9月から解禁されたイルカの追い込み猟は、今もなお続いています。
ここのところ立て続けに、イルカの群れが追い込まれ、皆殺しにされたり、生体販売用として捕らえられています。
本日も生体販売用のイルカが20頭も捕らえられました。
【太地イルカ追い込み猟】
— さゆさゆ (@yukoyukoARI) November 4, 2020
11月4日
バンドウイルカの家族約20体
全員が捕虜
水族館では一番の人気イルカだ
海の大事な生き物たちを
こわすのはやめよう
屠殺 0
生け捕り 約20
リリース 0
9月解禁より現在
屠殺 約82
生け捕り 約36
リリース 約40
🐬💔 pic.twitter.com/DWF0MUaiaF
猟師たちはさぞ、にんまりしていることでしょう。
生体販売用のイルカは、ボロ儲けできるからです。
一部の人間のお金儲けを文化だと言い、日本人はまんまとそれを信じています。
人間の欲のために、イルカは、食べもしない鯨肉のためにせき髄を刺されて殺されるか、人間好みの芸をしこまれ 一生奴隷として狭い水族館で過ごすかを余儀なくされます。
こういった虐待・虐殺を支えているのは、水族館に行く人たち、イルカショーを見に行く人たちです。
水族館が存在する限り、このようなことがなくなることはありません。
とはいえ、いまだに犬猫をペットショップで買う人が大半である日本において、水族館問題の現実を知り、そして行動できる大人は一体どれくらいいるのでしょうか・・・。
しかしそんな中、なんと、とある小学校で、水族館に行かない、と学校に主張した子供がいたそうです。
動画の1:20:09くらいです。
その小学校では、学校で水族館に行くことになっていました。
しかし、水族館がどんな場所なのか、イルカ達がどんな思いをしているのかを知っているその子はそれについて抗議することを考えます。
そして、自身が水族館に反対する理由と、水族館がどんな場所かを記す手紙を書き、それをクラスの皆に配り、皆の前で発表しました。
結果、水族館は中止にならなかったものの、その子は水族館に行かないことを了承してもらえました。
この話の素晴らしいところは、まずは、言うまでもなく、小学生で水族館の問題を理解していることです。
すなわち、これは親が理解していることになります。
しかし、親が理解していても、それを子供に正しく伝えるというのはそう簡単ではありません。
特に、動物問題のような暗い話は、知っていても避けている人が大半だと思われます。
ですが、そこから逃げずに、しっかり子供に伝え、そして子供がそれを理解しています。
非常に、共感力の高い優秀な子だと思います。
そして、理解をしていても実際に行動することはなかなかできません。
しかも、皆の前で発表するなんて、かなり敷居の高いことです。半端な意志ではできないことだと思います。
動物のために行動するという意志、信念がないとできないですよね。
さらに、その発表の場を提供した先生、その意見を尊重した学校が素晴らしいと思います。
ルールが大切、皆に合わせることが大切、文化が大切といった画一的な教育になりがちな日本において、おそらく先生たちは 知識がなかったであろう内容にも関わらず、子供の話に耳を傾け、理解できたかどうかは分かりませんが、少なくとも受け入れてくれました。
結局、他の子供たちは水族館に行ったようですが、
話を聞かずにいけば、海の生き物たちは狭い水槽に入っていても平気なのだ、と洗脳されるだけですが、
話を聞いた後では、違った風景に見える子も中にはいるかもしれません。
自分で調べて疑問を持ち始めた子もいるかもしれません。
今は理解できなくても、ふと大人になったときに気がつくかもしれません。
今後、学校が水族館に行くことを検討し直すかもしれません。
とても大きな一歩ですね。
ひょっとすると、誰も、何も変わらないかもしれません。
でも何か行動しないと、世の中って変わりませんよね。
この子供の行動そのものが素晴らしいじゃないですか。
こんな小さな子供が頑張ってるんだから、大人の我々が行動しないってどうなんでしょうね。
種の保存だ、文化だ、飼育員の生活はどうするんだ、子供は何も分かってないだけだ、、、。
少なくとも、こんな言い訳ばかりの大人にはなりたくありませんよね。