を持ち、
猿まわしに反対し、周りに広めていきましょう。
日本人は伝統という言葉ですぐに思考停止する人が非常に多いです。
アフリカなどでは「女性器を無麻酔で切除する」という伝統がいまだにあり、
激痛を味わい、完治まで何週間もかかったり、トラウマを抱えたり、死んだりすることもあるのですが、
それをあなた方は伝統だからといって支持するんですか?
女性の皆さんは、それをされる側の立場であったなら、伝統だからと言われたら納得するんですか?
虐待が前提の悪しき伝統など不要です。
日光猿軍団は、吉祥寺の駅構内通路「はなこみち」で猿回しを行っているようです。
京王百貨店キラリナ京王吉祥寺が管理している吉祥寺の駅構内通路「はなこみち」でも日光猿軍団の猿回しが行われているとの情報をいただいています。
— PEACE 命の搾取ではなく尊厳を (@animalsPEACEnet) February 6, 2023
京王グループにも貸さないようにメールをお願いできないでしょうか。ニホンザルは特定動物でもあります。https://t.co/Hsp57AMrYL pic.twitter.com/oDRk2JUJJA
PEACEさんが、管理者している京王グループに場所を貸さないようにメールしてほしいと、メールアクションを募集されています。
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