排尿を垂れ流している | チロ・ツグミ・メリーと 動物問題 ~ ヴィーガン ~

チロ・ツグミ・メリーと 動物問題 ~ ヴィーガン ~

愛猫チロとツグミ、愛犬のメリーと暮らしています。
主に、動物問題について書き記します。
超偏食&料理経験なしでしたが、畜産の悲惨な実態を知ってから、ヴィーガンになりました。

先日、盲導犬を診察した獣医師の話が、いくつかの投稿で紹介されていました。

 

大まかな内容としては、

 

全ての診察がスムーズに進む優秀な盲導犬が、

盲導犬の補助器具を全て外した時に、豹変し、病院を駆け巡り、病院内の人たちに、じゃれ始めた。

ずっと抑えていた感情だった。

補助器具をつけている間は、プロで、自分の使命を果たさなければならない。

 

信頼で結ばれた強い関係。

本当は遊びたいし走りたいけど、誇りを持って毎日仕事を続ける様子に、感銘を受けた。

 

というもの。

 

かなり端折っていて、分かりにくいかもしれませんが、こんな感じの内容です。

 

どこで読んだかはあえて伏せます。

 

 

この話を紹介していた投稿のコメント欄を見てみたんですが、

いまだに、感動した、などのコメントが多くあることに、非常に驚きました。

 

 

盲導犬が、どのような運命を辿るかを知っての事なのでしょうか。

 

 

 

盲導犬は、一生のうちに、少なくとも5回も、飼い主を変えられます。

 

① 繁殖家庭(生まれる)

② パピーウォーカー家庭(人慣れ)

③ 盲導犬育成団体(調教)

④ 盲導犬のユーザー(労働)

⑤ 引退後の引き取り先

 

パピーウォーカーが途中で変わったり、ユーザーが途中で変わったりすれば、さらに飼い主を変えられる回数は増えます。

 

良い子にすればするほど、従順であればあるほど、適正と判断され、飼い主に裏切られ続けます。

そして、適正と判断されれば、普通の犬として暮らすことができず、長い長い労働生活が待っています。

 

我慢ができる子ほど、さらなる我慢が待っているだけであり、非常に理不尽です。

 

 

 

盲導犬の犬種は主にラブラドール・レトリバーです。

 

当然、繁殖犬を使って繁殖させていて

従順な遺伝子を維持するために、好きでもないオスと無理やり交尾させるか、人工授精かでしょう。

 

 

盲導犬育成団体は、全国に11団体あります。

 

団体の訓練によって

 

排泄の制限、
鳴き・吠え・走り厳禁、
人や犬とのスキンシップ禁止

 

など、犬の本能を、訓練により全て抑えこまれます。

 

中には、体罰によって訓練を行う団体もあり

走行中の車の直前に犬を無理やり引き出すという、手荒な団体もあります。

 

また、運動場もなく、建物の1室にケージを2段積みして常時60頭もの犬を収容しているところもあります。

これはもはや、繁殖家と同じです。

 

使用者と盲導犬の呼吸が合うのには1年以上かかります。

 

 

私は小型犬のメリーを飼っていますが、健常者の私ですら、犬の世話をするのは全然楽ではありません。

 

毎日2回の散歩、餌やり、週1回のお風呂、日々のスキンシップ。

日々、この目で毎日観察してるからこそ、普段と異なる微妙な変化に気づくことができ、対処ができ、健康管理ができます。

ここまでやってようやく、お世話、と言えるわけです。

 

動物をお世話をするというのは大変なことなのです。

目が見えない人が、しかも中型犬の子を、しっかりきちんと世話できるとは到底思えません。

他の家族の方が面倒を見ていない限り、不完全な世話になっていると容易に推測できます。

 

 

盲導犬は、ここまで不遇な思いをしているにも関わらず、

人によってはその大人しい性格を利用し、

 

