最近は、テレビ番組で、保護犬・保護猫というワードが出てくるようになりましたが、
結局、視聴者が中途半端な知識のまま、保護犬というワードだけを知っている状態なので
ペット業界はそれを逆手にとり、今、日本では、ペットショップの保護犬ビジネスが横行している状況です。
ペットショップが、売れない犬猫や繁殖犬猫を、保護犬猫と偽り、
犬猫の購入費用を支払わせるだけでなく、
指定のドッグフードを、定期購入する契約を交わさせたり、
ペット保険に加入する契約を交わさせたりして、
譲渡と偽りながら、セット販売を行っています。
ホームセンター内のペットショップ。
— ちまきなころん (@chimakinakoron) November 20, 2021
最近
繁殖犬や売れ残った成猫を
さも保護活動かのように【里親さん募集中】とか謳ってるけど
これまた店の商品とセット販売。。
『これは強制ですか?家に全部あるのですが…』と言ったら
『強制ではないけど買わなかった場合は動物の金額が上がります』って。 pic.twitter.com/fNKxpcy3pl
里親と表記して、あたかも保護犬猫のように装っていますが、通常の犬猫の販売となんら変わりません。
こんなアホらしい手法に引っかかってしまう人がいるのか、と思われるかもしれませんが、
元々ペットショップに来るような人たちは、裏側を深く知らない、あるいは興味がない人たちです。
保護犬猫というワードは知っているでしょうが、その根本原因が生体販売業界にあるなどとは全く知りません。
だから、ペットショップに平然とくるわけです。
その人たちを騙すには、このような表記をして良い事をしている気にさせれば十分売れてしまうようですね。
単純に安いから買うという人もいるでしょう。
「クーアンドリク」が最初に始め、他のペットショップやブリーダーに広まったようです。
このビジネスによって、ペット業界の連中は、繁殖犬を引き取り屋に渡すという経費が不要になり、
経費どころか、保護犬として売り出せば、さらに金儲けができると気づいてしまったのです。
不要となった繁殖犬猫のみを販売する専門店まで出来てしまう始末です。
繁殖活動を終え、手放さざるを得なかった犬猫の里親探しを支援する専門店「パートナープラス」。
ブリーダーから引き受けた犬や猫などを、避妊去勢手術や、人慣れトレーニングを行い
マッチングすれば里親が健康チェックなどの諸経費を支払い、引き取る。
という説明をしていますが、
要するに、
手放さざるを得ない犬猫という言葉や、里親探し、支援、マッチングなどという言葉を用いることによって、
まるでこのペットショップが繁殖犬を救うという慈善事業を行っているかのように消費者に錯覚させ
用済みになった繁殖犬を、高値で売りさばいていくということです。
つまりは、ただの「ペットショップ」です。
「繁殖活動を終え」って、まるで繁殖活動がその犬の役割のように語っていますが、
犬自身はそんなことは望んでおらず、
好きな相手とも交尾できず、
外見維持のために、親戚と無理やり交尾させられるか、人工授精させられ続け、
ペットショップやブリーダーの金儲けのために強制的に働かされる奴隷です。
これを、このパートナープラスというペットショップは、ブリーディング卒業犬猫などと謳っています。
そして、このパートナープラスというペットショップが言う「諸経費」は、なんと98000円です。
しかも追加オプションで、ペット保険と、健康や躾などの相談ができるサービスがあり、こちらも営業をかけられるでしょう。
契約すれば、さらにこのペットショップには、お金が入ってきます。
多くの保護団体を見ていると、譲渡の際にかかる費用は、大体5万円前後でしょうか。
つまり、ほぼ倍です。
さんざん、繁殖犬たちに、生ませて、苦しめて、金儲けさせてもらったにも関わらず、
最後の最後まで、骨の髄までしゃぶりつくす。
それが、ペット業界です。
このようにペット業界では、このように保護犬猫詐欺が横行しています。
これが動物病院でも行われているという話が入ってきました。
先日、こちらの記事でコメントをいただきました。
愛知県ののプ〇ベ動物病院というところが、
奇形や目が見えない子犬や子猫を
[家族を探しています]と謳って、
来院者が引き取りたいと言うと、
[最低3年は、うちに通院する事]という書類にサインさせ、
無料かと思えば、最後に[では68,000円になります]言うそうです。
一通りの病状の説明や、引き取る契約をしてから、お金の事を言うとのこと。
これも一見、保護犬猫を装った「販売」です。
つまり、保護犬猫詐欺。
