妊婦のショー出演休止 | チロ・ツグミ・メリー・マフユと 動物問題 ~ ヴィーガン ~

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愛猫チロとツグミ、愛犬のメリーと暮らしています。
主に、動物問題について書き記します。
超偏食&料理経験なしでしたが、畜産の悲惨な実態を知ってから、ヴィーガンになりました。

京都水族館が、妊婦のイルカ「キア」のイルカパフォーマンスを休止すると発表しました。

 

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2022年9月下旬に出産を控えたイルカ「キア」は、出産準備のため2022年6月20日(月)以降のイルカパフォーマンス(以下「YEAH!!」)への出演を休止いたします。

‌また、出産に向けた環境づくりのため、すべてのイルカプログラムを、2022年8月22日(月)以降、休止することを決定いたしました。‌
 

「キア」については、妊娠が判明した当初より、出産予定の約2か月前を目途に「YEAH!!」への出演を休止することを計画しておりましたが、

出産準備に慎重を期すために予定を早め、6月20日(月)以降の出演を休止します。

 

また、休止までのパフォーマンスの内容についても、必要な運動量に沿って計画的に調整するとともに、

引き続き、専門家や他園館からの情報も取り入れた体調管理を継続します。‌

 

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今年2022年3月1日に、キアの妊娠が発覚しました。

 

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現在妊娠5カ月目に入っており、2022年9月下旬に出産を迎える予定です。

なお、父親は赤ちゃんの誕生後にDNA検査を行い特定します。‌

 

当面、イルカパフォーマンスは「キア」の体調を見ながら継続しますが、

9月以降は安心して出産を迎えるための環境づくりを優先し、イルカパフォーマンスなどを中止させていただく予定です。‌

 

なお、「キア」の妊娠は、今回で2回目となります。

2020年11月に初の妊娠が確認され、2021年8月7日にオスの赤ちゃんを出産しましたが、

吻先から生まれる逆子であり遊泳力が弱く、残念ながら約5時間後に死亡いたしました。

 

その後、「キア」の体調管理を続けながら、回復が確認された段階でほかのイルカと同じプールでの生活を再開しています。‌

 

イルカの繁殖については、仔獣が順調に成長することが難しいとされておりますが、

当館は昨年の経験も踏まえ、専門家や他園館の協力も仰ぎながら出産に備えてまいります。‌

 

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これに書かれている通り、キアの妊娠はこれで2度目で、

2020年11月にも、キアの妊娠が発覚しました。

 

そして、2021年8月に出産しましたが、赤ちゃんは5時間で死亡しました。

 

 

この経験があるにも関わらず、2度目の妊娠発覚当初、

京都水族館は、出産予定月の9月までキアをイルカショーに出演させると宣言していました。

 

 

当初からキアのショー出演を辞めさせるように声を上げてきましたが、聞く耳を持たなかった京都水族館。

 

 

とある日、急に私のブログのとある記事のアクセスが凄まじく増えたんですよ。

 

それが、キアに関して書いたこの記事。

この1週間だけで6000回閲覧されています。

私のブログでは、1記事ではせいぜい1000程度なので、6倍以上閲覧されていることになり、

この問題に関してかなり関心が高まっていることが分かります。

 

どういうことかと思って調べてみると、tsugugoroさんのこちらの記事がバズったようです。

 

リツイート3800、いいね6600。

動物啓発系のツイートとしては、かなりのバズりようだと思います。

この波及効果で、その際にキアの記事を読んでくださる方が一時的に増えたようです。

 

このバズったのを機に、日頃動物問題に関心がない人の声までもが加わり、凄まじい数のクレームが京都水族館に行ったものと考えられます。

 

あまりにも多いクレームに、京都水族館もさすがに、キアのショーを休止せざるを得なかったのでしょう。

 

 

なので、京都水族館は、冒頭のキアのイルカパフォーマンス休止の記事で

 

>>出産準備に慎重を期すために予定を早め、6月20日(月)以降の出演を休止します。

 

という風に休止の理由を書いていますが、それは事実ではないということです。

 

 

そして、実はもう1つ、細かい嘘をついています。

 

 

同じく、冒頭のキアのイルカパフォーマンス休止の記事では

 

>>妊娠が判明した当初より、出産予定の約2か月前を目途に「YEAH!!」への出演を休止することを計画しておりましたが、

 

と書いています。

 

 

ところが、出産が発覚した当時の記事では

 

>>9月以降は安心して出産を迎えるための環境づくりを優先し、イルカパフォーマンスなどを中止させていただく予定です。‌

 

と書いているんですね。

 

妊娠当初は8月末まで出演させる予定だったにも関わらず、

最新の記事では、妊娠当初から7月末にはキアの出演を終了する予定だった、と嘘を書いているのです。

 

こういう細かい嘘を書いてでも、イメージアップをはかりたいようです。

 

 

ひとまずは使い続けるよりは良い決断なのですが、これまで妊婦のキアをこき使ってきた事実は消えないのです。

 

**************tsugugoro**************

 

