美談ばかりの盲導犬 | チロ・ツグミ・メリー・マフユと 動物問題 ~ ヴィーガン ~

チロ・ツグミ・メリー・マフユと 動物問題 ~ ヴィーガン ~

愛猫チロとツグミ、愛犬のメリーと暮らしています。
主に、動物問題について書き記します。
超偏食&料理経験なしでしたが、畜産の悲惨な実態を知ってから、ヴィーガンになりました。

以下は、日本補助犬協会の動画です。

 

盲導犬が訓練をされています。

 

これを見て、盲導犬も、訓練する人も、団体も、素晴らしいと感じる人が多いのでしょう。

 

 

 

人の役に立つ=素晴らしい活動、という思い込みがあると、実際の内情がどうなのかまで考える人が極端に少なくなります。

 

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いいことづくし! 美談ばかりの盲導犬 実は利権がらみで問題だらけ

ーいいことばかり吹聴しているものに、ろくなモノはありませんー
 
全く散歩させない・排泄は飼い主が指示した時のみ・マーキングも走るのも禁止・飼い主以外の人や、他の犬とのスキンシップも禁止・犬にとって大変重要な、飼い主とのアイ・コンタクトが全くできない・短い一生に飼い主が最低5回も変わる(繁殖時、パピーウオーカー、協会で訓練、ユーザー、引退後)・60代はおろか、70、80代の、犬を飼ったことがない人が大型犬の飼い主になる
 
盲導犬の日常は、ペットは無論、他のどの使役犬よりも過酷だ。

▲ 訓練開始後、激やせし、衰弱した様子に。 訓練士が近づくと震えていた▲


盲導犬団体は全国に9団体あり、どの団体も公益法人や社会福祉法人認定を受け、

公金から育成費や補助金を得、その他にも寄付など莫大な収入がある。

 

某大手団体では、かつて年度総収入を、その年度の盲導犬育成数で割ると、1頭あたり4000万円以上になったほどだ。

しかし盲導犬団体のうち2団体は長年、所有する犬の登録さえしてこなかった(違法)。

訓練しても、盲導犬になれる犬は全体の3割以下だが、無登録だと、なれなかった犬の行方が全くわからない。

また盲導犬団体は、大手は100頭以上の犬を所有するにもかかわらず、福祉目的という理由で、「動物取扱業者」にも入っていない。

よって動物愛護法の適用対象からも除外されている。

盲導犬1頭が支給されるにつき、地方自治体から盲導犬団体に、盲導犬育成費として約200万円(税金)が支払われるが、

その後盲導犬がどうなろうと、査察機能はない。

短期間で盲導犬が引退、死亡、失踪(
長崎の「盲導犬アトム事件」参照)しても、盲導犬団体や使用者の責任は不問のままだ。
 
よく「数千人(の視覚障害者)が盲導犬を待っている」という宣伝を聞くが、これも事実に反する。

最大手の盲導犬団体でも、盲導犬になるのは1年に50頭以下だが、盲導犬を申請するとほぼ年度内に支給される。

また初回申請者より、2頭目以降の申請者が優先され、同じ人が繰り返し受給する場合も多い。
 
実際には盲導犬の希望者は非常に少なく、盲導犬団体は視覚障害者に向けてさかんに「盲導犬を使おう」キャンペーンを行っている。

無理に需要を作り、無理のある訓練で盲導犬を育成・支給するため、盲導犬の「虐待」通報が多発し、犬の中途引退、現役中の死亡も少なくないようだ。

犬の寿命から、長くても8年しか「稼働」しない盲導犬。

こんなに非効率で不経済な方法より、先進的な情報網や IT・科学技術を駆使すれば、合理的で普遍的な「福祉制度」を生み出すことは可能なはずだ。

盲導犬になる主な犬種ラブラドール・レトリバーは30キロ前後になる大型犬で、健常者でも世話は大変だし、えさ代や医療費もかさむ。

大半の視覚障害者は白杖を使って生活しており、「面倒」で経費のかかる盲導犬より、

白杖歩行訓練の充実や補助、安全に歩くための器具や設備の開発・普及への助成、周囲の一層の見守りと手助けを訴える人も多い。

現在の盲導犬制度は、税金の無駄使い、福祉の極端な不公平、犬の虐待ではないでしょうか。

元盲導犬ボランティアズ
 
盲導犬を増やすより、盲導犬のいらない社会を!

