生後6ヶ月で体が傷だらけ | チロ・ツグミ・メリー・マフユと 動物問題 ~ ヴィーガン ~

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愛猫チロとツグミ、愛犬のメリーと暮らしています。
主に、動物問題について書き記します。
超偏食&料理経験なしでしたが、畜産の悲惨な実態を知ってから、ヴィーガンになりました。

Animal Rights Center の 動画 「屠場に送られる豚たちはボロボロでした」より。

 

 

 

****************引用****************

 

屠場に送られる豚たち。 

彼女たちの一生はずっと檻の中でした。

 

 

1頭は体が傷だらけでした。

生まれてからの6ヶ月間でこんなに傷だらけになってしまった。

 

 

1頭は繁殖用に苦しんだ豚。

異常行動の証拠として、口の周りに白い泡がついている。

 

妊娠ストールに入れられ、やることがなく、

口に餌が入っていないのに口をもぐもぐと動かし続けたことによって、よだれが泡になりついているのだ。

 

 

彼女たちの一生を想像してください。

 

どんな気持ちで、このトラックの檻の内側にいるのか想像してみてください。

どんな気持ちで、外を流れる山々、初めて見る広い世界を見ているのか想像してみてください。

そして、どんな気持ちで殺されていったのか、想像してみてください。

 

彼女たちを犠牲にしないライフスタイルを始めませんか?

https://arcj.org/vegan21/ 

 

****************引用終***************

 

 

 

屠殺場へ運ばれる豚たちは、なぜか傷だらけになっていることがあります。

 

仲間に攻撃されたのか、職員に暴力を奮われたのか、はっきりしたことは分かりません。

 

少なくとも苦しんできたことは、一目見れば分かります。

 

 

 

 

母豚は種付けされると、妊娠ストールという拘束檻で飼育されます。

 

 

88%以上の養豚場で、妊娠ストールが使用されています。

 

 

職員が母豚たちの受胎・流産の確認や給餌管理をしやすくするため、つまり、効率よく業務を行うために用います。

 

 

 

一生のほとんどを、転回もできない、身動きができない、何もやることがない、この狭い檻で閉じ込められて生きるのです。


 

食事も、トイレも、この中で行います。


 

 

必然的に、檻の中は、糞尿だらけの不衛生な場所になります。

 

 

豚は本来、綺麗好きにも関わらず、自分達の体は、自分達の糞で汚れていきます。

 

 

精神的に追い詰められた豚たちは、異常行動を起こすようになります。

 

 

記事にもあった通り、その1つに、泡を吹く、というものがあるわけです。

 

 

餌がないのに口を動かし続ける、という異常行動により、よだれが泡となります。

 

言うまでもなく、この泡は豚が苦しんできた証です。

 

 

 

 

出産前になると、母豚は、分娩ストールという檻にうつされます。

 

ここで、生まれた子供たちは、母豚の母乳を吸って大きくなります。

この檻も、妊娠ストールと同様、非常に狭い檻なので、母豚の苦しみは続きます。

 

 

母豚は身動きができないため、子供の具合が悪くても、助けることは不可能です。

 

 

 

 

母豚は、3週間程度、分娩ストールで過ごした後、子供と引き離され、また種付けされ、妊娠ストールへ。

このようなサイクルを何度も繰り返し、4~5年で生産効率が落ち使い物にならなくなれば、屠殺場へ送られます。

 

 

 

種付けは多くの場合、人工授精によって妊娠させられます。

膣に器具を挿入される、非常におぞましい行為です。

 

 

この人工授精のための精子を、種豚から採取するのです。

このように、自然からかけ離れたおぞましい行為を、当たり前のように行っているのが豚肉の生産です。

 

 

 

 

生まれた子供たちは、生後1週間以内に、3つの虐待が行われます。

 

 

1つ目は、歯の切断。

麻酔なしでニッパーで歯が切断されます。

 

