誰しもが持っていた心 | チロ・ツグミ・メリー・マフユと 動物問題 ~ ヴィーガン ~

チロ・ツグミ・メリー・マフユと 動物問題 ~ ヴィーガン ~

愛猫チロとツグミ、愛犬のメリーと暮らしています。
主に、動物問題について書き記します。
超偏食&料理経験なしでしたが、畜産の悲惨な実態を知ってから、ヴィーガンになりました。

動画に残酷なシーンはありません。

 

鶏の首を切ろうとする父親。

そして、それを目にした子供の反応は・・・。

 


 

 

 

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誰しもが子供の頃はこんな心を持ってたのではないでしょうか?

大人になった今でも、目の前で殺されるどうぶつを見れば止めたくなるし、心が痛む。

どうぶつの虐殺や虐待に加担するよりも、しない生き方のほうが楽じゃないですか?

 

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中学三年生の選択授業で、もう70年続いているという。

 

この自分で育てた動物を殺すという授業は今もマレにみかけるが、このような授業は必要ないという意見がある一方で、「人間は食べないと生きていけない」「命をいただいて食べるということに向き合う」「命への感謝」などという使い古されたフレーズで表現される意見も根強く残っている。

 

この授業を担当する教師は、番組のビデオの中で「悲しむ生徒もいるけど、命をいただくってそういうことだよね」という。生徒が悲しんでも残酷だと感じても、「殺して食べる」以外の選択肢を、教師は生徒に与えていない。この関係は例えてみれば、殺害を強制する軍隊の上官と、命じられた部下と同じだ。

 

この「命の授業」の重大な欠陥は次の三つだ。

  1. 命の大切さは殺すことで学ぶことはできない
  2. 肉は食べなければならないという、誤った認識
  3. 授業で豚を飼育する環境が、実際の現代の畜産の飼育環境から乖離している

これまでもアニマルライツセンターは「鶏を殺して食べる授業」  に意見してきた。(このうち一つの高校では、意見から数年後、この授業自体が廃止となった)


今回も自由学園に意見を提出させていただいた。

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鶏を育て、殺す、という授業を記事で取り上げたことがあります。

 

 

殺さなければならない、という考え自体が、命の授業でもなんでもなく、殺しの授業ですね。

 

本当の命の授業は、畜産の悲惨な現状を伝え、命ではなく商品としてしか扱われていない現状を伝え


殺さない選択があることを伝えることですよね。

 

学校の方々は、栄養学なんて全く勉強されていないと思います。

本当に命が大切だと思うのであれば、彼らのやるべきことは、最新の栄養学を勉強して 出来る限り殺さない方法を模索することだったはずです。

 

でも、そうはしないんですね。

結局は、教育という名の自己満足、感動ポルノです。

 

 

植物も命、という話をする人がいますが

食肉1kgを作るのに、牛は11kg、豚は7kg、鶏は3kgの飼料穀物が必要になります。

すなわち我々人間が、動物を食べずに、植物をそのまま摂取すれば、動物の犠牲も、植物の犠牲も大幅に減ることになります。

 

つまり、もし本当に植物の命も大切に思うのであれば、菜食という選択しかありえないことになりますね。

 

 

もちろん、昔のように食べ物が十分に行きわたらない時代は、動物を食べることはやむをえない選択だったかもしれません。

 

しかし、今はどうでしょう?

 

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日本では、年間2,531万トン(※)の食品廃棄物等が出されています。

 

このうち、まだ食べられるのに廃棄される食品、いわゆる「食品ロス」は600万トン(※)。

 

これは、世界中で飢餓に苦しむ人々に向けた世界の食料援助量(2019年で年間約420万トン)の1.4倍に相当します。

 

また、食品ロスを国民一人当たりに換算すると"お茶腕約1杯分(約130g)の食べもの"が毎日捨てられていることになるのです。「もったいない」と思いませんか?

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感謝して食べる、残さずに食べるという心があるとか、いただきますに意味がある、とか言ったところで

日本の年間食品廃棄量は、世界6位であり、アジアでワースト1位です。

 

あちこちで大食い番組が流れ、酔っ払いが食べきれない量を食べてゲロを吐き、インスタ映えのために食べもしないものを注文するような人間が多くいるのが現実です。

 

 

今の日本には、十分すぎる食べ物があり、動物からしか摂れない栄養が存在しないにも関わらず

動物を生ませ、苦しめ、殺して、食べるという選択は、ただの欲でしかありません。

 

 

 

今こそ、ほとんどの人が子供の頃に持っていたはずの、殺したくない、助けたいという気持ちを、思い出すときです!

 

子供たちの素直な反応から学びましょう。

 

 

 

 

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