凍える寒さのなか募金に連れてこられる盲導犬 | チロ・ツグミ・メリー・マフユと 動物問題 ~ ヴィーガン ~

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愛猫チロとツグミ、愛犬のメリーと暮らしています。
主に、動物問題について書き記します。
超偏食&料理経験なしでしたが、畜産の悲惨な実態を知ってから、ヴィーガンになりました。

以下は、1月11日の名古屋名鉄デパート前の様子です。

 

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今朝11日の名古屋の気温は、氷点下。

そんな凍える寒さのなか、盲導犬の募金に連れてこられ、地獄に耐えるアピール犬と呼ばれる、ラブラドールレトリーバー。


寒い方が、過酷な方が、同情を貰えて募金が増える、分かりやすいヤクザ商法。

 

道ゆく人は、寒い中ありがとう。お利口さんだね。感謝します。と、なんの疑問も持たずに募金をする。

もしも自分の大切な犬なら、こんな寒い中、外には放置をしないでしょうに。
この時点で、虐待だと思うのだが。


盲導犬の事故は頻繁に起きております。
今や、GPSを使うなど、代替策も考えられるはず。


しかし、盲導犬には何億もの補助金が出ている、闇の利権ビジネスなのです。
みんなが、よってたかって、なんにも言わずに、知らないふりをして、盲導犬にたかっているのです。

 

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中部盲導犬協会支援センターによって、募金集めのアピールとして連れてこられた犬の様子が映っています。

 

この日の名古屋は、氷点下。

酷暑だろうと極寒だろうと、気候に関係なく連れまわされる、引退した盲導犬たち。

 

募金なら自分達だけでやればいい話なのですが、犬を連れまわした方が寄付金が集まるので、犬の事を考えずに連れまわすのです。

 

こちらは、12月14日の画像。

本日14日も、めちゃくちゃ寒い名古屋の名鉄前で

 

さすがに、最強寒波が来ている昨日などは、いなかったようです。

 

 

以下は、中部盲導犬協会支援センターの募金報告ページです。

 

毎月、概ね200万~300万の募金が集まっているようです。

直近の11月は291万。

なぜかは分かりませんが、4月は696万もありました。

ぼろ儲けですね。

 

 

盲導犬のシステムは、犬を奴隷にした助成金、寄付金便りのビジネスです。

 

盲導犬を使用者に貸与すると、使用者の住む地方自治体から、育成費として1頭につき約200万円が支給されます。

税金が使われています。

 

公金から育成費や補助金を得、その他にも寄付など莫大な収入があります。

某大手団体では、年度総収入を、その年度の盲導犬育成数で割ると、1頭あたり4000万円以上になったほどだそうです。

 

そして、パピーウォーカーに、最も手のかかる子犬時代の飼育をさせ、

餌代や医療費は、一部だけ負担する協会もありますが、基本的にはパピーウォーカーの負担です。

 

以下は、中部盲導犬協会のインスタグラム。

 

中部盲導犬協会は、盲導犬を1頭育てるのに約500万円程かかり、

そのうち約10%程は国や行政からの補助金、約90%は寄付や募金によって育成費をまかなっていると主張しています。

 

しかし、500万円の10%となると、50万円です。

1頭につき150万~200万円が支給されているはずです。

補助犬育成補助事業実施実態調査報告書にもありますし、徳島の盲導犬を育てる会のページにもはっきりそう書いています。

 

中部盲導犬協会は嘘をついているということなのでしょうか。

一体どういう計算をしているのか。

 

盲導犬の団体は、度々CMを流せるほど大儲けしています。

CMを流すことで、盲導犬は幸せ、盲導犬は必要、などといった嘘を我々に刷り込み、寄付を促し、普及を目指しています。

 

 

