馬が世の中でどのような扱いを受けているのかを知りましょう。
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馬が好きで、競馬に行くことは矛盾しています。
とどけ!馬の祈りプロジェクト 「競争馬の行く末」 より、以下転載。
競馬の世界では、現在でも毎年、約8千から1万頭の子馬が生まれていると言われています。
毎年、8千から1万頭です。
単純に計算したら、3年で約3万頭、10年で10万頭になります。
馬の寿命は、健康なら30歳、中には40歳まで生きる馬もいます。
こんなにたくさんの馬が毎年生まれていたら、
日本はあっという間に馬糞で埋もれてしまいそうですが、
実際はそうなりません。それはなぜか。
なぜなら、毎年生まれる子馬のうちのほとんどは、2歳、3歳、4歳といった若さで「処分」されてしまうからです。
処分とはつまり、屠殺です。
本当に子馬のうちに処分される馬もいます。
屠殺になる理由は、レースに向かないから、勝てないから、血統にあまり価値がないから、などなど、ようは、競馬で勝って馬主を儲けさせてくれない馬は、生きる価値がないと見なされます。
馬の2歳は、人間で言えば中学一年生くらい。
3歳は、高校に上がったばかりの年頃。まだまだ子供です。心も体も未熟な、成長期の子供です。
その若さで、競走馬たちは、騎手を乗せ、ものすごいスピードで1キロ、2キロの走路を駆け抜け、勝つことを要求されます。
中学に上がったばかりの子供に、日々猛特訓をして、全日本選手権やワールドカップやオリンピックで勝てと要求しているようなものです。
そんなことをしたら、まだ十分出来上がっていない子供の骨や靭帯、筋肉はあっという間にボロボロになるでしょう。
プレッシャーや過酷な訓練から来るストレスで、精神的にも参ってしまうはずです。
そして、まさに、このとおりのことが、現役の競走馬たちの身には起こっています。
競馬界の真っただ中で働いている関係者の方によれば、現役競走馬の80パーセント近くが、ストレスと偏った食生活のせいで、慢性胃潰瘍に苦しんでいるそうです。
競馬を見ていると、骨折などの事故も多いですが、骨がまだ未熟なうちに、過度の負担をかけ続けているので、不思議はありません。
調教も、決して馬に優しいやり方ばかりではなく、トレーニングに出たが最後、いろいろなトラウマを負って半狂乱になってしまう、若い馬たちの話もたくさん聞きます。
ストレスに耐えられず、あるいは恐怖感で、訓練を嫌がったり、体調を崩したりすれば、屠殺場行きです。
そして、頑張って耐えて、デビューし、走り続けたところで、
よほどの成績を残さない限りは、やはり最後は屠殺場に送られてしまいます。
G1を勝った馬や、アメリカで大変優秀な成績を残して日本へやってきた種牡馬が、一般人も知らないうちに、あっさり屠殺されていたことが分かり、話題になったこともありました。
最近では、タップダンスシチーの行方が分からなくなり、ネット上を騒がせました。
タップは生きているとクラブ側から「確認」が取れたとされていますが、そのタップの姿は一般公開されていないため、「本当にタップなのか?」「やっぱりもう屠殺されているのでは?」という意見も、多いようです。
勝っても負けても、競走馬たちは、ストレスや酷使で心も体も痛めつけられながら、身を削って走らされ、最後は屠殺場で殺され、動物園のライオンの餌やドッグフード、それでも余る大半の馬たちは、なんと畑の肥料にされるのです。
競走馬として生まれた子馬が、天寿を全うできる確率は、1パーセントもないと言われています。
競馬には、牡馬(オス馬)だけではなく、牝馬(メス馬)も同じく使われます。
牝馬は、人間同様、2歳、3歳の年頃になると、体がふっくらとしてきて、母馬になるための準備を始めます。発情も始まります。
しかし、こうした「女の子の事情」は、競走には不利。
だから、牝馬の競走馬には、ホルモン剤などの薬が大量に使われて、発情を抑えたり、脂肪をつきにくくしたりといった操作がおこなわれます。
また、牝馬は、現役を引退したあとに「繁殖に上がる」、つまり、北海道など、競走馬を産ませて育てる牧場に引き取られて、新たに競走馬の子馬を生むための仕事に回されるので、処分は少ない、と勘違いしている方もいます。
が、繁殖の世界も実際は過酷で、生んだ子馬の成績がいまひとつなら、母馬といえど、やはり処分、が現実なのです。
繁殖に上がったら、その後を追う人があまりいないので、知られていないだけです。
母馬に寄り添い、無邪気に寝転んだり遊んだりしている子馬は、本当にかわいくて、いつまでも見ていたいと思いますが、実際には、そののどかな幸せはつかの間の出来事で、子馬たちはまもなく、過酷な世界へと追いやられていきます。
