以下の投稿をご覧ください。
**************shinobu_roletto**************
カナダから日本の屠殺場へ飛行機で運ばれる、使い捨てとされた馬たち
馬が「飛行機」に乗る。
本人達はどれだけも不安なことでしょう。
お金のためなら何でもやり遂げる人間。
****************引用終***************
これは、競馬や乗馬や馬車などで用済みとなった馬が、海外から日本に、飛行機で運ばれているところです。
頻繁に馬は、海外から日本に飛行機で運ばれてきます。
馬肉にするために、日本まで運ばれてきているのです。
馬肉を食べる国はそんなに多くありません。
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馬肉を一般的な食材として食べている国には
フランス周辺のフランス語圏の他に、
オーストリア、イタリア、スイス、ベルギー、ルーマニア、
アイスランド、マルタ、オランダ、ノルウェー、スロベニア、
スウェーデン、カザフスタン、モンゴル、日本、カナダ
などがある。
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馬は、牛豚鶏のように、世界中で食べられているわけではないのです。
なので、馬肉を食べない国は、不要となった馬を、日本などの馬肉を食べる国に輸出しています。
馬たちは、殺されるために、何時間も立ちっぱなしで飛行機に乗せられ、クタクタになりながら日本などの国へ運ばれます。
日本は、馬肉の多くを海外からの輸入に頼っています。
****************一部引用****************
日本国内で飼養されている馬の総頭数は、農水省生産局畜産部畜産振興課の資料によれば、
2018年度統計で75,597頭だ。
馬の種類として、軽種馬、重種馬、小格馬、在来馬があげられている。
軽種馬は主な品種として
サラブレッド、
アラブ
の2種があり、主に競走馬として利用されている。
重種馬の主な品種としては
ペルシュロン、
ブルトン、
ベルジャン
https://en.wikipedia.org/wiki/Belgian_horse
の3種があるほか、これらの品種を掛け合わせたペルブルジャンという交配種が知られている。
体重は1トンを超えることもあり、主に重い荷物の運搬や農耕に用いられ、食用にも向いているとされる。
小格馬はポニーなどの体格の小さい馬だ。
在来馬は古くから日本にいる馬種で洋種馬などの外来種と交配することなく現在まで日本で残ってきた馬種で合計8種類の馬がいる。
前記の農水省の統計資料では、
軽種馬43,210頭、重種馬4,978頭、小格馬562頭、在来馬1,654頭となっており、その合計は50,404頭だ。
総計75,597頭との差25,193頭が統計上不明の馬だ。
同課によれば馬の包括的な統計データはなく、このように不明な部分があるのが日本の馬をめぐる統計情報の特徴だ。
統計上不明の馬は乗馬と食用の肥育馬と思われる。
一方、同資料によると食用のための馬の屠畜数は2018年で9,761頭だ。
同年の馬肉の供給量は12,724トンで、国内生産は3,850トンだ。
その差8,874トンは輸入肉だ。
カナダなどから国産馬肉の数倍の量の馬肉が輸入されている。
屠畜された9,761頭が国内生産3,850トンの肉になっていると考えられる。
ただし、この中には生体輸入された日本で肥育した馬が含まれている。
日本では初めから食用専門に肥育される馬はきわめて少なく、
海外から馬が生体輸入され、熊本、青森、福島などの馬産地で肥育されている。
2018年でみるとカナダから3,872頭、フランスから806頭の計4,678頭が輸入されている。
概ね生まれてから2年ほど肥育された馬が日本に輸出され、上記の馬産地でそれから数年肥育されて食用に屠畜される。
****************引用終***************
1万2000トンの馬肉のうち、8800トンが輸入肉。
この時点でかなり輸入に頼っていることが分かりますが、
残りの国産とうたわれる肉も、海外から生体輸入 つまり 生きた状態で輸入された馬を日本で肥育したものが含まれています。
それが、冒頭の運ばれた馬たちのことでしょう。
なので、実際は海外出身の馬肉はさらに多いということになります。
それだけ馬肉は輸入に頼っている状態です。
なぜなのか?