この話を聞いただけで、ペットショップ側とつながっていることが予想できます。
ペットショップ側が繁殖も行っており、繁殖によって生まれた売り物にならない奇形や障害のある子犬猫や、繁殖引退犬猫を、
動物病院の方で保護犬猫を装って売り飛ばし、長年自分の病院に通院させるという、かなり悪質な商売です。
この動物病院の地図を確認しましたが、この病院の隣にはペットショップがあります。
そして、グーグルの動物病院の口コミに、院長はそのペットショップの代表の息子と書かれていました。
調べてみたところ、そのペットショップの代表と、動物病院の院長の苗字が全く同じでした。
口コミ通り、この両者は親子である可能性が非常に高いです。
つまり、この動物病院とペットショップは完全に繋がっているのでしょう。
さらにこの動物病院は、ジモティーでも、奇形や障害のある子犬猫や、繁殖引退犬猫の、里親?募集を行っているとのことです。
確認してみましたが、5/30だけで9件新たに犬猫の募集を開始しており、
2019年の11月から260件の募集を行ってきたようです。
募集を始めた当初は、諸費用を記載し、料金も33000円とまだ良心的であるように見えましたが、
わずか7件目の募集から、費用が記載されなくなっています。
病院での悪質な販売の様子を見る限り、こちらの諸費用でも利益を得ている可能性が高いです。
口コミでは、ジモティーでも、自分の病院で治療を受けさせることを条件としているとあります。
実際、募集内容にこのような記載がありました。
仮に利益がなかったとしても、金のかからない引き取り屋の役割を、
この病院と里親になった人が担っていることになります。
今回は、親子関係がある、ペットショップと動物病院でしたが、
金のためにペットショップと動物病院がつるむのは全然考えられることです。
動物病院は、動物を治療する一方で、病気の動物が増えた方が儲かるという側面があります。
獣医は動物を救う立場ではありますが、やらざるを得ないにしろ、大学で多くの動物を切り刻み、殺しています。
上の記事でも紹介しましたが、
動物を麻酔なしで殺すことに胸を痛めて自殺してしまうほどの共感力の高い学生もいれば、
喉を切られ苦しんでいる牛を見てあざ笑う、狂った獣医大学院生もいます。
獣医大に進む人全員が、動物を救うために獣医を志していると思ったら大間違いです。
よくあるケースとしては、医学部に合格できなかった受験生が、仕方なく獣医学部に進むケースです。
もちろん、その中には大して動物好きでもない、共感力のない人間も混ざってくるでしょう。
動物好きであってもこれは同じで、「好き」という言葉は非常に怪しいものです。
血統、要するに犬の外見を愛するような人間でも、犬好きを語るわけですし、
もっと言えば、無麻酔で犬を帝王切開していた有賀も、幼少期は動物好きですからね。
なので、動物病院だから、獣医だから、動物のために営業していると思ったら大間違いなので、
常に関わる際は、その人となりを観察するようにしてください。
2020年の調査で、日本は
ペットショップ・ブリーダーから購入した人の割合は、77%
シェルター・里親探しサイトから引き取った人の割合は、たったの6%。
里親探しサイトの人も、安いから、というだけの理由で選んでいる人も結構いるでしょうから
あえて保護犬を引き取ろうと思った人は、6%もいないってことになります。
このくらい日本のレベルは低いのです。
保護犬猫ビジネスに加え、野犬ビジネス、下請け保護団体の存在。
ペットショップやブリーダーだけでなく、一般人、動物病院までもが犬猫の利益に群がります。
生態販売問題は、もうぐちゃぐちゃ状態です。
すべて、ペットショップ・ブリーダーから買う人たちが根本原因です。
買う人たちがいなくならない限り、犬や猫は永遠に苦しみ続けるでしょう。
<6/2 追記>
eugeneさんが、この内容にインスタとツイッターで投稿してくれました。
あわせてご覧ください。
保護犬ビジネスと言えばとうとう動物病院も。
— Eugene_VoiceforAnimals_japan ™ (@eugene_vegan) June 2, 2022
愛知県のプ○べ動物病院、ジモティーで病気の子や元繁殖犬を保護犬無料と謳って"販売"している。隣はブリーダー兼ペットショップ。
契約最終に7万円請求、3年間病院通わせる契約までさせる。
保護犬ビジネス、気をつけて下さいhttps://t.co/vTkgoCjX5y
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