生まれた子馬たちが勝てなければ、子馬自身だけでなく、母馬の命さえも危うくなります。
もちろん、中には、少数ながら、成績がいまひとつでも、故郷に戻ってきた馬(繁殖牝馬や種牡馬)を、できるかぎり処分しないで、大切に飼われている牧場さんもあります。
しかし、以前、生産牧場(競走馬を生ませて育てる牧場)をされていた方によると、日高地方では「不要牝馬回収」のトラックが、毎週、「いらなくなった繁殖牝馬」をたくさんトラックに乗せて、屠殺場へ運んでいるそうです。
毎週、です。
毎年何千もの子馬が生まれ、毎週登録抹消される馬がいて、そのうち、即処分を免れた一握りの馬たちが、生まれ故郷に帰って行き場を求め、しかしそこには、すでに前年、そのさらに前からいる馬たちが、ひしめき合っている、、、
残念ながら、今の競馬の世界は、こうした馬の大量生産、そして大量廃棄、が「当たり前」になっています。
競馬は、ギャンブルをビジネスにしているはずが、大量廃棄、大量処分、の現実を見ると、もはやビジネスそのものがギャンブルになってしまっているといっても過言ではない気がします。
そして、そこで、人知れず、無言で、消されていく、馬たちの命、、、
「馬は家畜なんだから、仕方がない」
という意見を平気で言う人もいますが、たとえ食するための家畜であったとしても、「無駄に生ませて、無駄に殺す」のは、命への冒涜以外の何ものでもないと思います。
一時、ファーストフード店のハンバーガーが、冷めてしまったからというだけの理由で、売られることもなく大量廃棄されていて、非難を浴びたことがありました。
今の競走馬たちの扱いは、まさにその頃のハンバーガー並みです。
ハンバーガーでなくても、商品を無駄に大量生産し、そして大量に廃棄することが当たり前の企業や工場は、非難される世の中ですし、そもそもビジネスとして立ち行かないはず。
まして、命のある馬たちを、「家畜だから」という理由で、無駄に生ませ、ストレスを与え、無駄に殺すのは、まったく理屈が通らないことです。
人によって生まされ、若さや命を謳歌することも許されないまま、人のために走り続けた馬たちを、「夢と感動」といった美辞麗句で飾り立てるその裏で、ゴミのように処分する、そんなやり方が通用する世の中であってはいけないと思います。
競馬ファンの多くは、馬券の儲けよりも、走る馬たちの美しさ、力強さ、ドラマチックなレース展開に引かれる、と、以前何かの雑誌で読んだことがあります。
馬に魅せられたわたしたち一人一人がもっと声をあげて、競走馬たちの福祉や未来を訴えていくことで、競馬界の認識や、姿勢、馬の扱いをも、変えていけると、わたしは信じています。
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馬が好き だから、馬刺しは食べないと思っていても、
馬を使ったビジネスにお金を落とせば、あなたも馬殺しに加担していることになります。
怪我や故障した馬、引退した馬は、馬刺しまたは、ペットフードになります。
競走馬は人間でいうと小中学生の歳で競走馬となり、同じ年頃に肉されます。
あなたは、鞭打たれて走りたいですか?
競馬にドラマがあるとか。 走りたいから走っているとか。
勝手に決めつけるのはやめて下さい。
弱者は、最初から弱いのではなく、そういった立場に追いやられているだけなのです。
以下はFBより。
毎年何百頭ものサラブレッドがアメリカから日本に売られています。
そのうち90%が屠殺場で最後を終えます。
殆どの日本の屠殺場で 馬たちは恐ろしい死をむかえます。
殺され、解体され、ドックフードに なるか人間に食べられます。
PETAは熊本にある日本で最大の馬の屠殺場で、サラブレッドの最後を ビデオに捕えました。
馬は屠殺される前に水を吹きかけられます。
馬は驚き、何が起こっているのか分かっていません。
また、パニックに なりヒヅメがスリップし屠殺場の中に逃げます。
数分後には捕まえられ殺されます。
2008年には20,000匹もの馬が日本で屠殺されました。
使い捨ての商品として競走馬が開発されている、アメリカでのサラブレッ ドの過剰繁殖が一因でもあります。
何万匹の馬が貪欲な競馬産業のため に毎年作り出されています。
しかし競走馬として終わりをむかえたとき、彼らをどうするかまでは考えていません。
名馬でさえ屠殺場で生涯を終えます。
ケンタッキーダービーの優勝馬 Ferdinandは日本のブリーダーに売られ、
彼を利用されたのち数年後には 屠殺場へ売られました。
日本での調査でPETAはダービーやプリークネスの優勝馬である「カリズマティック」や「ウォーエンブレム」が日本の ブリーダー牧場に今現在いるのを見つけました。
彼らが種馬として不要になってきたら彼らはどこで終わりを迎えるのでしょう?