記事にある通り、国内では、初めから馬肉にするために生産される馬はほとんどいません。
では、海外から輸入され肥育された馬を除いた、日本生まれの馬肉は一体どこからやってきているのか。
****************一部引用****************
輸入馬がすぐに屠畜されるのではないので、正確ではないが、
屠畜頭数9,761頭-輸入数4,678頭=5,083頭ほどが日本で生まれた馬の数であることは推測される。
前述のように、はじめから食用に繁殖・肥育される馬は日本ではきわめて少ないことが指摘されているので、ほぼこれらの馬は他の用途の馬が屠畜されていると考えられる。
ではどこから来るのか?
アニマルライツセンター岡田千尋代表理事は
「国内で食用に屠畜される馬の多くは、競馬や乗馬の廃用馬と、生体輸入された馬だ」
という。
青木玲著『競走馬の文化史』には以下の記述がある。
「(登録抹消された馬の行き先で)一番多いのは『乗馬』である。
しかし、その大半が遠からず肉用になることは、関係者の間では暗黙の了解事項なのだ。
もちろん、本当の乗馬になる馬も少なくないが、全体から見たら一部に過ぎない」
2016年7月1日付全国農業新聞の記事「荒廃地生かし、馬の養老院」では
「日本では毎年7,500頭が競走馬として生産されるものの、うち6,000頭はレースに使用された後は、一部は繁殖馬や乗馬用に転用されるが、大部分は処分される。
役割を終えた馬は、肉用として処分される」
と記述している。
2002年1月10日付産経新聞記事「クビになった競走馬たち 不況で食べられちゃう」では、町田市内の肥育牧場の経営者に取材している。
記事では、
「馬房には、勝てない競走馬、暴れて乗馬に向かない馬ばかり10頭前後がいる。
大麦や麦の皮だけを半年間食べさせて太らせるためだ。
馬の枝肉のうち3分の1は硬くて食用に向かない。
生のまま都内のペットショップに卸している。メンチなどに精製されて犬のえさになる」
という経営者の言葉を紹介している。競走馬はあまり食用には向かない場合も多く、ペットの飼料などになる場合も多いようだ。
競走馬は早ければ2歳でデビューし、ほとんどは8歳までに引退する。
成績が極めて良ければ種馬・繁殖馬になるが、25~30年といわれる寿命をまっとうできる馬はごく一握りのようだ。
2016年8月31日付中日新聞記事「馬耳朗報」は「登録抹消された後 関係者『相当数食用』」の小見出しを付け、
「登録抹消後に食用の馬肉になっているものは相当数いる。
一度、乗馬用になった後に殺処分になる馬もいる」
という農水省担当者の話を紹介し、
「競馬業界の関係者の間では、9割は馬肉になっているとも言われる」
としている。
さすがに、競走馬としての登録抹消直後に処分する訳にはいかず、
岡田氏が言うように、多くが乗馬用として乗馬クラブなどに引き取られるようだが、
日本では乗馬人口もそれほど多くなく、名ばかりの乗馬クラブなども存在し、
そこに引き取られた馬が肥育場などを経て食用などとして処分されている実態があるようだ。
****************引用終***************
皆さん大方予想がついていたと思いますが、国産の馬肉は、競馬や乗馬などで使い物にならなくなった馬の肉がほとんどだということですね。
馬の殺処分率は、90%以上と言われていますが、正確な数字は把握できません。
日本生まれの馬の肉が、競馬や乗馬などの馬の肉であることも、あくまで推測でしかありません。
牛は個体識別番号から、出生地、飼養地、と殺場などが追跡できるようになっています。
BSEをきっかけに、導入されました。
しかし、馬にはこのようなシステムがないのです。
馬の流通経路はブラックボックスなのです。
*************animal_liberator*************
牛の流通は可視化されており、耳標の番号を入力すれば誰でも、個々の牛の流通経路を辿ることができる。消費者の安心安全に資するための施策である。