 

京都水族館 9日にショーの変更を発表されましたが、中身としてはキアのショー不参加の日程が1ヶ月前倒しになったのみ。

あとは、決まってなかった日程がはっきりしただけです。

発表2日後の今日は、ビートが亡くなって毎日毎回キアがショーに参加するようになって以来、

私のしる限り一番多い、1日約45回のジャンプ。

 

 

 

 

 

 

 

京都水族館は、ジャンプは野生でもするし適度な運動という認識です。



ただしここは自然とは大きく環境が違います。

 

エサを貰うための合図による事。

ショーの構成により制約があり自由がない事。

海とは違い水深5mしかない事。



水族館は、クレームが出たことを逆手にイメージアップを狙ったと推測できます。


6月20日以降、どういうショーに変更になるのか、

キアは小さいプールに閉じ込められたままになるのか、

ショーが休止になってからの適度な運動はどう確保するのか、しっかり見ていきます。

 

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京都水族館では、今年の4月11日に、イルカのビートが死亡しました。

 

 

ビートが死んだことを機に、キアは毎日ショーに出演させられることになったようです。

tsugugoro

 

つねに、水族館側は自分達の都合しか考えていません。

今回の1件は、クレームが多くて都合が悪くなっただけであり、出産準備に慎重を期したわけではないのです。

 

キアにとって、ひとまず良かったのは間違いありませんが、

水族館の問題は、妊婦をショーに出演させることだけではありません。

 

 

イルカは、太地町のイルカ追い込み猟によって捕らえられます。

 

バンガーと呼ばれる、この鉄の棒を

 

カンカンと叩いて、イルカの不快な音を海に大音量で流します。

 

イルカは聴覚がすぐれているため、この音から逃れようとします。

 

猟師たちはこの性質を利用し、どんどん入り江に追いやっていきます。

 

そして 入り江まで追い込まれ、捕まってしまうのです。

 

 

 

追い込まれたイルカは、水族館向きか、そうでないかが選別されます。

 

水族館に不向きのイルカ達はその場で殺されます。

 

 

 

殺すときは、イルカのせきずいを尖った棒で刺し、ねじり込みます。

 

そして、長きにわたって苦しんだ後、絶命します。

 

赤ちゃんや子供であっても容赦なく皆殺しにされます。

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追い込み猟では、追い込みの恐怖でパニックになり、岩に体をぶつけて出血するイルカがいます。

 

この様子を見れば、イルカたちがどれだけ恐怖を感じているのかがよく分かるでしょう。

 

 

 

 

 

水族館に不向きのイルカはこうして殺され

 

水族館向きのイルカは、生体販売用として捕らえられます。

 

家族で平和に暮らしていた日々は、人間の手によって突然終わりを告げるのです。

 

そして、まずは太地の生け簀で、餌でコントロールされながら、頭や体を踏まれたりしながら調教されます。

 

野生のイルカは死んだ魚を食べません。

なので、 トレーナーたちは、イルカに死んだ魚を食べさせることから調教します。

上記は、無理やりタオルで口をこじ開け、冷凍の魚を食べさせているシーンです。

 

こうして冷凍の魚を食べささせるように訓練し、 わざと飢餓状態にさせ、

食べ物を支配し、命令を聞くように仕込んでいきます。


そして、水族館に売り飛ばされ、永遠にせまいプールに閉じ込められ、芸をさせられます。

 

 

水族館のイルカは薬漬です。

 

**********ANIMAL LIBERATOR**********

 

日本のある水族館でイルカに使用している薬品等の種類は、61種類でした。


ビタミン剤 5種類
カルシウム剤 1種類
飼料(微量栄養素含有) 1種類
眼薬 1種類
胃腸 15種類
肝臓薬 1種類
尿 1種類
抗生剤(抗菌剤) 22種類
抗真菌薬(カビ) 1種類
抗炎症 解熱鎮痛剤 3種類
貧血 2種類
鎮痛剤 3種類
止血剤 4種類
不明 1種類

 


薬漬けです。


胃腸系の薬と、抗生剤が飛び抜けて多いことから、
イルカたちが胃腸の疾患と、細菌による感染症に苦しめられていることがわかります。

 

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死んだ魚を与えられることにより、ビタミン不足になり、

1日65kmを泳ぐイルカは、水族館の狭いプールの不自然な環境や、ショーの調教などによって、常にストレスを抱え

体調を崩しやすく、免疫が下がり、感染症にかかりやすくなります。

 

そのため、ビタミン剤や、胃腸薬や、抗生剤などのあらゆる薬が必要になります。

 

 

ストレスや欲求不満から、常同行動、自傷行為、自殺行為などの異常行動に発展することもあります。

 

 

以下は、大分マリーンパレス水族館「うみたまご」で、プールの底に頭をぶつけ続けていたイルカ。

 

 

 

野生のイルカ、繁殖したイルカに関わらず、

水族館という不自然な環境に合わないイルカ達は、

ストレスから免疫力が下がり、病気になり、衰弱し、水族館の中で次々死んでいます。

 

 

京都水族館で2019年7月30日に、亡くなったマリアは、口の中がボロボロでした。

 

 

 

こういった数々の問題を見れば、水族館自体に問題があることは、共感力のある人であれば誰でも認識できるはずです。

 

水族館は、教育施設でも、研究施設でも、種の保存施設でもありません。

 

水族館は、娯楽施設あり、ビジネスです。

このビジネスを支えているのは、誰ですか?

