台風が現在、日本に上陸しており、明日には和歌山県を通過すると思われます。
和歌山県太地町では、捕らえられたイルカたちが、生け簀の中に閉じ込められています。
この動画のように、生け簀の中は非常に狭く、1日65kmを泳ぐイルカたちにとっては拘束飼育以外の何物でもありません。
当たり前ですがイルカたちはここから出ることはできません。
そして驚かれるかもしれませんが、台風がきてもイルカ達は、避難させてもらえません。
これは昨年、2020年10月10日に台風がきたときの生け簀の様子です。
この大荒れの中、イルカが生け簀の中にいるのがお分かりになると思います。
これは数年前の映像ですが、同じように、台風の中、放置されています。
これらを見ても分かる通り、イルカたちは、ビジネスのための道具でしかなく、お金をかけて避難をさせるわけがありませんので、
台風がきても当たり前のように放置することを、毎年繰り返しています。
2018年には、台風の被害によって生け簀の中のイルカが4頭 死亡しました。
この事実を受け、LIAは太地町立くじらの博物館の館長 林克紀 を
「動物の愛護及び管理に関する法律」違反で、和歌山県警に刑事告発しました。
行政職員が書類送検されたわけですが、メディアは一切、この事実を取り上げませんでした。
そして、太地町は反省するどころか、隠蔽し始め、2019年にはイルカの生死を非公表にしました。
LIAによると、2019年も少なくとも1匹が台風により死亡していると考えられるようです。
2020年は、何とか全頭、死亡せずに生き残ったようですが、とても弱っている子がいたとのことでした。
太地町は、毎年イルカ達を生け簀の中に放置し、苦しめ、命の危険に晒しています。
今年も例外ではないでしょう。
イルカは、和歌山県太地町の追い込み猟によって捕らえられます。
バンガーと呼ばれる、この鉄の棒を
カンカンと叩いて、イルカの不快な音を海に大音量で流します。
イルカはこの音から逃れようとします。
この性質を利用され、入り江まで追い込まれ、捕まってしまうのです。
イルカは群れで生活する生き物です。
赤ちゃんや、子供がいても、置いていったりはしません。
赤ちゃんや子供がいると、速度が落ち、捕まりやすくなります。
追い込まれたとき、パニックになり、岩に体をぶつけて出血するイルカや
ネットに引っかかるイルカもいます。
イルカは我々と同じ肺呼吸なので、ネットに引っかかって水面に上がれなくなると、やがて溺死します。
捕まったイルカのうち、水族館に不向きのイルカ達はその場で殺されます。
殺すときは、イルカのせきずいを尖った棒で刺し、ねじり込みます。
そして、長きにわたって苦しんだ後、絶命します。
水族館に不向きのイルカはこうして殺され
水族館向きのイルカは、生体販売用として捕らえられます。
そして、まずは太地の生け簀で、餌でコントロールされながら、頭や体を踏まれたりしながら調教されます。
そして、水族館に売り飛ばされ、永遠にせまいプールに閉じ込められ、芸をさせられます。
↓ こちらに、40年間閉じ込められたイルカの悲惨な話があります。
そして、この水族館向きか、そうでないかの選別作業を行うのは、イルカのトレーナーです。
もちろんトレーナーたちは、選ばなかったイルカが殺されることは知っています。
トレーナーは追い込み猟で殺されることも知っていますし、台風の被害に合わされていることも知っています。
トレーナーは、イルカ好きでも何でもありません。
こちらは追い込み猟で追い込まれたイルカが命乞いをしているところです。
これらイルカの虐待、虐殺を支援しているのは、
水族館に行き、イルカショーのチケットを買う人たちです。
水族館に行けば、水族館が儲かり、次のイルカを購入するようになります。
イルカが売れれば、太地町の猟師たちは、次のイルカを捕らえるために、追い込み猟を続けます。
水族館に行く限り、イルカの虐待、虐殺は終わることはありません。
水族館に行くのをやめましょう。
イルカを解放しましょう。