一方、馬の流通経路はブラックボックスであり、競馬馬の最後は関係者でさえわからないことがある。
競馬馬の流通は、(おそらくは意図的に)可視化されていない。
競馬馬以外にも、乗馬用、娯楽施設で飼育される馬、輸入され食用に給される馬等、管理は整備されていない状況。
これは消費者にとっての不利益であり、法の平等性の観点からも不合理な状態。
全頭を管理し、流通を可視化すべき。
流通が可視化され、管理されていく過程で、馬がどのような体験をしているか人々は知ることになる。
安楽死とされながら、安楽でない死が強制される場合もあると言われているが、
実態を日の本に明らかにすることで、苦痛に満ちた馬の殺害法を防ぐことができる。
また、競馬ファンは、競馬馬が「乗馬へ転用」されると聞くと安心するという。
しかし実際はすべての馬がその後どういう生涯を送ったのかわかっているわけではない。
さらには、乗馬クラブと名乗りながら、実態は肥育牧場である施設もあると言われている。
馬を助けるには、馬ビジネスに流れる資金を閉めることが重要。
馬の流通を可視化することにより、心ある馬好きの人々は、競馬や馬ビジネスから撤退であろうと予想される。
****************引用終***************
この投稿にも、先ほどの記事にもある通り、
競馬で引退した馬が、乗馬へ転用すると言いながら、実際は乗馬クラブとは名ばかりの肥育牧場に送られることもあるようです。
毎年7000頭以上も競走馬が生まれ、乗用馬の頭数はたったの1万5000頭。
そのうち、元競走馬はたったの1万頭です。
どう見ても受け皿になりきれていませんね。
しかも、乗用馬も用済みになれば殺されるのでしょう。
いずれにせよ、競馬産業、乗馬産業のせいで、大量に馬が殺されている事は間違いないということです。
競馬の馬たちは9割以上が殺処分、寿命を迎えることができるのは1%以下と言われており、
勝てる見込みがないなど、儲からない馬から順に処分されていき、その大半は2~4歳で処分されます。
****************引用****************
競馬の世界では、現在でも毎年、約8千から1万頭の子馬が生まれていると言われています。
毎年、8千から1万頭です。
単純に計算したら、3年で約3万頭、10年で10万頭になります。
馬の寿命は、健康なら30歳、中には40歳まで生きる馬もいます。
こんなにたくさんの馬が毎年生まれていたら、日本はあっという間に馬糞で埋もれてしまいそうですが、実際はそうなりません。
それはなぜか。
なぜなら、毎年生まれる子馬のうちのほとんどは、2歳、3歳、4歳といった若さで「処分」されてしまうからです。
処分とはつまり、屠殺です。
本当に子馬のうちに処分される馬もいます。
屠殺になる理由は、レースに向かないから、勝てないから、血統にあまり価値がないから、などなど、
ようは、競馬で勝って馬主を儲けさせてくれない馬は、生きる価値がないと見なされます。
馬の2歳は、人間で言えば中学一年生くらい。
3歳は、高校に上がったばかりの年頃。まだまだ子供です。
心も体も未熟な、成長期の子供です。
その若さで、競走馬たちは、騎手を乗せ、ものすごいスピードで1キロ、2キロの走路を駆け抜け、勝つことを要求されます。
中学に上がったばかりの子供に、日々猛特訓をして、全日本選手権やワールドカップやオリンピックで勝てと要求しているようなものです。
そんなことをしたら、まだ十分出来上がっていない子供の骨や靭帯、筋肉はあっという間にボロボロになるでしょう。
プレッシャーや過酷な訓練から来るストレスで、精神的にも参ってしまうはずです。
そして、まさに、このとおりのことが、現役の競走馬たちの身には起こっています。
