1羽だってこんな扱いは許されてはならない | チロ・ツグミ・メリー・マフユと 動物問題 ~ ヴィーガン ~

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愛猫チロとツグミ、愛犬のメリーと暮らしています。
主に、動物問題について書き記します。
超偏食&料理経験なしでしたが、畜産の悲惨な実態を知ってから、ヴィーガンになりました。

これが日本のレベル。

 

 

 

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足を固定されて、逆さに吊り下げられて、刃物で首をほんの少し切られ、少し血を流したまま、吊り下げられ続け、数分後、熱湯に頭から入れられる。

 

 

これが自分だったら・・・?

 

これが犬だったら?猫だったら?人だったら?

こんなことを許す社会は健全だろうか。

 

しかし、鶏肉を仕入れ、加工し、販売し、食べる人々はこれを許している。

 

動物たちの苦しみは見えないところで発生しているから自分には関係ないことのように、日常を送っている。

 

鶏たちが国内の食鳥処理場(つまり屠殺場)で、首を斬る前に意識を失わせないばかりではなく、首を斬ることにすら失敗し、生きたまま熱湯に入れられ、茹で殺されている問題を、アニマルライツセンターでは2018年から指摘してきた。

 

衆議院などでも取り上げてくれる議員もいた。しかし、改善していないことが2019年度の国の統計で明らかになった。

 

2017年度、生きたまま熱湯に入れられた鶏の数は、47万4千665羽だった。

 

2018年度、生きたまま熱湯に入れられた鶏の数は、50万8千406羽だった。

 

2019年度、生きたまま熱湯に入れられた鶏の数は、51万2千965羽だった。

 

割合は0.063%で、パーセンテージ自体は前年度と変わっておらず、つまりは改善は見られない。

 

一羽だって許されるべきではない行為なのに、年々増加、2019年度も4,559羽も犠牲数が増えているのだ。

 

2019年度の内訳は採卵鶏が198,707羽、肉用鶏が314,258羽であり、屠殺の精度の低さで言えばあきらかに採卵鶏のほうが低く、ぞんざいに扱われていることが明白である。

 

繰り返すが、1羽だってこんな扱いは許されてはならない。

めったに強く禁止はしない(できない)OIE(世界動物保健機関)のアニマルウェルフェア規約 第7.5章では、「意識がある又は生きた鳥が、熱湯処理タンクに入ることがないよう、あらゆる努力がなされること。」と強く規制しており、これが世界的に許されていないことを示している。

 

食鳥処理場が自主的に改善することはないだろう。消費者が変わり声を上げなければ、営利を優先する企業や生産者は絶対に変わらない。
どうやって声を上げるのか。


一番簡単にできる最小限のことは卵と鶏肉を食べないことだが、それだけではこの動物たちの状況は変わらない。


もう少し動物たちのために一歩を踏み出してくれるのであれば、卵製品と鶏肉製品を販売したり、提供する店やレストラン、加工会社に改善を調達する企業自身が調達先や生産者に促すよう、伝えてほしい。

 

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生きたまま、首を切られ、熱湯に入れられる。

どれだけ食べている人が感謝しようと、殺している側は給料のために流れ作業としてやっているだけです。

 

生きたまま喉を切って殺す、というこれ以上ない暴力を、毎日、大量に行っている現場です。

生きているかどうかを確認せずに熱湯に入れる人がいても、全然おかしくはないですよね。

本人からすれば、どっちにしろ苦しめて殺しているんだから 同じでしょ、って感覚かもしれません。

 

苦しみを最低限に、と言いますが、鶏からすれば最低限かどうかではなく、殺されたくないはずです。

自分が鶏の立場だったらどうかを考えてみてください。

 

肉、卵、乳性品を食べることをやめないと、こういう残酷な事に 終わりはきません。

 

 

 

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