言うまでもなく、激痛です。

皆さんが麻酔なしで歯を抜かれたことを想像してもらえばよいでしょう。

60%以上の養豚場がこの虐待行為を行っています。

 

 

 

 

2つ目は、尻尾の切断。

麻酔なしで尻尾が切られます。

 

言うまでもなく、激痛です。

自分の飼っている犬猫が、麻酔なしで尻尾を切られた時を想像してみるとよいでしょう。

80%以上の養豚場がこの虐待行為を行っています。

 

 

 

そして3つ目は、オスの子ブタの去勢。

麻酔なしで、切り開いて睾丸を取り出す作業を行っているのです。

 

血がふきでて、言うまでもなく激痛であり、子ブタは鳴き叫びます(血がふきでた画像)。

あまりの痛みに、痛みが2~3日続くと考えられています。

自分の飼っている犬猫が、麻酔なしで去勢された時を想像してみるとよいでしょう。

 

90%以上の養豚場がこの虐待行為を行っています。

 

 

 

これらの虐待行為は、母豚の前で行われることがあります。

母豚は一体どんな気持ちなのでしょうかね。

 

 

これらは放牧であっても、行われます(ヴィーガンと放牧農家の対談)。

 

 

また、個体識別のために、耳が切り取られることもあります。


 

 

もちろん麻酔なしです。

 

 

 

そして、養豚の業界で最も残酷な工程の1つが、淘汰です。

 

養豚場では、成長不良のため取れる肉の量が少ない、奇形のため売り物にならない、病気のため治療費がかかってしまうなど、

生かしておいても業者の利益にならない子豚がいます。

そういった豚は、農家などの手によって殺されます。

 

その方法の1つがこちらです。

 

コンクリートの床に叩きつけて殺す、という方法です。

クズ豚レスキューお願いしまーす

 

豚は生きたまま、床に頭や体を打ち付けられ、血をダラダラと流しながら殺されるのです。

 

まさかこれが日本で? と思う方も多いのでしょうが、

これは日本で行われている淘汰の一般的な方法です。

 

日本ハムの養豚場では、母豚の真後ろでこの叩きつけを行っていました。

 

 

 

 

 

日本ハムの養豚場の実態

 

叩きつけられても死にきれず、1時間経っても、もがいて苦しむ豚もいます。

 

 

もう1つの方法がこちらです。

 

心臓に消毒剤を注射して殺す、という方法です。

 

注射された子豚は、数分苦しみ もがいた後に、絶命します。

これを安楽死などと業界は言っていますが、どうこからどう見ても安楽死ではありません。

 

 

これら子豚の大量殺戮を、養豚業界では 淘汰 といいます。

 

淘汰の機会は、出荷されるまでに4回もあり、その度に利益にならない豚が殺されていきます。

規模は不明ですが、とある養豚場の農家では、毎月120頭を淘汰しているとツイートしていました。

クズ豚レスキューお願いしまーす

 

あなたの目の前にある豚肉は、1頭の犠牲ではなく、

床に叩きつけられたり、消毒剤注射をされて苦しんだ、すさまじい数の豚の犠牲の上に並んでいるのです。

 

 

 

自然界では、子豚は離乳まで3~4か月かかりますが、畜産ではわずか21日で母豚から引き離されます。

 

そして、豚は10~20年生きると言われていますが、肉用になる豚は、生後6か月のほんの子供のうちに殺されます。

 

 

豚たちは、短期間で大きくなるように品種改良されているためです。

写真は、生後4か月の姿。

異常な大きさです。

 

30年前と今とでは、生後180日頃で、およそ20kgもの開きがあります。

 

 

 

品種改良には

 

一日でも早く出荷するための「成長率の向上」

 

脂肪が交雑した霜降り肉などを作るための「肉質改良」

 

より多くの子供を産ませるための「繁殖能力の向上」

 

などがあり、人間都合の品種改良によって、豚は苦痛を感じたり、病気を抱えやすくなっています。

 

 

まずは、脚弱。

 