 

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投稿にもある通り、

盲導犬は、一生のうちに、少なくとも5回も、飼い主を変えられます。

 

① 繁殖家庭(生まれる)

② パピーウォーカー家庭(人慣れ)

③ 盲導犬育成団体(調教)

④ 盲導犬のユーザー(労働)

⑤ 引退後の引き取り先

 

パピーウォーカーが途中で変わったり、ユーザーが途中で変わったりすれば、さらに飼い主を変えられる回数は増えます。

 

良い子にすればするほど、従順であればあるほど、適正と判断され、飼い主に裏切られ続けます。

そして、適正と判断されれば、普通の犬として暮らすことができず、長い長い労働生活が待っています。

 

我慢ができる子ほど、さらなる我慢が待っているだけであり、非常に理不尽です。

 

 

盲導犬の犬種は主にラブラドール・レトリバーです。

 

当然、繁殖犬を使って繁殖させていて

従順な遺伝子を維持するために、好きでもないオスと無理やり交尾させるか、人工授精かでしょう。

 

 

盲導犬育成団体は、全国に11団体あります。

 

団体の訓練によって

 

排泄の制限、
鳴き・吠え・走り厳禁、
人や犬とのスキンシップ禁止

 

など、犬の本能を、訓練により全て抑えこまれます。

 

中には、体罰によって訓練を行う団体もあり

走行中の車の直前に犬を無理やり引き出すという、手荒な団体もあります。

 

また、運動場もなく、建物の1室にケージを2段積みして常時60頭もの犬を収容しているところもあります。

これはもはや、繁殖家と同じです。

 

使用者と盲導犬の呼吸が合うのには1年以上かかります。

 

 

私は小型犬のメリーを飼っていますが、健常者の私ですら、犬の世話をするのは全然楽ではありません。

 

毎日2回の散歩、餌やり、週1回のお風呂、日々のスキンシップ。

日々、この「目」で毎日観察してるからこそ、普段と異なる微妙な変化に気づくことができ、対処ができ、健康管理ができます。

ここまでやってようやく、お世話、と言えるわけです。

 

動物をお世話をするというのは大変なことなのです。

目が見えない人が、しかも中型犬の子を、しっかりきちんと世話できるとは到底思えません。

他の家族の方が面倒を見ていない限り、不完全な世話になっていると容易に推測できます。

 

 

2014年に盲導犬のオスカーに刺し傷のようなものがあり、飼い主が外に連れ出している途中に、誰かに刺されたのではないかと世間を騒がせました。

 

警察が必死に捜査するも、犯人は見つからず。

しかしその後、その刺し傷は実は皮膚病だった可能性が出てきたそうです。

結局、真相は分からずじまいのまま、刺し傷のようなものは治ったとのこと。

 

周りが大騒ぎしすぎたという問題はありますが、

そもそもとしてユーザーが刺し傷なのかどうかさえ判断できないことに問題があるのです。

 

そんな事も判断できないのに、どうやって適切な世話が出来るんですか?

まさに、ケアができていない例です。

 

 

2012年の1月、長崎県で失踪した盲導犬アトム号は、

ユーザーの排尿管理が出来ておらず、歩きながら排尿していました。

 

我慢の限界だったのでしょう。

長崎 Life of Animalのブログ

 

排尿すら制限される一生を強いられて、あなたは耐えられますか?