指示に従わない犬を叩いたり蹴る、

排泄の後始末が面倒だから水や食事は最低限にする、

室内でも短いリードで繋ぐ、

散歩を一切させない

といった虐待を行う輩がいます。

 

中には、ストレス発散で虐待する輩もいるでしょう。

 

 

障害者全員が良い人だと思ったら大間違いです。

私は大学生の頃に、夫婦で障害のある方のサポートを、アルバイトで行ったことがあります。

お2人とも優しくしっかりした方でしたが、お2人がしきりにおっしゃられていたのは、

「日々障害者の人と接しているが、非常に常識のない障害者の方は多い」ということです。

 

つまり、健常者か障害者かどうかと、良い人か悪い人かどうかは全然関係がないです。

なので、虐待が頻繁に起こる、というのは容易に想像ができる話です。

 

 

 

2012年の1月、長崎県で、盲導犬アトム号が行方不明になりました。

 

 

 

2009年の11月に、アトム号は、九州盲導犬協会から70歳のユーザーに貸与されました。

 

その翌月から、「虐待している」「ガリガリに痩せている」などといった通報が、度々されていたそうです。

 

しかし、2010年5月に、九州盲導犬協会のスタッフが、ユーザー宅を訪れ、アトム号の状態を確認しに行ったところ、

アトム号はガリガリどころか逆に太り過ぎだったことが判明します。

 

2010年9月に、ユーザーからアトム号を再貸与してほしい、という希望を受け、協会側は再貸与しました。

 

 

この部分の話だけを聞くと、周りの人の過剰反応の可能性もなくはありません。

 

 

しかし、近所に聞き込み調査をすると、あまりにも虐待の話をする人が多かったとのことです。

 

***************一部引用**************

 

皆様も、もうすでに知っている方も多いかと思いますが、

長崎市で盲導犬が行方不明になっているそうです。

実は先日より、匿名も含む多くの相談が私達に寄せられていました。

ただやはり1番重要な部分は その情報が、はたして本当なのかでした。

曖昧な情報、噂だけでは本腰で動く事、ブログでも書く事ができませんでした。

活動の合間、スタッフとも緊急会議をし、数日前からスタッフ個別に聞き込みに回っていた矢先でした。

すると・・・
ご近所、半径500m範囲内で聞こえてきたのが9割の人達が同じ事を言っていました。

『虐待は日常茶飯事』

『水もエサも他人任せ』
『頭を殴るのを何度も目撃した』
『排尿を我慢させ家でもさせていない』
『盲導犬なのに犬が引っ張られている』
『炎天下の日に何時間も水も無い状態で放置していたのを目撃した』
『2年前も1度、虐待で大騒ぎになり1度 盲導犬協会に引き上げられたにも関わらず 圧力により、再び同じ盲導犬を引き渡した事実があった』

そして偶然にも私の母の職場がその現場のすぐ側で、

何度か横暴な扱いを受けていた所を目撃した事もあったそうです。

こうも近所の方、皆が皆
口を揃えて言えるものなのか・・・・。

それが真実を物語っていると確信しました。

そして1番大きな問題だと感じているのが
福岡県盲導犬協会に、何度も抗議、虐待の事実確認を要請していたのにも関わらず
全く対応してもらえず、そういう事実は一切ないと事実確認もせずいた事。

それは長崎 Life of Animalスタッフも盲導犬協会に確認した所、協会側は
『虐待の事実は無かった。2ヶ月に1度トレーナーと共に視察、確認に行っていて問題無し』でしたとの回答でした。

ですが、いじめ問題も同じですが
先生が見ている前、盲導犬協会の人が見ている前で、いじめや虐待をしますか?

