Dominion 「豚」 ② | チロ・ツグミ・メリー・マフユと 動物問題 ~ ヴィーガン ~

チロ・ツグミ・メリー・マフユと 動物問題 ~ ヴィーガン ~

愛猫チロとツグミ、愛犬のメリーと暮らしています。
主に、動物問題について書き記します。
超偏食&料理経験なしでしたが、畜産の悲惨な実態を知ってから、ヴィーガンになりました。

前回の続きです。

 

と殺場でどんなことが起こっているのか。

そして、野生の豚がどんな目に合っているのか。

 

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本来10-12歳まで生きられる大部分の豚は、 わずか5-6ヶ月で、養豚場から輸送トラックに詰め込まれ、

長距離にある屠殺場まで運ばれる間、食物、水、極端な暑さや寒さからの、 保護などありません。

 

 

 

屠殺場では、小さなコンクリート製で金属に 囲われた繋留場で待つことになり、典型的には一晩中、彼らには食物はなく、

飲水は制限されているか、全く飲めません。

 

朝になると、彼らは強制的に、屠殺が 行われるフロアに、しばしば、電気プロダー(刺激棒)を使って集められます。

 

 

オーストラリアで、豚をスタニング(気絶)させ、 屠殺する方法として、最も人道的で効率的な選択肢として勧められ、

ほとんどの主要な豚の屠殺場で使われている共通の方法は、二酸化炭素ガス室を、使用するものです。

ケージを回転させるこのシステムは、完全に意識のある豚を、 一度に2-3頭ずつ集中して、二酸化炭素ガスが充満している室内へ降ろしていき、

眼、鼻孔、鼻腔、喉、肺を窒息させながら、死に至らせます。

 

二酸化炭素の濃度が低いほど、痛みや ストレスは少なくなりますが、豚を無意識にするまでに、時間がかかり、

経済的な有用性がなくなります。

牝豚は一度に一頭ずつガス室へ、 ゴンドラで送られます。

 

 

その大きさのために、ガスは効果が少なく、何頭かは、部分的に意識があるまま出てきてしまい、

その場合にはさらにその後、電気ショックで、 気絶させられます。

その後、ガス室の反対側へと体をひっくり返されて、豚は、喉元を切られて放血させられます。

 

 

小規模な食肉処理場で使用される電気的な気絶は、失敗が大変多くなる場合があります。

 

 

誤ったアンペア数、気絶作業者の位置、 気絶に適用された時間の長さ、または、喉元を十分に素早く切断できない場合、

豚は単に麻痺して動けない状態で、痛みを感じることができ、放血中に意識を回復します

(喉を切られても、瞬きをしていて、呼吸をしようと必死な豚)

瞬きや律動的な呼吸は、意識がある という強い指標です。

一頭ずつ、彼らは、お互いの目の前で屠殺されます。

 

 

 

捕獲用ボルトガンは、小規模な食肉処理場によって 使用される、別の選択肢です。

さまざまなタイプの貫通力のある銃口があり、 動物の頭蓋骨に発射して、

脳を永久的に損傷させ、意識を回復させないようにし、貫通力のないボルトガンは、ハンマー で叩いたような鈍的な外傷をもたらします。

効果的なスタニング(気絶)は、銃口に角度をつけて、頭の正しい部分に、配置することを必要としますが、

頭が拘束されていないと、難しいことが多いです。

 

 

いっしょにいた仲間が目の前で殺されるのを、 目の当たりにしたり、床の上の、血の匂いを嗅ぐと、

彼らはノックボックス(打撃箱)に入ることを 嫌います。

ボルトガンは、雌ブタのような大きな豚には、 あまり効果がありません。

「落ち着け、クソ野郎!」(男性が叫ぶ)

そのために、ライフル銃を、代わりに使用する ことができます。

この場合、精度はさらに難しくなります。

 

 

豚は放血された後、熱湯のタンクに落とされ、肌を柔らかくし、毛や髪を取り除かれます。

 

 

気絶されずに適切に殺されなかった豚は、 最終的に溺死によって、死にます。

 

 

廃棄物である 皮、骨、蹄、腸および脂肪は、副産物として、レンダリング工場に運ばれ、

食品添加物、石鹸、潤滑油およびバイオ燃料、またはゼラチンのような、他の製品の原料に使用されます

 

 

野生ブタは、最初の艦隊によってオーストラリアに導入され、現在では、国内でおよそ40%が主に、

クイーンズランド州とニューサウス ウェールズ州に、 生息しています。

「豚追い犬」の練習では、ハンターらが、 攻撃的に訓練された犬を放し、生きている野生豚の足跡を追跡させ、

野生豚に噛みつかせて、さし止めさせておき、ハンターが追いついて、ナイフで仕留める狩りをします。

 

 

野生豚が害獣動物と宣言されているにもかかわらず、ハンターが若い子豚を解放するのは、珍しいことではなく、

国立公園に入れて、後でまた彼らを狩ります。

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よく、これからはストールフリーの豚を買うようにする、とかいう人がいますが、ストールフリーにしても、と殺されるときはこのような扱いですよ。

人道的な殺し方など存在しません。

動物が好き という人も、犬猫の殺処分なら涙を流す人も、豚牛鶏ならなぜか感謝、いただきます、で終わらせようとします。

 

感謝をするなら、食べない、です。

肉を食べなくても人間は生きていけます。

肉からしか取れない栄養などありません。

 

 

生産者側は倫理などどうでもよく、ただ金儲けをしているだけです。

コストがかかることは絶対にやりません。

企業が慈善活動をするときは、ほとんどがイメージアップ戦略のときか、税金対策を行うときです。

消費者が変わらない限り、生産者、企業が変わることは100%ありません。

売れれば、このような虐待、虐殺は永遠に続きます。


 

日本では、狩猟で殺されている動物達の半分は、趣味の狩猟で殺されているそうですね。

殺すことが趣味の人達ですよ。

普通の感覚ならお金をもらってもできないようなことを、彼らは趣味として楽しみながらできるってことです。

倫理観が壊れてて当然です。

 

 

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