長崎 Life of Animalのブログ

悪気があったとしてもなかったとしても、まさにケアが出来ていない例です。

 

 

盲導犬は、ここまで不遇な思いをしているにも関わらず、

人によってはその大人しい性格を利用し、

 

指示に従わない犬を叩いたり蹴る、

排泄の後始末が面倒だから水や食事は最低限にする、

室内でも短いリードで繋ぐ、

散歩を一切させない

といった虐待を行う輩がいます。

 

中には、ストレス発散で虐待する輩もいます。

 

 

2017年10月8日。

埼玉県の駅のホームで、盲導犬を連れた男は犬を怒鳴り、蹴り上げました。

 

*****************引用*****************

 

10月8日、埼玉県内の私鉄駅。

ホームの中央で盲導犬を連れた男性は犬に怒鳴りながら何度も何度もリードを引っ張っていたという。

その後、男性の右足が盲導犬の頭部付近に一瞬、当たった。

 

利用者(以下ユーザー)を探したところ、『公益財団法人アイメイト協会』の盲導犬と貸与されているA氏と判明。

同協会の塩屋隆男代表理事が面談し事情を聞いたところ、

A氏は塩屋代表に、「誤解を受ける扱いがあったかもしれない」と話し、非を認めたという。

 

塩屋代表によれば、

「本人は非常に反省しています。日常から暴力をふるっていたわけではないそうです」

 

犬や猫の保護などを行う社団法人RJAV被災動物ネットワークの佐藤厚子さんは、

「すべての盲導犬ユーザーが悪いわけではなく、大切にしている方はたくさんいます」

と話す。

ただ一方で盲導犬の存在を負担に感じたり、暴力や虐待を行うユーザーもいるのだ。盲導犬の事情に詳しい人物は、その実態を伝える。

「多くは盲導犬を強く引っ張ったり叩く、蹴る、怒鳴るなどです。

中にはガリガリにやせて適正な育成が行われていない犬や1日中、首を引っ張られていた犬もいたそうです」

 

前出の佐藤さんは、

「アルコール依存症のユーザーが盲導犬を棒で叩いていたと聞いたこともあります」

盲導犬への暴力を見かねた近所の人が通報し、事態が発覚したこともあったようだ。

 

「虐待の経緯として利用者がうっ憤やストレスをいちばん近くにいる盲導犬に八つ当たりしていたことが考えられます。盲導犬はサンドバッグではありません」(佐藤さん)

 

盲導犬を利用する70代の山川幸一さん(仮名)も虐待の噂を聞いたことがあった。

「指示に動かないなど、腹を立てることもありますが盲導犬も100%完璧じゃないこともわかっています。それなのに暴力をふるうならユーザーの人間性の問題です」

 

取材をすると、騒動は「指導の内容への誤解がある」という声もきかれた。

「盲導犬が間違ったことやしてはいけないことをしたらNOと言います。

それでもダメならリードを引き合図を出す『チョーク』という方法を学びました。

盲導犬はチョークされたときはいけないことだと認識し、次から指示を守るようになるんです」(山川氏)

 

このチョークが『虐待』の論議の一因にもなっている。

「かわいそうという意見もありますが、チョークはけじめです。でないと犬がダラダラして指示を聞かなくなります。私がチョークをかけたとき、虐待だという人がいて、そこで動画に撮られたら……」

山川氏は不安を明かした。

 

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この男はやりたくもない仕事を強制して、世話をしてもらっておきながら、怒鳴りつけ、蹴り、虐待しました。

 

>日常から暴力をふるっていたわけではないそうです

 

そんなわけがないでしょうね。

虐待が表に出てくるときは、裏で日常的に行われているときです。

日常化し、歯止めが利かなくなり、表に出てくるのです。

たまたま1回だけ暴力を奮った場所が人目のつく駅のホームでした、なんてことはありえないのです。

 

盲導犬の虐待は頻繁に通報されるようで、叩く、蹴る、怒鳴る、八つ当たり。

ただでさえ我慢を強いられる一生にも関わらず、ストレス解消の道具にまでされるのです。

 

 

障害者全員が良い人だと思ったら大間違いですよ。

私は大学生の頃に、夫婦で障害のある方のサポートを、アルバイトで行ったことがあります。

お2人とも優しくしっかりした方でしたが、お2人がしきりにおっしゃられていたのは、

「日々障害者の人と接しているが、非常に常識のない障害者の方は多い」ということです。

 