それは、水族館に行くあなた達です。

 

大多数が問題の本質に気づき、水族館に行くのをやめない限り、

妊婦をショーに出演させる以外にも行われている水族館の虐待はなくなることはありえません。

 

 

今回の1件は、水族館の虐待の事実を知らせるきっかけになって良かったと思います。

私の記事では、必ずその産業自体に問題がある事を書くようにしています。

キアの記事でも、妊娠したキア以外の問題を複数書き、水族館に問題がある事を知らせるようにしていました。

 

キアの事をきっかけに記事を訪れ、それだけではなく、「水族館ってこんなにひどいのか」と感じた人も中にはいたと思います。

日常的に訪れてくれている方にとっては、「もう何回も見たよその話」と感じるかもしれませんが、

初めてきた人、動物問題を全く知らない人が見ることを想定して記事を書いています。

 

せっかく興味をもってきてもらったからには、産業自体が虐待に満ちていることを知ってもらいたいと思い、様々な問題を追加して書いています。

なので、毎回記事が長い、という意見もありますが、そういう意図があって書いているということをご理解ください。

 

 

 

先日、桂浜水族館はショーイベントを廃止することを発表したそうです。

 

*****eugene_voiceforanimals_japan*****

 

京都水族館に続いて嬉しい、びっくりなニュースが入った

桂浜水族館ショーを廃止決定👏
「生きものに決して無理をさせないこと」をポリシーにしているとのこと。
素晴らしい英断
ありがとうございます🙏
翻されない為に公式Twitterでお礼の引用RTをしてあります

よく分からないのだけど、動物との触れ合いやたら強調してるナルシスト写真ばかり載せてる水族館だから、、、
動物福祉なのだろうか、猜疑心しかないけど。

ショー廃止って書いてるから素直に喜びます❗️
……………………………………

以下公式web

ショーを廃止します!!
投稿日時: 2022年6月9日
アシカショーやトドショーってみんな大好きですよね!

見ていて楽しかったり、ショーをする人になりたいと飼育員を目指す方も多いのでは?
でもハマスイはそんな大人気のショーイベントを廃止することに決めました!
新型コロナウイルスが世界中で猛威を振るいだしてから三年――。

長く続くコロナ禍で水族館の在り方も変化してきました。

どんな時代も、私たちスタッフはスイゾクたちとともに毎日を楽しく生き抜きたい。

私たちのポリシーは、生きものに決して無理をさせないことです。

だからこれまでも、アシカショーやトドショーで、スイゾクが「気分が乗らない」という時は、どんなにお客様がいてもショーの内容を変更したり中止してきました。
私たちは、スイゾクたちが、ここでいっしょに生きてくれていることに心から感謝しています。

みんなが幸せなハマスイライフを過ごせるよう、ショーをする時間をなくし

その分、さまざまな遊びや運動を通して、スイゾクたちの心や身体のケアにより一層力を注いでいきます!

スイゾクたちが幸せいっぱいに過ごす様子に、皆さまの心も幸せいっぱいになることでしょう。

 

飼育員と生きものが遊びながらイチャイチャしている様子は、とってもハートフル!
このとてもハートフルな時間は、生きものの種類やその日によって始まる時間が違うので、ハマスイに遊びに来る時は、一日中滞在する計画を立ててね!

 

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桂浜水族館は、かつてイルカのショーを行っていたようですが、最近ではトドやアシカをショーに出演させていたようです。

 

皮膚が剥がれた魚や、白内障の魚が多い水族館だそうですね。

 

動物のためを謳っていますが基本的にそういうものは建前です。

必ず経営側の都合が絡んでいます。

採算が取れないと判断したのか、ご時世的にイメージアップがはかれると思ったか、いずれ廃れていくと時代を先読みしたか。

 

 

先日も、しながわ水族館が2027年のリニューアル後に、イルカ展示を廃止することを発表したばかりです。

 

 

今回の件で再認識しましたが、動物問題はいつ注目を浴びるかがさっぱり分かりません。

tsugugoroさんのキアの発信も今に始まった話ではありませんが、今回突然注目され拡散されたので、ご本人もびっくりされていることでしょう。

 

昨年は、闘犬の記事がバズりました。

最近ではコレコレ生放送の影響で、レスキュードアニマルネットワークの記事のアクセスが急激に増えました。

発信当時は注目されなくても、後で注目されることもあるということです。

 

なので、知っている人にとっては同じ事であっても、繰り返し発信していくことが重要です。

水族館の終わりに向けて、声を上げ続けましょう。

 

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