私はしないと思います。


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そして、ユーザーは、ついに言い逃れのできない証拠を撮られてしまったのです。

 

***************一部引用**************

 

先頭を歩いているのが盲導犬使用者さんです。

長崎 Life of Animalのブログ

その後ろに2人の男性が見えるのが、福岡県盲導犬協会の視察の方だそうです。

 

 

一部拡大させて頂きました。

長崎 Life of Animalのブログ

歩きながら排尿をしている盲導犬です。


そして彼が通った後は、このように歩きながら一定の場所ではなく排尿を垂れ流しているのがハッキリわかります。

長崎 Life of Animalのブログ

 

仕事中にも関わらず
これが何を示しているのかがハッキリわかります。

詳しい専門家に確認した所
盲導犬が外で排尿をしてはいけないのではなく
コマンドを出し、決まった場所、ポイントで排尿させても良いそうです。

ただし止まっている状態で
このように歩きながら排尿する事は、盲導犬としては考えにくいとの回答でした。

ですが送られてきた写真の説明文によりますと
コマンド、支持のようなものも一切なく、ただただ歩き
後ろで確認していた協会側も、この事に関してスルーしていたそうです。

なぜ、彼がこのように排尿してしまうのかは
家での排尿許可をもらえなかった事が最大のポイントです。

我慢に我慢した彼は、外で垂れ流す事しかできなかった・・・・。

 

 

そして九州盲導犬協会が出した結果は・・・”問題無し”
 

なぜ、このような事態をしている盲導犬が
問題無しなのか、全く意味不明です。

協会側は何の為の調査を2ヶ月に1回、行っているのですか?

虐待があろうと何だろうと貸出した後のケアーは全くないんですか?

事実を直視しても圧力に負け、簡単に報告書あげて終わりですか?

彼の年齢は4歳ですが、彼が来た当初から虐待は始まっていました。

ご近所の方を中心とした多くの仲間達が声を上げ、

協会側、警察に何度も何度もかけあってきたそうですが、門前払いだったそうです。

そして1度は、その声に耳を傾けた協会側は
盲導犬を引き上げたにも関わらず
なぜ数ヵ月後再び、その使用者に戻したのか?

 

盲導犬達は過酷な訓練をうけ
人の役に立つ為に懸命に、盲目の方達の為に犬生を注ぐのに、

一部の人間のせいで悲惨な犬生を送らせざるを得ないなんて許せません。

自分の目の代わりになってくれている大事な家族に、

虐待を繰り返し、近所中に犬は嫌いだなど言い周り、

水もちょこちょこ排尿するからという理由で与えず、彼の足はもうボロボロの状態だったそうです。


そして今、憤りを感じている事が1つあります。

その盲導犬を使用していた人が涙ながらに呼びかけしているそうです。
今朝の
長崎新聞にも記事が出ていました。
相棒を返してほしいと・・・。

彼に対し血も涙もないような事を今までして来た人間が、公の場では相棒と呼ぶ姿。

私達は2度と、その人の所に戻ってほしくないと強く、強く訴えます。

彼が今どこで何をしているのか心配ですが見つかってしまえば、

所有権の問題なども発生し、再び協会に戻されてしまうのではないかと心配になります。

愛ある人に保護されていると信じて願いたいです。
今はその気持ちが1番強いです。

コメントを読ませて頂いても全国では本当に哀しい日々を送っている子達が沢山います。
氷山の一角なのかもしれませんね・・・・。

ですが私達が活動している地で起こったこのような現実を、より多くの方に知ってもらい行動に起こしてほしいと思います!!

 

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この排尿を垂れ流している写真は、家で排尿管理ができていない証であり、

排尿管理もできていない人が、他の管理がしっかりできているのかどうかは疑問でしかありません。

 

となると、あまりにも多い虐待通報が、過剰反応ばかりではなく、一部真実だった可能性も大いにあります。

 

そもそもが、ユーザー自身が虐待を行っているという自覚がないという場合もあります。

 

盲導犬以外の犬でも、餌さえ与えていれば虐待ではない、と考えている日本人は非常に多く、

炎天下の中で、外につなぎっぱなしで番犬をさせていても、虐待じゃない、と言う輩もいるわけですからね。

 

この件について、協会側を擁護しているブログがありましたが、案の定、ブリーダーでした。

何の参考にもなりません。

 

 

そして、この証拠を撮られても、「問題なし」としか言えない、九州盲導犬協会のいい加減さも明確になったと思います。

 

こんな団体が、2か月に1回とか、1か月に1回とか調査に行ったところで何の意味があります?