競馬界の真っただ中で働いている関係者の方によれば、
現役競走馬の80パーセント近くが、ストレスと偏った食生活のせいで、慢性胃潰瘍に苦しんでいるそうです。
競馬を見ていると、骨折などの事故も多いですが、骨がまだ未熟なうちに、過度の負担をかけ続けているので、不思議はありません。
調教も、決して馬に優しいやり方ばかりではなく、
トレーニングに出たが最後、いろいろなトラウマを負って半狂乱になってしまう、若い馬たちの話もたくさん聞きます。
ストレスに耐えられず、あるいは恐怖感で、訓練を嫌がったり、体調を崩したりすれば、屠殺場行きです。
そして、頑張って耐えて、デビューし、走り続けたところで、
よほどの成績を残さない限りは、やはり最後は屠殺場に送られてしまいます。
G1を勝った馬や、アメリカで大変優秀な成績を残して日本へやってきた種牡馬が、
一般人も知らないうちに、あっさり屠殺されていたことが分かり、話題になったこともありました。
最近では、タップダンスシチーの行方が分からなくなり、ネット上を騒がせました。
タップは生きているとクラブ側から「確認」が取れたとされていますが、そのタップの姿は一般公開されていないため、
「本当にタップなのか?」「やっぱりもう屠殺されているのでは?」という意見も、多いようです。
勝っても負けても、競走馬たちは、ストレスや酷使で心も体も痛めつけられながら、
身を削って走らされ、最後は屠殺場で殺され、動物園のライオンの餌やドッグフード、
それでも余る大半の馬たちは、なんと畑の肥料にされるのです。
競走馬として生まれた子馬が、天寿を全うできる確率は、1パーセントもないと言われています。
競馬には、牡馬(オス馬)だけではなく、牝馬(メス馬)も同じく使われます。
牝馬は、人間同様、2歳、3歳の年頃になると、体がふっくらとしてきて、母馬になるための準備を始めます。
発情も始まります。
しかし、こうした「女の子の事情」は、競走には不利。
だから、牝馬の競走馬には、ホルモン剤などの薬が大量に使われて、発情を抑えたり、脂肪をつきにくくしたりといった操作がおこなわれます。
また、牝馬は、現役を引退したあとに「繁殖に上がる」、
つまり、北海道など、競走馬を産ませて育てる牧場に引き取られて、新たに競走馬の子馬を生むための仕事に回されるので、
処分は少ない、と勘違いしている方もいます。
が、繁殖の世界も実際は過酷で、生んだ子馬の成績がいまひとつなら、母馬といえど、やはり処分、が現実なのです。
繁殖に上がったら、その後を追う人があまりいないので、知られていないだけです。
母馬に寄り添い、無邪気に寝転んだり遊んだりしている子馬は、本当にかわいくて、いつまでも見ていたいと思いますが、
実際には、そののどかな幸せはつかの間の出来事で、子馬たちはまもなく、過酷な世界へと追いやられていきます。
生まれた子馬たちが勝てなければ、子馬自身だけでなく、母馬の命さえも危うくなります。
もちろん、中には、少数ながら、成績がいまひとつでも、故郷に戻ってきた馬(繁殖牝馬や種牡馬)を、できるかぎり処分しないで、大切に飼われている牧場さんもあります。
しかし、以前、生産牧場(競走馬を生ませて育てる牧場)をされていた方によると、
日高地方では「不要牝馬回収」のトラックが、毎週、「いらなくなった繁殖牝馬」をたくさんトラックに乗せて、屠殺場へ運んでいるそうです。
毎週、です。
毎年何千もの子馬が生まれ、毎週登録抹消される馬がいて、そのうち、即処分を免れた一握りの馬たちが、生まれ故郷に帰って行き場を求め、しかしそこには、すでに前年、そのさらに前からいる馬たちが、ひしめき合っている、、、
残念ながら、今の競馬の世界は、こうした馬の大量生産、そして大量廃棄、が「当たり前」になっています。
競馬は、ギャンブルをビジネスにしているはずが、大量廃棄、大量処分、の現実を見ると、もはやビジネスそのものがギャンブルになってしまっているといっても過言ではない気がします。