同様に、パピーウォーカーは、自分達が良いことをしている、社会貢献をしていると思い込んでいます。

特に子犬時代は、調教も行われていない普通の犬の飼育ですから、盲導犬の問題に気づくこともなく、

盲導犬批判をしている人に、「私が育てた犬を見にきてください」などとコメントするパピーウォーカーを度々見かけます。

 

しかし中には、自分の元を去った後の犬の様子を見て、目が覚める人もいます。

 

この記事を書いた佐藤まちえさんという方はパピーウォーカーを経験し、盲導犬に疑問を感じ、

目を反らさずひどい実態を目の当たりにされてきました。

 

この子が、佐藤さんがパピーウォーカーの時に飼育した盲導犬。

訓練中に撮影。

見ての通り、表情が激変し、激痩せしています。

 

佐藤さんは、これまで一度も楽しそうな盲導犬を見たことがない、とのことです。

 

 

盲導犬の犬種は主にラブラドール・レトリバー、

 

または、ゴールデンレトリバーです。

 

飼い主のいない犬を飼育しているわけではありません。

従順な遺伝子を維持するために、わざわざ繁殖犬を使って繁殖させています。

つまり、生体販売と同じで、殺処分される犬がいるにも関わらず、わざわざ犬を生みだしているのです。

 

 

盲導犬は一生のうちに、少なくとも5回も、飼い主を変えられます。

 

① 繁殖家庭(生まれる)

② パピーウォーカー家庭(人慣れ)

③ 盲導犬育成団体(調教)

④ 盲導犬のユーザー(労働)

⑤ 引退後の引き取り先

 

パピーウォーカーが途中で変わったり、ユーザーが途中で変わったりすれば、さらに飼い主を変えられる回数は増えます。

 

盲導犬に不向きと判断されれば、盲導犬としての運命を逃れることができますが、

良い子にすればするほど、従順であればあるほど、盲導犬に適正と判断され、飼い主に裏切られ続けるのです。

 

そして、適正と判断されれば、普通の犬として暮らすことができず、長い長い労働生活が待っています。

 

我慢ができる子ほど、さらなる我慢が待っているだけであり、非常に理不尽です。

 

 

盲導犬育成団体は、全国に11団体あります。


団体の訓練によって

 

排泄の制限、
鳴き・吠え・走り厳禁、
人や犬とのスキンシップ禁止

 

など、犬の本能を、訓練により全て抑えこまれます。

 

日本盲導犬協会の投稿には、楽しく訓練などとありましたが、本能を抑え込む訓練に楽しさなどあるはずがありません。

 

中には、体罰によって訓練を行う団体もあり

走行中の車の直前に犬を無理やり引き出すという、手荒な団体もあります。

 

また、運動場もなく、建物の1室にケージを2段積みして常時60頭もの犬を収容しているところもあります。

これはもはや、繁殖家と同じです。

 

 

ユーザーの元で行う仕事は、人助けという名の、延々と続く無償労働です。

盲導犬は大型犬にあたりますが、つまりは目が見えない人が大型犬の飼育を行うということです。

 

私は小型犬のメリーを飼っていますが、健常者の私ですら、犬の世話をするのは全然楽ではありません。

 

毎日2回の散歩、餌やり、週1回のお風呂、日々のスキンシップ。

日々、この「目」で毎日観察してるからこそ、普段と異なる微妙な変化に気づくことができ、対処ができ、健康管理ができます。

ここまでやってようやく、お世話、と言えるわけです。

 

動物を世話をするというのは大変なことなのです。

目が見えない人が、しかも大型犬の子を、しっかりきちんと世話できるとは到底思えません。

他の家族の方が面倒を見ていない限り、不完全な世話になっていると容易に推測できます。

 

私の知り合いのユーザーの方は、大切に世話している、体調が悪くないか毎日体を触って確かめている、

などというパピーウォーカーのコメントをよく見かけるのですが、

そんな一例を出したところで、やってる人もいればやってない人もいるのです。

 

