牛乳や牛肉の生産において、牛が虐待されているのは、これまでさんざん記事で紹介した通りです。
そして、今回は水牛の話です。
まずは、牛と水牛の違いについて。
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牛とは偶蹄目(ぐうていもく)ウシ科のほ乳類で、犬と同様、家畜化された動物である。
牛は世界中の多くの国で食肉用にされたり、牛乳やチーズ、バターなどの乳製品のための乳牛としてりようされたり、皮革製品として利用されたり、あるいは農作業用の動力源として用いられたり、ロデオや闘牛などの文化の一つとして利用されてきた。
それに対して、水牛とは同じくウシ科のほ乳類でアジアスイギュウ属に分類される動物である。
草原や沼地、河川の周辺などに生息する。
アジアに多く生息しており、北アフリカからもたらせたものがヨーロッパや中東にみられる。
また一部家畜が野生化した水牛がオーストラリアに生息している。
水牛の乳は乳製品に加工されインドのギーや南イタリアのモツァレラ・ディ・ブッファラは世界的にも知られている水牛の乳製品である。
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ピザなどに用いられる、モツァレラチーズをご存じだと思います。
上記の通り、水牛の乳は、モツァレラチーズに利用されています。
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本来の原料は水牛の乳であるが、牛乳で代用したものもある。
水牛の乳と牛乳では、それぞれ風味に違いが出る。
一般に、水牛の乳を原料とするものの方が良質とされる。
また、乳牛よりも水牛の方が飼育が難しく、乳の量も少ないため、希少価値から水牛の乳を原料とするものの方が値段が高い。
水牛のものを採取する際は水牛に子を産ませた上で子を取り上げ、子が飲む分の乳を利用する。
水牛の乳を原料とするものを区別する場合、モッツァレッラ・ディ・ブーファラと呼ぶ。
ウシの乳で代用したものはモッツァレッラ・ディ・ヴァッカもしくはフィオル・ディ・ラッテと言う。
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水牛に子を産ませた上で、子を取り上げ・・・とあります。
乳牛や肉用牛も、産んですぐに子供を取り上げられます。
生まれた子達が、オスかメスか、乳牛の子か、肉用牛の子かで その後の運命は変わります。
果たして、水牛はどうなのか。
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水牛のミルクで作られる淡白なお味のチーズ。
このチーズのためにモッツァレッラの産地、イタリア・カンパニア州では、
年に5万頭の水牛の雄の子牛が『死ぬためにだけ』に生れてくると、ナポリ大学の教授が発表しました。
水牛の子牛は、肉牛としても使いものにならず、子牛は口を縛られ啼く事も出来ないのだそうです。
啼くと母親に聞こえるから....。
こうして縛りつけられた子牛は、生きたまま捨てられ、渇きと飢えで衰弱し、死んでいくのだそうです。
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水牛のオスは、金にならないからと、生まれてすぐに殺されるのです。
しかも、口を縛られ、声をあげることすらできないまま。
年間5万頭の水牛のオスたちが、ただ生まされ、殺されているのです。
チーズを食べたいという人間の欲のために。
採卵鶏におけるオスの雛や、フォアグラにおけるメスの雛と同じです。
商業価値がなければ殺す。
生かすのはあくまで金のため。間違っても命のためなんかではない。
この構図に消費者が気づいて、消費をやめなければ動物虐待はなくなることはありません。
また日本では沖縄などで、水牛車として水牛が利用されています。
無意味に、人間を乗せた重い荷車を引かせ、名物として金儲けをしています。
そもそも牛車自体が虐待にあたりますがそこは一旦置いておいたとしても、このような利用には様々な虐待がつきものです。
沖縄の備瀬のフクギ並木は、水牛に虐待的な飼育を行っていることが発覚しています。
水もないところで、つなぎ飼い。糞まみれ。
この牛に至っては、身動きすらできない。
肉が見えるケガをした牛。
この牛か、奥の牛かは分かりませんが、
牛が命令に従って荷者を引くのを拒否したところ、運転手は鼻が避けるほど強く引っ張ったそうです。
この状況を見た、動画投稿主 ららの沖縄案内 さんは、観光関係機関などに報告したそうです。
ですが改善はすることなく、その後様子を見に行った際にまたもや新たな虐待を目撃します。
この直射日光があたる、箱のような狭い場所。
水牛の体のサイズほどしかないこの場所に、1日中、水牛を閉じ込めていたそうです。
体のサイズとは言っても、天井は低く 立つこともできません。
彼らにとって、水牛は金を生み出す奴隷でしかないのでしょうね。
これらが、水牛に起きている現実のほんの一部です。
動物利用産業は、すべて最悪です。
例外は一切ありません。
チーズを食べるのをやめてください。
旅行などで機会があったとしても、水牛車を決して利用しないようにしてください。