受験があったりで忙しくなり、しばらくブログを放置しておりました。
メインのブログも含めて、気分で書いたり、書かなかったりで、マイペースです。
メリーちゃんですが、先日 病院に行きました。
譲渡していただいた当初から気になっていたのですが、耳のあたりを触ると
嫌がって、「キャンっ!」と大声で鳴くんですよね。
メリーは普段、吠えたり、鳴いたりといったことは、ほとんどありません。
そういうこともあって、飼いやすいだろうということで、団体の方からオススメいただいた子です。
そのメリーが、大声で鳴くわけですね。
ただ 当然のことながら、私に譲渡される前に、団体の方が獣医師の検査を受けさせています。
譲渡される際に、健康上、問題はないとうかがっていました。
しかも、メリーが ブリーダーから救出されたのは最近のことであり、獣医師の検査も、当然最近です。
それで、問題ない、と結果が出ているわけです。
「散歩帰りに足を拭くと、大げさに嫌がる。」ということを預かりの方から聞いていたので
繁殖犬時代の精神的なものからきているのか? と思って、様子を見ることにしました。
なでる時は耳を触らないようにしながら、過ごしました。
触らなければ、問題なく、平穏に過ごしています。
しかし、時々、自分で耳を掻いて、自分で大声で鳴いていました。
かゆいのか? 痛いのか?
最近になって、これがひどくなってきたので、ちょっとタダ事ではない、ということで病院へ。
結果、外耳炎ということが発覚!
しかも、かなり長い期間・・・繁殖犬時代の頃からではないか、と言われました。
マジかよ・・・って感じです。
団体の獣医師さん見逃した感じですかね。
それか、こういう保護犬たちを見てあげている獣医師さんは、回転数を上げるために、耳の中って診察しないものなのでしょうか。
もし、そうなら言っておいてほしかったけど。
お忙しいと思いますので、その獣医師さんを責めるつもりは全くないですが。
ただ やっぱり、セカンドオピニオン大事だなぁと改めて思いました。
さらに、メリーはよく、くしゃみのような動作をしながら、人間がティッシュで鼻をかむ時のような音を出していました。
くしゃみをしているというよりも、鼻に詰まった何かを出しているかのように見えました。
これは、口腔鼻腔瘻(こうくうびくうろうかん) というものだと診断されました。
歯周病が進むことによって、歯肉の中の骨が溶け、鼻と口がつながってしまったということです。
そのため、食べ物が鼻にまわってしまい、それを取り出すために、メリーはくしゃみのような動作をしていたということです。
この治療は、体力が必要なため、もう少し通院して様子を見てから、ということになりました。
これらの症状から、メリーが、世の繁殖犬が、どれだけ過酷な環境にいるのか、どれだけひどい扱いを受けているのかがよく分かります。
メリー、ずっと苦しかったんですね。申し訳ないことをしました。
繁殖犬として金儲けに利用され、歯を奪われ、顎を溶かされ、外耳炎になってもほったらかされ、鼻と口がつながり、食糞まで。
ブリーダーなど、ろくでもない職業です。
殺処分がある世の中で、無用に生み出している時点で、良いわけがありません。
仮に良いブリーダーなるものが存在しようとしまいと、ブリーダーという職業がある限り、少なくとも一定数こういう悪徳な輩は存在します。
犬猫の虐待を減らすには、まずブリーダーという職業をなくす。生体販売をなくす。これ以外ありえません。
というわけで、元繁殖犬メリー。
洗浄薬と、外耳炎治療薬の、点耳の日々が始まりました。
改善するまで頑張ります。