私は、ハリーポッターは見たことがないんですが、ルーナという子が出てきたことがあるそうですね。
このルーナ役のイヴァナ・リンチという方が養鶏場を訪れた時の動画です。
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ハリーポッターのルーナ役として有名なイヴァナ・リンチがイギリスの養鶏場へ。
イギリスでは95%、アメリカでは98%の養鶏場が映像にあるような過密飼育を行なっている。
日本では、鶏の体重が通常2kgに達したら出荷するところを3kgに達してから出荷するため、諸外国よりもさらに過密な飼育環境になっている。
養鶏場の中は遠目に見たら、大量の鶏たちというより白いじゅうたんのように見えるという。
通常、出荷時の体重に達するのには120〜150日かかる。それを動画の鶏たちは、たった40〜50日でその体重に達する。
食べる量は普通でも体はぶくぶく太っていく。
自分たちにだけ都合のいい変化を与えて、苦しんでる動物がいるにも関わらず、それを「改良」と呼ぶべきだろうか。
そんな彼ら1匹1匹を、どうか個人として見てほしい。
見た目は同じに見えても、違う理由で死んでいく被害者たちなんだ。
出荷前に心臓発作で死ぬ子もいれば、体重の重みや怪我で立てなくなって、餌や水にたどり着けず死んでしまう子もいる。
運良く出荷日まで生きていても、屠殺場に向かうトラックに鶏たちのためのエアコンなんて存在しない。
トラックの荷台は密閉空間じゃない。
むさ苦しい暑い日も、凍えるような寒い日も、彼らはそれに耐えないといけない。
屠殺場で出荷される前のトラックに乗った鶏たちを間近で見たことがある。
本当に寒い日で、彼らが垂れ流す糞尿の強い臭いがトラックを覆ってるようだった。
同時に、どれだけの時間このトラックの中にいたのだろうと考えさせられた。
そして最後までその寒さに耐えきった彼らに待っていたのは、屠殺場の中で1匹1匹ベルトコンベア式に首を切られるという最期のステップ。
そのステップを経て、やっと苦しみから解放される。
あんまりだ。
生まれてから殺されるまで、優しさを知っていたのだろうか?と思いたくなるほどに。
動画の最後に出てくる鶏。
映像の中では彼はまだ死んでない。
でも明らかに苦しんでる。
それでも頑張って息をしようとしてる。
僕たちがどれだけ動物たちを酷い目に合わせても、動物たちは必死に生きようとする。
なんで酷いことをされるのか彼らは理解できないかもしれないけど、それでも必死に生きようとする。
その彼らの姿をもっとたくさんの人が見る機会が増えれば、きっと世界も変わるって信じてる。
自分には何ができるのか、小さな1歩だけでも踏み出して見てほしい。
その1歩が、世界を変えるかもしれない。
『私は暴力を目撃するたびに、自分の中で「ダメ」という小さいけど確かな声が聞こえるの。私はその声を決して自分の無関心で押し殺すようなことはしたくない。』
- イヴァナ・リンチ
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イヴァナ・リンチ:ビーガンになった理由
インスタグラム
https://www.instagram.com/msevylynch/
~~~~今回の投稿を書かれた方~~~~
stillavegan さん
14歳まで日本で育った、関西弁を喋るアメリカ人。
海外の動物問題啓発の動画を翻訳したものを、投稿されています。
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