多いか少ないかは主観によるものですが、

大事なことは、健常者か障害者かどうかと、良い人か悪い人かどうかは全然関係がないということです。

むしろ、障害がある分、健常者よりもストレスの溜まることが多いかもしれません。

 

 

自分の目となることを期待して犬を利用するわけですから、期待に反してそれがスムーズにいかなければ、イライラも募るでしょう。

あくまで目的は道具としての利用であり、飼育が目的ではありません。

そうなると、飼育を負担に感じる人もいるはずです。

飼育目的でペットを買う人ですら、簡単に考えてる人が後を絶たないじゃないですか。

それが飼育目的でない人が飼うわけですから。

 

犬好きでない人の依頼も多くあるのでしょう。

犬好きでないが、思い通りにいかず、飼育を負担に感じたらどういう行動に出るでしょう?

 

虐待が頻繁に起こる、というのは容易に想像ができる話です。

 

 

室内でも短いリードで繋がれ、散歩も一切させない輩もいる。

「走らせる必要はない、食事は1日1回」と公言する団体もある。

重く固いハーネスを背負っての仕事中は、排泄を我慢させるために飲み水も制限され、夏の日中に熱中症で倒れたケースもある。

 

盲導犬の尻尾は殆ど下がったまま。

 

盲導犬はストレスが多いので、同種の家庭犬より短命と言われています。
業界はこれに否定していますが、寿命データを公表しないので事実でしょう。

 

使用者には育成費の負担はなく、

万一犬が死んでしまっても、使用者は希望すれば早急に次の犬が貸与されます。

盲導犬5頭目という使用者もいます。

 

 

引退後も、現役中のストレスやケアの怠慢によって、
長年狭いケージに入れられていたための大きな座りダコ、
痩せすぎ、
重病発覚、
犬種本来の特性の欠如・回復不能
等々、痛ましいケースが後を絶たないとのことです。

 

 

一場面だけを切りとった、信頼関係、などといった曖昧なものを人間が感じたところで、

見えていないところでは、犬が我慢させられてばかりということを忘れてませんか?

 

表面だけの人間目線の判断は、何の意味もありません。

そもそもが犬は盲導なんて望んでおらず、信頼関係があろうとなかろうと、犬にとってはただの労働です。

 

人間の役に立ってればいいんですか?

自分に置き換えて考えてみてください。

 

あなたは、人間の役に立って、最低限のご飯させもらえていれば、

一生無給で、何もかも我慢を強いられても耐えられるんですか?

 

嫌に決まっているでしょう。

自分が嫌なのに、犬には強いるんですか?

 

障害者の気持ちに立って考えてみろ?

人間がよければ、犬の気持ちなんてどうでもいいってことですかね?

 

 

2014年時点では、障害者38万人に対し、盲導犬の使用者はたったの1031人だったそうです。

 

たったの0.27%です。1000人に3人も利用していない。

これは、「盲導犬がいなくても障害者は生活ができる」という結論が出ていることに他なりません。

 

つまり障害者にとって、盲導犬は必要ない、ということです。

最低限の生活ができるにも関わらず、便利になるからといって、犬を無理やり生ませ、奴隷にしないでいただきたいものです。

 

 

盲導犬協会が、良い団体ばかりと思ったら大間違いで、

引退年齢の規定すらない団体では、13~14才まで現役を強いることもあります。

使用者の年齢に上限がなく、80代の男性に初めての盲導犬を渡し、それを自慢している団体もあります。

 

盲導犬育成団体は、育成費として1頭200万円がもらえるそうです。

金が絡んでいるので、必要がないという結論が出ているにも関わらず、やめようとしないし、経費を削って雑にこなす団体も出てくるというわけです。



ACジャパンは、「盲導犬がかわいそうは誤解。飼い主と一緒にいるのが幸せ」などというCMを流しました。

動物達が声を出せないのをいいことに、自分達に都合の良いことを我々に吹き込み、我々を洗脳します。

 

 

動物を利用すれば、必ず動物はどこかで虐待されます。

 

 

盲導犬は、制限だらけの一生など望んでいません。

当たり前のことです。

 

盲導犬システムに、反対してください。

 

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