いくつかの水族館で展示されている「シロイルカ」。
シロイルカは北極海など寒い海域に生息しており、日本では捕獲できないため、ロシアから輸入しています。
シロイルカは和名で、ロシアでは「ベルーガ」と呼ばれています。
本日、5月5日にベルーガの「ホドイ」が死亡したと報じられました。
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名古屋港水族館(名古屋市港区)は6日、飼育していた雄のベルーガ(シロイルカ)の「ホドイ」が5日に死んだと発表した。
2001年から同館で飼育され、推定44歳。
飼育下では国内最高齢とみられるベルーガだった。
ホドイは血液検査の異常や時々食欲がないなどの症状があったため、4月5日から治療用のプールで療養していた。
死因は多臓器不全とみられ、同館が詳しく調べている。
飼育場所となった北館開館に先立つ01年4月、ロシアから搬入された。
07年以降、雌との間に4頭の子どもが生まれ、うち2頭は死んだが、雌のナナ(14歳)と雄のミライ(9歳)が成長している。
同館では4月10日にナナの母親のタアニャ(推定27歳)が人工の岩に衝突して死んでおり、飼育するベルーガは4頭になった。
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ホドイは、少なくとも21年間、水族館の狭いプールに監禁され、見世物にされ、死にました。
記事にもある通り、先月10日、名古屋港水族館で、ベルーガの「タアニャ」も死亡しています。
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名古屋港水族館でも。シロイルカのベルーガが死亡してたんですね😭
プールの人工岩に激突したとのこと
海とは違うんです。
狭いんです、どんなに顔が幸せそうとか癒しに見えようが😭
野生動物の家ではありません。
水族館はカメラのフラッシュによる動物達が激突する事故も多い
21年前にロシアから連れてこられた、つまり21年間水族館にいる。
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以下、記事
名古屋港水族館は11日ベルーガの「タアニャ」(雌、推定年齢27歳)が10日に死んだと発表
タアニャは2001年、ロシアから名古屋へ来た。公開トレーニングなどで愛らしい姿を披露し、来館者に親しまれてきた。
遊泳中に水槽内の人工岩に衝突したとみられ、10日午後3時20分頃、死んだことが確認された。
タアニャが07年に出産した「ナナ」(雌)は、国内で繁殖したベルーガの最高齢記録を更新している。
同館は「ベルーガの寿命は50年くらいと言われており、イベントなどでも活躍していたので残念だ」と突然の死を悲しんだ。
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タアニャも少なくとも21年間、水族館の狭いプールに監禁され、見世物にされ、最後は岩に激突して死にました。
タアニャが出産したナナは、現在13歳のようです。
名古屋水族館のこちらのパンフレットによると、
ベルーガの繁殖は6回中4回失敗しているようですね。
2002年 ママが流産。
2004年 ママが出産するも、3歳11か月で死亡。
2007年 グレイが出産するも、生後25日で死亡。
2007年 タアニャが出産。子供のナナは現在13歳。
2010年 ホワイトが出産するも、生後46日で死亡。
2012年 グレイが出産。子供のミライは現在8歳。
上越市立水族博物館「うみがたり」では、リニューアルオープン後、シロイルカを2頭死亡させ、全滅させました。
どちらも推定13歳とのことで、50歳まで生きると言われているシロイルカとしては短命と言えそうです。
さらに、推定年齢ということは野生捕獲であることが分かります。
水族館という環境がストレスだったのでしょうか。
この水族館は同じような時期にハンドウイルカも2頭死亡させていますので、設備にも問題があるのかもしれません。
PEACEによると、日本の水族館が、ロシアから輸入した野生生まれの半数近くは既に死亡したそうです。
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国際取引規制開始後に日本に輸入された記録のある35頭のうち、
カナダからの1頭(1988年輸入、鴨川シーワールドが捕獲したオスの「ナック」)を除き、
すべてがロシアからの輸入です。
そして、1993年~2016年までの間にロシアから輸入された34頭のシロイルカのうち、由来に関する記録が記載されていない一部を除けば、全てが野生捕獲でした。
注:ただし、ロシアからの輸出の記録は29頭しかありません。
輸出側の記録と輸入側の記録が全体的にちぐはぐで、他の動物ではここまで違うことはなく、疑問も残ります。
また、2011年にアメリカから3頭、繁殖個体の輸出の記録がありますが、日本側に輸入の記録はなく、輸送途中で死亡した等の可能性があります。
上越市立水族博物館うみがたりがシロイルカを全頭死なせてしまったため、
今、日本でシロイルカを飼っているのは、
名古屋港水族館、鴨川シーワールド、横浜・八景島シーパラダイス、島根県立しまね海洋館アクアスの4カ所だけです。
日本の飼育下生まれも複数おり、ロシアから輸入された野生生まれの半数近くは既に死亡したものと思われます。
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日本のイルカは、追い込み猟によって捕らわれますが、
シロイルカの野生捕獲は、巻き網猟によって行われるそうです。
