こちらは、アニマルライツセンターの先日のライブです。
動物と人間の女性の搾取がテーマです。
このライブには、ほぼ毎回、落語家の立川平林さんが出演されます。
立川平林さんはヴィーガンで、毎回このライブの盛り上げ役として出演されるわけですが、
1:53:36あたりから少し気になる話をされていました。
立川平林さんは、愛知県知多郡東浦町の出身です。
愛知県東浦町や高浜市では、「おまんと祭り」という伝統的な祭りがあります。
その中に「駆け馬」という、馬を利用した神事があるのです。
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「おまんと祭り」とは、鈴を背に背負った馬が神社の境内を疾走する伝統的なおまつり。
「ハイヨー」の掛け声とともに、馬につかまり伴走する若衆の姿も見もの。
町内のいろんな地区で行われますが、
森岡地区の村木神社で行われるおまんとは、他の地区に比べ馬の数も多いので見ごたえあり!
祭りで使用される飾り馬の馬道具は、町指定文化財に指定されています。
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馬が神社の境内を疾走し馬につかまり伴走する、とあります。
駆け馬の実際の映像がこちらになります。
円形の舞台に、引っ張ってこられた馬。
すると突然、手前の男性にぶら下がられます。
馬が走りだしますが、男性はぶら下がったまま併走していきます。
この男性は、走っている馬に飛びついてぶら下がり、
そのうち、振り落とされました。
円形の場所を走り回る馬に、次々と男性が飛びついていきます。
馬は見知らぬ男たちに囲まれながら走り続け、男たちに飛びつかれ続けるという恐怖を味わうわけです。
こちらの映像では、馬が走っている最中に、
男たちに鞭や棒や服のような物などで叩かれる様子が映っていました。
複数の男たちにあちこちで叩かれ、馬はかなり痛そうです。
ぜひ音を聞いてみてください。終始、バチン、バチンと音がしています。
蹴りを入れている人もいます。
なぜこのような事をするのか?
観察していると、馬が止まった時に、馬の元に男たちが駆け寄って叩きにいっていたので、
おそらく走り続けてもらうために、集団で叩き回しているのかと思われます。
とんでもない虐待イベントですね。
この映像には、この祭りのために30頭近い馬が並んでいたと書かれていました。
1日で30頭近い馬たちが、この虐待を味わうことになるようです。
人間側は、馬から振り落とされた際にケガをしたり、馬に踏みつけられることもあるようです。
2022年には、飛びついた際 落下して身動きが出来なくなった人もいたとのことです。
だから、駆け馬は勇気が必要、だそうです。
このような馬を虐待した上で得る謎の勇気は、一体どこで役立つのでしょうか?
この馬虐待イベントに対して、声を上げていたのが、
愛知県東浦町出身の立川平林さんだったというわけです。
すると、東浦町の役場が、平林さんの発言を制圧しようとする手紙を送ってきたのです。
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故郷東浦町の、生涯学習課から封書が届いた。
12月25日の東浦町での落語会にあたり、私の発言を制圧しようとしてきた。
私は、地元の動物虐待にあたる祭りに対しての意見や、東浦町の神谷明彦町長があまりにも、
私に対して手のひらを返したような薄情な態度になったので、意見をのべたまでだ。
こおいう体質こそが、改めるべきところなんだよ。
きっとこの手紙を出したのも、神谷町長と相談の上、議員が書いたものだと思います。
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以前、東浦町の神谷明彦町長がこの意見で薄情な態度に変わったことから、町長が絡んでいる可能性が高いとのことです。
平林さんは、去年の暮れ(おそらくは上記の12月25日)の落語の際に、この手紙の話をしたそうです。
これって暴力・虐待であり、こういう事を言わないようにするっていうのはイジメを隠蔽するのと一緒だから、
人間の構造も同じだから、すごく寂しい町になっちゃうんだよ
という内容を、言ったそうです。
すると、東浦町は平林さんをクビにしたのです。
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大事件が、起きてしまいました。
私にとっては、大きな事です。
東浦寄席、クビになりました。
私の故郷、愛知県東浦町で16年続く暮れの落語会なのですが。
クビになった理由は、
東浦町のお祭りで、馬を使った神事があるのですが、
そのお祭りは動物虐待であるから、かわいそうだ。とFacebookで意見をしたら、東浦町役場から、圧力がかかりまして。
発言を、させないように私に手紙が届いたのですが、
私が落語会で、このことも含めて話しをし、
動物への虐待や暴力をやめるべきだ、と発言することに圧力をかけてくる行政は、イジメを隠蔽する体質と同じである。
と高座で発言したら、
本日12日、落語会の実行委員から電話がありまして、
昨日の会議で、今後の落語会は、平林さん抜きでやる事が決まりました。
と、言われてしまいました。
この会は、私の家族、親戚、地元の友達から、高校の恩師まで、一年に一度暮れに、私の成長を見て頂く、
とても大切な落語会だったのですが、ですが、
実行委員からは、私共が始めた落語会なので、私達の権限で決めるのは当然であり、話し合いの余地は無い、と言われました。
私は、常々、東浦町のこと、東浦町の神谷明彦町長のこと、ひどすぎると、伝えてましたけど、
やっぱり、冷たい町東浦ですね。
現在、私をクビにした経緯など文面で送ってもらうように頼んでおりますので、
また、ご報告を申し上げます。
本当に、残念です。
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都合の悪い発言をされただけで、16年参加してきた、東浦町出身者を簡単にクビにする。
まさに、言論封殺。
都合の良い意見も、都合の悪い意見も、すべてを認め尊重するべきです。
それが多様性を認めるということのはず。
日本は多様性を認める事について、非常に遅れている国だと感じますが、まさにそれを象徴するかのような出来事です。
神谷町長がどういう人物か、この町がどういう町なのかが透けて見えましたね。
こういう人たちが日本に多いから、動物問題啓発者が委縮し、啓発も弱まるし、動物虐待はなくならないのです。
これで終わらせてはいけません。
皆さんで、おまんと祭りの駆け馬という、馬虐待イベントを広め、反対していきましょう。
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