【補足:Wikipediaより】
アメリカは国内での屠殺は馬の頭数を考えれば比較的少ないが(馬食文化がないことや、馬肉の供給がしばしば違法であるため)、実際にはアメリカ国外に移送してから屠殺されているという。
近年、アメリカでは屠殺及び屠殺目的の輸出を全面的に禁じようとする動きも見られる。
2009年6月19日 読売新聞
大日本住友製薬は19日、 国内初の馬向けの胃潰瘍(いかいよう)治療薬を7月1日に発売すると発表した。 国内の現役競走馬の半数以上がストレス性の胃潰瘍とみられており、 競走馬にとっては朗報になりそうだ。 この治療薬は人間向けの胃潰瘍薬と同じ成分を含み、 動物薬大手の米メリアルが製造し、大日本住友が販売する。 海外では20か国以上で売られているが日本では未承認だった。 これまで日本では馬の胃潰瘍の治療に、人間の薬を転用するケースが多かった。 大日本住友によると、競走馬は緊張を強いられるレースや日々の調教、 長距離の移動などで、強いストレスにさらされている。 獣医師による内視鏡を使った最近の臨床結果では、 少なくとも半数以上が胃潰瘍を発症していたという。
こういったことに加担しないで下さい。走りたくて走っているなら、
何故ストレスを感じ、胃潰瘍になるでしょう?
私は 競馬場に 行ったこと無いのですが
骨折した馬に、観客は「死ね」などの罵声を浴びせることもあるそうです。
>その馬をアテにして大金を注ぎ込んで馬券を買っていた人が、
落馬をした事で、その馬に対して罵声のような言葉を浴びせている事も (OKwaveより)
.
馬が殺されることを知らずに、競馬行ってる人もいると思います。
そういう人に、知らせてあげて下さい。
以下の動画は 知らないことが沢山ありました。是非見てみて下さい。
(シェアしようと思っていた動画「競馬引退馬の厳しい現実」が削除されてた…。)
「馬:命を賭けた逃走」パート1
「馬:命を賭けた逃走」パート2
ひたすら速く走らせるためだけに仔馬を産ませ育成すること自体が虐待です。
とどけ!馬の祈りプロジェクト 「このプロジェクトについて」より、以下転載です。
今すぐ競馬そのものを無くしたり、馬の殺処分を禁止すことは、神様でもなければ無理でしょうから、まだしばらくは、馬の大量生産や使い捨てという現実は続くでしょう。
でも、かわいそうな馬たちを本当に救いたいと思ったら、「引き取り→譲渡」だけではどうしても後手に回ってしまいます。
本当に馬たちを、未来にわたって救うには、今の競馬の在り方そのものを変える動きを作り、そもそも処分する馬を出さない形に変えてもらわないといけない、と思いました。
それはつまりは世の中のある仕組みを変えるということであり、世の中の一般の人々の意識を変えるということです。
そして実は、犬や猫の福祉の世界では、少しずつですが、すでに起きてきていることです。
ただ捨て猫捨て犬を拾って里親を探すだけではなく、法律をはじめとする国の認識、そして何より、一般の人々の、犬猫に対する見方、ペットを飼うということに対する考え方等を変えていくことで、初めて、不幸な犬猫を出さない世の中を目指す。
わたしはこれを馬でやりたいと思いました。
転載終わり
【不幸な馬達の為に、あなたに出来ること】
- 馬を利用するビジネス(競馬、乗馬、サーカス、食用等)はボイコットする。
- 競馬や馬が好きな人、多くの人へ馬達の生末や辛い現状を、知らせてあげる。
- ギャンブル好きな人に、競輪や競艇を勧める。(実際、競馬より競艇の方が、利率良いそうですよ。)
馬は、非常に臆病でデリケートな動物です。
動物を利用しない、やさしい遊びや祭りは充分あります
また、今も発展途上国等で使われているロバさん達。
貧困ゆえに、必要である地域もあることでしょう。(でも本当に?それしかないの?)
しかし苦痛を感じる動物を、機械のように扱うのはやめて下さい。
彼らは物ではありません。
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これが現代の馬の扱われ方です。
まぁ現代だけではありませんが。
このブログの内容、そしてコメント欄の言い訳を含めて、これが人間の本質という感じですね。
全てが詰まっているような気がします。
自分たちは権利がほしいけど、他者の権利はどうでもいい。
自分たちは奴隷にされたくないけど、他者は奴隷にしてもいい。
自分たちが夢や希望を与えてもらえれば、相手の夢や希望が失われてもいい。
敬意を表せば、相手が苦しんでいても正当化できると思い込む。
自分は苦しめることに加担しておきながら、他人には保護しろ、と言う。
決して、少数派ではない意見でしょう。
相手の立場を思いやれる人間が、現実を知り、発信する側、助ける側にまわらなければ、いつまで経ってもこのような問題は終わりません。