言うまでもなく、悲惨なようですね。
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日本の4カ所の水族館に、ロシアで捕獲されたシロイルカ(ベルーガ)とその子どもたちが囚われのまま飼育されています。
野生で生まれたシロイルカたちは、どのように捕獲され、ロシアでは何が起きているのか。
オホーツク海で捕獲され、著しく狭く汚い水槽に囚われたままとなっていた
18頭のシロイルカたちの問題を追ったドキュメンタリーです。
シロイルカを捕獲する猟の様子を撮影した貴重な映像も出てきます。
猟は巻き網でした。
シロイルカは、幼いころは体色がグレーで、この時期に捕獲されます。
つまり、母親や群れから無理やり引き離された子どもたちがショーに使われている。
若い個体が水族館用に選ばれるのは、日本のイルカ追い込み猟でも同じです。
日本では、群れの他のイルカたちは食肉になりますが、シロイルカの大群は巨大で圧倒されます。
このドキュメンタリーが追う18頭のシロイルカたちを苦しめたのは、イルカが脳を半分ずつ休ませて寝る睡眠方法をとること(半球睡眠)を発見した科学者でした。
科学者が、お金を得るために、イルカたちを娯楽利用するようになっていたのです。
このことも、衝撃的でした。
科学者が魂を売ってしまっていいのか。
水族館で「かわいい、かわいい」とシロイルカのショーを楽しんでいる人たちは、目の前のイルカが(もしくはその親が)、網に捕まらなければ大自然の中にいたかもしれないとは思いもよらないのではないでしょうか。
大自然の中で、数多くのシロイルカたちが沿岸に集まっている映像を見ると、いかに人間が彼らから本来の生き方を奪っているか、実感します。
このドキュメンタリーに出てくるシロイルカは、アメリカのジョージア水族館がロシアから輸入する予定で捕獲された18頭であることを、IFAWが明かしています。
しかし、長い審議のすえ、アメリカの海洋大気庁(NOAA)は、ジョージア水族館の輸入申請を却下しました。
これは、保護活動にとって、勝利のはずでした。
しかし、ドキュメンタリーの最後では、シロイルカたちを海に戻すことはかなわず、他の国々に売られていったことがナレーションで語られます。行き先には、中国などに混じって日本も挙がっていました。
アメリカ政府がジョージア水族館の輸入申請を却下したのは、2013年のことです。
それ以降で日本にシロイルカが輸入されている記録を調べたところ、2016年に7頭。
2013年にも2頭輸入されていますが、ジョージア水族館が輸入できないとわかってから時間がかかっているはずなので、
2016年の7頭がおそらく該当のシロイルカたちでしょう。
そして、鴨川シ―ワルドに、2016年に輸入されたシロイルカが5頭います。
(ニーナ、ピーター、ミリー、ビーツ、ジュブ)
確認したところ、ジョージア水族館がロシアから輸入できなかったシロイルカたちだということが確定しました。
そして、7頭のうち、1頭(ニコ)は鴨川シ―ワルドから名古屋港水族館に売られました。
これも名古屋港水族館に確認しました。
のこり1頭は死亡しているとのことです。
鴨川シ―ワルドからは、日本が買わなければ中国に行ってしまう、ジョージア水族館もシロイルカたちの行き先を心配していた等、聞きました。
しかし、アメリカの輸入を止めたかった人たちの願いは、イルカたちが水族館に行くことではなかったはずです。
結局、他の国の水族館へ売られるだけなのかと思うと、無念でなりません。
とてもむなしい。
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こちらにドキュメンタリー映画の全編らしきものがありました。
27:35あたりから、捕獲され、苦しむシロイルカの様子が映っています。
映画では、シロイルカを研究する科学者が、金のために娯楽利用を始めたそうです。
常に、動物達を苦しめるのは、金。
そして、何も考えずに水族館に行く人たちです。
以下は、京都水族館前で啓発活動を行われた方のレポート。
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京都水族館前アクション
@mami_animal.love.vegan まみちゃんが1人で準備してくれて、途中から私参戦。
@allanimals_behappy ちえさんが差し入れを持って参戦!
GWは人が多いぶん、話も多くでき、チラシもたくさん配れた。まだまだ水族館の裏側なんて知らない人ばかり。
こつこつするしかない。
[聞こえてくる声]
●パネル見てからイルカみたら、心折れるし見るのやめよう→現実逃避
●子『イルカかわいそう』親『仕方ないねん』→教育放棄
●こんなのネットで検索したらいくらでも出てくるよ→他人事
●ありがたく食べたらいいんやろ→ありがた迷惑
●なぜ飼育したらダメかわからない→利己主義
もちろん現実を知り共感してくれた人もいて、話してよかった、よかった。
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子供がかわいそうと言ってる横で、仕方がないという親がいるのは、呆れるばかりです。
これを見て、検索したらいくらでも出てくるとか、ありがたく食べるとか、なぜダメか分からないとかいう人は、もはや論外ですね。
倫理観の欠片もありません。
これが日本の現実です。
しかし、知れば変わる人もわずかながらいます。
そのわずかの変化を繰り返していけば、いずれは大きな力になります。
我々にできることは、コツコツと啓発することのみ。
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