健常者ですらろくに世話しない人がいるのに、目がみえなければ色々とずさんになる確率は圧倒的に高いでしょう。

 

 

2014年に盲導犬のオスカーに刺し傷のようなものがあり、飼い主が外に連れ出している途中に、誰かに刺されたのではないかと世間を騒がせました。

 

警察が必死に捜査するも、犯人は見つからず。

しかしその後、その刺し傷は実は皮膚病だった可能性が出てきたそうです。

結局、真相は分からずじまいのまま、刺し傷のようなものは治ったとのこと。

 

周りが大騒ぎしすぎたという問題が指摘されていますが、

そもそもとしてユーザーが刺し傷なのかどうかさえ判断できないことに問題があるのです。

 

そんな事も判断できないのに、どうやって適切な世話が出来るんですか?

まさに、ケアができていない例です。

 

 

2012年の1月、長崎県で失踪した盲導犬アトム号は、

ユーザーの排尿管理が出来ておらず、歩きながら排尿していました。

 

我慢の限界だったのでしょう。

長崎 Life of Animalのブログ

 

排尿すら制限される一生を強いられて、あなたは耐えられますか?

長崎 Life of Animalのブログ

悪気があったとしてもなかったとしても、まさにケアが出来ていない例です。

 

この証拠を撮られても「問題なし」としか言えない、九州盲導犬協会のいい加減さも明確となりました。

 

 

盲導犬は、ここまで不遇な思いをしているにも関わらず、

人によってはその大人しい性格を利用し、

 

指示に従わない犬を叩いたり蹴る、

排泄の後始末が面倒だから水や食事は最低限にする、

室内でも短いリードで繋ぐ、

散歩を一切させない

といった虐待を行う輩がいます。

 

中には、ストレス発散で虐待する輩もいます。

 

 

2017年10月8日。

埼玉県の駅のホームで、盲導犬を連れた男は犬を怒鳴り、蹴り上げました。

 

この男は、盲導犬にやりたくもない仕事を強制して、世話をしてもらっておきながら、

怒鳴りつけ、蹴り、虐待していたのです。

 

日常から暴力をふるっていたわけではない、と主張していますが、もちろんそんなわけがありません。

 

虐待が表に出てくるときは、必ず裏で日常的に行われているときです。

日常化し、歯止めが利かなくなり、表に出てくるのです。

たまたま1回だけ暴力を奮った場所が人目のつく駅のホームでした、なんてことはありえないのです。

 

 

この男に盲導犬を貸与していた、公益財団法人アイメイト協会は、人間側を完全擁護するコメントを発表しました。

 

盲導犬を蹴ったという動画について

 

盲導犬協会の本質がよく現れています。

 

 

盲導犬の虐待は頻繁に通報されるようで、叩く、蹴る、怒鳴る、八つ当たり。

ただでさえ我慢を強いられる一生にも関わらず、ストレス解消の道具にまでされるのです。

 

 

障害者全員が良い人だと思ったら大間違いですよ。

私は大学生の頃に、夫婦で障害のある方のサポートを、アルバイトで行ったことがあります。

お2人とも優しくしっかりした方でしたが、お2人がしきりにおっしゃられていたのは、

「日々障害者の人と接しているが、非常に常識のない障害者の方は多い」ということです。

 

多いか少ないかは主観によるものですが、

大事なことは、健常者か障害者かどうかと、良い人か悪い人かどうかは全然関係がないということです。

むしろ、障害がある分、健常者よりもストレスの溜まることが多いかもしれません。

 

自分の目となることを期待して犬を利用するわけですから、期待に反してそれがスムーズにいかなければ、イライラも募るでしょう。

あくまで目的は道具としての利用であり、飼育が目的ではありません。

そうなると、飼育を負担に感じる人もいるはずです。

飼育目的でペットを買う人ですら、簡単に考えてる人が後を絶たないじゃないですか。

それが飼育目的でない人が飼うわけですから。

 

犬好きでない人の依頼も多くあるのでしょう。

犬好きでないが、思い通りにいかず、飼育を負担に感じたらどういう行動に出るでしょう?