悪徳繁殖家に、他の悪徳繁殖家の査定をさせているようなものじゃないですか。

 

結局、調査という名目で、最低限のことをやってますアピールでしかないでしょう。

 

 

盲導犬協会が、良い団体ばかりと思ったら大間違いで、

「走らせる必要はない、食事は1日1回」と公言する団体もあり、

重く固いハーネスを背負っての仕事中は、排泄を我慢させるために飲み水が制限され、夏の日中に熱中症で倒れたケースもあります。

 

引退年齢の規定すらない団体では、13~14才まで現役を強いることもあります。

使用者の年齢に上限がなく、80代の男性に初めての盲導犬を渡し、それを自慢している団体もあります。

 

盲導犬育成団体は、育成費として1頭200万円がもらえるそうです。

貸与後に問題が生じても団体に育成費の返還義務はありません。

金が絡んでいるので、経費を削って雑にこなす団体も出てくるというわけです。

 

 

 

盲導犬の尻尾は殆ど下がったまま。

 

盲導犬はストレスが多いので、同種の家庭犬より短命と言われています。
業界はこれに否定していますが、寿命データを公表しないので事実でしょう。

 

使用者には育成費の負担はなく、

万一犬が死んでしまっても、使用者は希望すれば早急に次の犬が貸与されます。

盲導犬5頭目という使用者もいます。

 

 

引退後も、現役中のストレスやケアの怠慢によって、
長年狭いケージに入れられていたための大きな座りダコ、
痩せすぎ、
重病発覚、
犬種本来の特性の欠如・回復不能
等々、痛ましいケースが後を絶たないとのことです。

 

 

協会の調査とは一体?

 

 

アトム号は、結局、その後、行方不明だそうです。

自分から出ていったとは考えにくいそうで、誰かが保護した可能性が高いそうですが、真相は闇の中です。

(保護といっても窃盗にあたりますが。)

 

 

盲導犬虐待通報は関係機関に頻繁に寄せられています。

 

 

一場面だけを切りとった、信頼関係、などといった曖昧なものを人間が感じたところで、

見えていないところでは、犬が我慢させられてばかりということを忘れてませんか?

 

表面だけの人間目線の判断は、何の意味もありません。

そもそもが犬は盲導なんて望んでおらず、信頼関係があろうとなかろうと、犬にとってはただの労働です。

 

人間の役に立ってればいいんですか?

自分に置き換えて考えてみてください。

 

あなたは、人間の役に立って、最低限のご飯させもらえていれば、

一生無給で、何もかも我慢を強いられても耐えられるんですか?

 

嫌に決まっているでしょう。

自分が嫌なのに、犬には強いるんですか?

 

 

2014年時点では、障害者38万人に対し、盲導犬の使用者はたったの1031人だったそうです。

 

 

たったの0.27%です。1000人に3人も利用していない。

これは、「盲導犬がいなくても障害者は生活ができる」という結論が出ていることに他なりません。

 

つまり障害者にとって、盲導犬は必要ない、ということです。

最低限の生活ができるにも関わらず、便利になるからといって、

犬を無理やり生ませ、奴隷にしないでいただきたい。

 


ACジャパンは、「盲導犬がかわいそうは誤解。飼い主と一緒にいるのが幸せ」などというCMを流しました。

動物達が声を出せないのをいいことに、自分達に都合の良いことを我々に吹き込み、我々を洗脳します。

 

 

動物を利用すれば、必ず動物はどこかで虐待されます。

 

 

盲導犬は、制限だらけの一生など望んでいません。

当たり前のことです。

 

盲導犬システムに、反対してください。

盲導犬協会へは絶対に寄付しないでください。

 

 

 

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12/12 ブルーコーブデイ