そして、そこで、人知れず、無言で、消されていく、馬たちの命、、、
「馬は家畜なんだから、仕方がない」という意見を平気で言う人もいますが、
たとえ食するための家畜であったとしても、「無駄に生ませて、無駄に殺す」のは、命への冒涜以外の何ものでもないと思います。
一時、ファーストフード店のハンバーガーが、冷めてしまったからというだけの理由で、売られることもなく大量廃棄されていて、非難を浴びたことがありました。
今の競走馬たちの扱いは、まさにその頃のハンバーガー並みです。
ハンバーガーでなくても、商品を無駄に大量生産し、そして大量に廃棄することが当たり前の企業や工場は、非難される世の中ですし、そもそもビジネスとして立ち行かないはず。
まして、命のある馬たちを、「家畜だから」という理由で、無駄に生ませ、ストレスを与え、無駄に殺すのは、まったく理屈が通らないことです。
人によって生まされ、若さや命を謳歌することも許されないまま、
人のために走り続けた馬たちを、「夢と感動」といった美辞麗句で飾り立てるその裏で、ゴミのように処分する、
そんなやり方が通用する世の中であってはいけないと思います。
馬が好き だから、馬刺しは食べないと思っていても、
馬を使ったビジネスにお金を落とせば、あなたも馬殺しに加担していることになります。
怪我や故障した馬、引退した馬は、馬刺しまたは、ペットフードになります。
競走馬は人間でいうと小中学生の歳で競走馬となり、同じ年頃に肉されます。
あなたは、鞭打たれて走りたいですか?
競馬にドラマがあるとか。 走りたいから走っているとか。
勝手に決めつけるのはやめて下さい。
弱者は、最初から弱いのではなく、そういった立場に追いやられているだけなのです。
****************引用終***************
馬は乗り物であり、馬は人を乗せたがっている、走りたがっていると思い込んでいる人が非常に多いと思いますが、それは勘違いです。
馬は人を乗せたいとも、走りたいとも思っていません。
嫌がっている馬を、人間が勝手にそのように利用しているだけなのです。
馬は人を乗せることを嫌がるため、馴致という調教で人間を乗せるように強制します。
ぐるぐる同じ場所をまわらせたり、体重をかけ続けたりといったことを、慣れるまで延々と繰り返していくのです。
業界側は、慣れる・受け入れるなどといった言葉を使いますが、
抵抗してもやめないわけですから慣れるしかないといいますか、あきらめるという言葉の方が正しいでしょうね。
馴致とは、英語ではブレーキングといい、馬の心を壊すと述べる人もいます。
上のような公開動画では都合のよいシーンしか映しません。
しかし、先ほどのリンク先で紹介した元競馬関係者の方によると、
人間のいうことを聞かなければ殴ったり、鞭で叩いたりして馬の心に人間に対しての恐怖心をつくることもあるそうです。
そして、性格上の問題や、調教師の実力不足で、調教が上手くいかない馬もいるでしょう。
そうなれば業界にとっては用済みとなり、肥育場に送られ、馬肉のために殺されます。
馬は、手綱を引いてコントロールされているのはご存じだと思いますが、
馬に優しく合図を送っているだけで、その合図を馬が察知しているかのように見えるでしょう。
しかし、実際はそうではありません。
手綱の先には、馬銜(ハミ)という金具が口に装着されており、
口に痛みやその恐怖感を与えることによって、馬を制御しているのです。
馬は、切歯と臼歯と呼ばれる、
前歯と奥歯の間にすきまがあり、歯槽間縁(しそうかんえん)と呼ばれています。
https://pacalla.com/article/article-3039/
この歯槽間縁に、ハミを装着します。
その際、間にある狼歯は、邪魔なので抜いてしまいます。