 

虐待が頻繁に起こる、というのは容易に想像ができる話です。

 

 

室内でも短いリードで繋がれ、散歩も一切させない輩もいる。

「走らせる必要はない、食事は1日1回」と公言する団体もある。

重く固いハーネスを背負っての仕事中は、排泄を我慢させるために飲み水も制限され、夏の日中に熱中症で倒れたケースもある。

 

盲導犬の尻尾は殆ど下がったまま。

 

盲導犬はストレスが多いので、同種の家庭犬より短命と言われています。
業界はこれに否定していますが、寿命データを公表しないので事実でしょう。

 

使用者には育成費の負担はなく、

万一犬が死んでしまっても、使用者は希望すれば早急に次の犬が貸与されます。

盲導犬5頭目という使用者もいます。

 

 

引退後も、現役中のストレスやケアの怠慢によって、
長年狭いケージに入れられていたための大きな座りダコ、
痩せすぎ、
重病発覚、
犬種本来の特性の欠如・回復不能
等々、痛ましいケースが後を絶たないとのことです。

 

 

一場面だけを切りとった、信頼関係、などといった曖昧なものを人間が感じたところで、

見えていないところでは、犬が我慢させられてばかりということを忘れてませんか?

 

表面だけの人間目線の判断は、何の意味もありません。

そもそもが犬は盲導なんて望んでおらず、信頼関係があろうとなかろうと、犬にとってはただの無償労働です。

 

 

人間の役に立ってればいいんですか?

自分に置き換えて考えてみてください。

 

あなたは、人間の役に立って、最低限のご飯させもらえていれば、

一生無給で、何もかも我慢を強いられても耐えられるんですか?

 

嫌に決まっているでしょう。

自分が嫌なのに、犬には強いるんですか?

 

障害者の気持ちに立って考えてみろ?

人間がよければ、犬の気持ちなんてどうでもいいってことですかね?

 

 

2014年時点では、障害者38万人に対し、盲導犬の使用者はたったの1031人だったそうです。

 

たったの0.27%です。1000人に3人も利用していない。

これは、「盲導犬がいなくても障害者は生活ができる」という結論が出ていることに他なりません。

 

つまり障害者にとって、盲導犬は必要ない、ということです。

最低限の生活ができるにも関わらず、便利になるからといって、犬を無理やり生ませ、奴隷にしないでいただきたいものです。

 

 

盲導犬協会が、良い団体ばかりと思ったら大間違いで、

引退年齢の規定すらない団体では、13~14才まで現役を強いることもあります。

使用者の年齢に上限がなく、80代の男性に初めての盲導犬を渡し、それを自慢している団体もあります。

 

金が絡んでいるので、必要がないという結論が出ているにも関わらずやめようとしないし、

経費を削って雑にこなす団体も出てくるし、

酷暑でも極寒でも、犬を連れまわし、寄付金を募るわけです。

 

犬の従順さを利用し、金を集める仕組みを生みだし、それに群がる人間たち。

 

盲導犬ボランティアをやって、盲導犬システムに疑問を持った人たちはやめていきます。

必然的に盲導犬ボランティアの人たちは、完全に麻痺しきっている人たちが残っていきます。

動物利用業界はすべてこの構図です。

 

犬はただ、言われたことをやらされているだけです。

労働せずに、やりたいことをやって暮らしたいでしょう。

当たり前の事です。

 

 

盲導犬ではなく、同行援護従業者(ガイドヘルパー)の推進を促していくべきでしょう。

 

また、アプリやAIなども活用したり、発展させていくべきです。

 

 

 

 

犬は、制限だらけの一生など望んでいません。

盲導犬システムに、反対してください。

 

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