足が弱り、立ち上がることが困難になります。

 

脚弱は、床の状態、拘束飼育による運動不足など様々な要因がありますが、成長率向上による品種改良も要因の一つです。

 

生後4、5か月の豚の多くが四肢の関節に骨軟骨症があり、徐々に進行して、やがて脚弱という症状になって現れます。

 

 

 


次に、母豚の空腹による異常行動。

 

太るように改良されたことにより、豚たちはお腹が空きやすくなっています。

しかし母豚は、妊娠期間中、生殖能力を最適化するために、餌を制限されます。

 

餌を満足に食べることの出来ない母豚は、空腹に苦しみ、

目の前の柵をかじり続けたり、

 

口にモノが入っていないのに口を動かし続けたり(偽咀嚼)などの異常行動を起こします。

 

 

 

 

そして、子豚の死亡率の増加。

 

 

日本の母豚1頭あたりの産子数は11頭。

豚はイノシシの品種改良ですが、イノシシの産子数は4~5頭ほどなので、かなり多産になってきていることが分かります。

 

 

母豚が多産になるにつれて、離乳前の子豚の死亡率は増えます。

 

ある研究では、13年間で、生まれた豚が3.0頭増加し、離乳前の死亡率は5.4%増加していることがわかりました。


 

 

 

さらに、母豚の脱肛。

 

脱肛は直腸、膣、子宮が外に出てしまう疾患で、母豚は痛みで苦悩し、治癒しなければ死に至ります。

これが「日本ハム」の実態

 

 

脱肛の原因は様々ですが、品種改良による繁殖率の向上が1つの要因と考えられています。

 

脱肛の増加により、アメリカでは2013年から2016年の間に母豚の死亡率が約2倍に上昇したというデータが出ました。

 

 

 

脚弱、空腹、多産、脱肛など、品種改良は豚たちに様々な苦しみを与えています。

 

 

 

このような苦しい生活を過ごし、時がくれば、トラックでぎゅうぎゅう詰めにされ、と殺場へ運ばれます。

ストレスで豚たちの間で闘争が起こることもあります。

 

当たり前ですが、水を与えるとか、暑さ寒さ対策をするといった配慮は一切ありません。

 

 

着くまでに、弱って死んでしまう豚もいます。

 

 

 

 

と殺場に着いてから、中に誘導されるまでの間にも暴力を奮われます。

 

蹴る

 

上に乗って蹴る

 

 

棒で叩く

 

 

ホースで鞭打つ

 

 

電気スタンガン

 

 

 

 

と殺場では、前日搬入されることもあり、と殺されるまでありえないほど過密な場所に詰め込まれます。

もう、まともに立つことすら出来ていません。

一晩中、闘争が起こり、悲痛な叫び声が繰り返され、眠ることすらできないようです。

 

 

どうせ殺すからと、飲み水すら与えられないことがほとんどです。

 

 

 

そして、最後は恐怖の中、頸動脈を切られ、出血多量で死亡します。

閲覧注意ですが、肉を食べる人や、感謝・いただきますに意味があると思っている人は、動画をしっかりとご覧ください。

 

 

 

皿の上の肉は、このような苦しみを経た、豚たちの死体の一部です。

 

 

 

日本人は食の話になるとすぐに、感謝して食べるとか、いただきますに意味があるなどと言いますが

太る体にされ、体を麻酔なしで切り刻まれ、身動きできない状態で拘束され、子供を取り上げられ、用済みになって殺されても、感謝されれば許すという方がいらっしゃいましたら、ぜひご一報ください。

 

感謝、いただきます、ごちそうさまは、自身を正当化するために生まれた日本人特有の悪しき風習であり、

そんなもので済ませられると思っている時点で、何も命と向き合っていない証拠です。

 

 

肉からしか摂れない栄養はなく、人間は肉を食べなくても生きていけます。

 

 

いつまで、美味しいという欲のために、豚を虐待し続けますか?

 

 

 

 

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