https://blog.goo.ne.jp/equinedoc/e/218dd14315981beb89884148062f8645
歯槽間縁があることが、馬にとって運の尽きでした。
歯槽間縁の存在が、ハミの装着と馬への騎乗を可能にしてしまい、
6000年も前から、人間に乗り物として扱われることが決定してしまったのです。
自分の口の中に、歯を抜くなりして隙間を作ったとして、そこに金属が差し込まれることをぜひ想像してくださいね。
しかも、それを誰か第3者に引っ張られるわけです。
痛いし、ケガするに決まっているでしょう。
多くの研究結果が、ハミが口腔内の痛みや病変、裂傷の原因となることを示しています。
まぁ、普通に考えれば当たり前でしょう。
ハミが原因で舌を切ったり、舌が千切れそうになったりする馬もいます。
ハミをガシャガシャとしゃくり、馬の口が腫れてしまうケースもあります。
ハミでしゃくってはいけない - 馬医者修行日記 (goo.ne.jp)
ハミによる歯間の痛みはどうすることもできませんが、
舌の痛みだけは逃れたいと、ハミの上に舌を出してしまう馬がいます。
そうなるとハミで舌に圧力を加えることができなくなるため、
この癖がある馬には、冒頭の動画にもあった「舌縛り」が行われます。
舌を縛り、舌が動かせないようにするという、虐待行為が行われるのです。
こうして、人間に乗り物として利用される馬は必ずハミを装着されます。
馬として生まれた時点で、不幸でしかありません。
馬は、もちろん最初はハミをつけることを嫌がります。
なのでハミ馴致という調教もあります。
https://www.jra.go.jp/training/pdf/research_kijoujunchi.pdf
そりゃそうですよね。
ご自身が、こんな金具を口に入れらたらどう思います?
嫌に決まってるでしょう。
馬は、人間のために、嫌なことを強制されてばかりなのです。
また 馬は皮が厚いからムチを打たれても平気、と刷り込まれてる人がいますが、もちろんそんなものは嘘です。
この都合の悪い事実には、馬利用関係者は一切触れません。
競技用のムチを使っているとか、ムチを打つ回数を決めているとか、皮が厚いから痛くないとか、ただ合図を送っているだけとか、利益を得ている側や熱狂している側がごまかしているだけです。
さんざん貢献し続けてきたにも関わらず、怪我をして使い物にならなくなれば、あっさり殺処分です。
業界は、ケガをした馬を安楽死させたなどと言いますが、動物利用業界が謳う安楽死はすべて安楽ではありません。
安楽死という名の、悶絶死です。
仮に怪我なく過ごせたとしても、利益を生まなくなって用済みになれば
即と殺場に送られるか、肥育されて十分太った後に屠殺場に送られ、頸動脈を切られ、出血多量で死亡します。
以下は、と殺の際に馬が首を吊り上げられているシーンです。
Horses deemed unprofitable to the racing industry can be sent to slaughter.
— PETA UK (@PETAUK) August 12, 2020
[Footage via Aitor Garmendia / @Tras_los_Muros] pic.twitter.com/4BMViwOJFc
競馬、乗馬をする人、馬車を利用したこのある人、肉を食べる人、レザーを買う人などは
馬が残酷に殺される最後をしっかり直視しましょう。
これが、あなた方の一時の刺激、興奮のために、尽くしてくれた馬の最期です。
馬が乗り物、と洗脳されている人は、非常に多いと思います。
馬を殺処分から救うような素晴らしい人でさえ、平然と馬に乗る人がほとんどです。
競馬、馬車、乗馬など、馬を使った全ての娯楽を、利用しないでください。
そして、周りに知らせてください。
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