捨てられた犬猫、虐待された犬猫、ケガをした野良猫、病気になった野良猫など
不幸な思いをした猫たちは、運よく、愛護団体の方や、一般の方に保護されることがあります。
そこで適切なケアを受け、時には長い長い時間をかけて、身体的にも、精神的にも回復します。
生まれて間もない野良猫の場合は、ミルクボランティアによって、時には寝る間を惜しんで、成長させます。
日本人は、ボランティアは寄付金で儲かっているとか、動物好きだから苦ではないとか、勘違いしている人が非常に多いですが
仕事の合間、子育ての合間の時間を使って、無償で、あるいは赤字でやってるような人の方が圧倒的に多いわけです。
そこまで苦労して、ケアをし、人間との信頼関係を築き、ようやく一般の人たちへ譲渡するという形になります。
それを一気に台無しにしてしまうのが、里親詐欺です。
夜空さんの記事に詳しく書かれています。
里親詐欺とは、「大切に育てる」と言って、里親になりながら、
実際は、犬猫を虐待・虐殺するためであったり
珍しい犬猫や、日本人にとって価値はなくとも外国人にとって価値のある犬猫を、転売する目的で里親になる詐欺です。
平穏に過ごしている人にとっては、考えられない、日本で起こっていることとは思えない、レアケースだ、と思われるかもしれませんが
ごくごく普通に行われている事であり、なんなら今この瞬間も、そのような事が行われていると考えてよいです。
弱者をいじめ、虐待し、苦しむ姿を見ることで興奮する人間
お金のためなら、他者が苦しもうがどうでもいい人間が、世の中には沢山いるのです。
サイコパスという人間の存在をよく耳にするようになったと思います。
良心・罪悪感というものが一切なく、自己中心的で私利私欲のためなら、他者がどうなろうと平然と行動できる、嘘をつけるという特徴がある人間です。
これに、サディストの要素や、金銭的な利益などが加わることにより、上記のような里親詐欺を行うのではないかと考えられます。
サイコパスは、人口の1~3%と言われています。
日本人口は、およそ1億2500万人。
となると、サイコパスは、日本におよそ1250万~3750万人いることになります。
この人たち全員が虐待や、犯罪まがいのことをしているわけではないでしょうが、少なくともこんな性質を持った人間は、そのへんにゴロゴロいるということです。
さらに、里親詐欺をする人間が、1回だけ虐待したり、転売することで満足するでしょうか?
そんなわけがありません。
むしろ、味をしめ、エスカレートして何度も何度も、数十回、数百回と繰り返すでしょう。
そう考えると、里親詐欺が横行するなど、自然だと思いませんか?
欲のため、お金のためなら、平然と動物を苦しめられる人間は沢山います。
まずこういった認識を、普通の人たち、少なくとも 犬猫の命を託すような人たちは持つべきです。
最近は詐欺が非常に見抜きづらくなっているらしく、一般的に男が多いと思われていましたが、女も増えてきているようです。
時には、わざわざ2人以上の男女で良い家族を装って、詐欺をするケースもあり
子供が虐待したいからといって、両親でわざわざ詐欺をするケースもあるようです。
考えられない人もいるでしょうが、こんな人間がいるのです。
すごく明るく、気さくで、この人なら大丈夫と思っていたが里親詐欺だった、というケースもあり、ベテランですら騙されるようになってきたようです。
つまり、第一印象など、全く決定打にはなりません。
夜空さんのブログにある通り
〇 必ず譲渡契約書にサインさせ
〇 身分証明書を提示させ、コピーを取り
〇 避妊去勢・ワクチンなどの費用を負担させ
〇 相手の自宅へ行き
〇 譲渡後もこまめに写真を送らせる
これらが大事です。
費用請求をすれば金銭目的の人間を排除でき、本人確認・住所を押さえれば、連絡が取れないということを防げ、相手も躊躇せざるを得ません。
第一印象で、薄気味悪い、暗い人間など、論外。
1人暮らしの男も論外。
もはや虐待してくださいと言っているようなものです。
差別と言われようとなんだろうと、弱者である犬猫の命がかかっていますので、無視でOKですね。
そもそも、動物の世話というのはそんなに甘くないので、1人暮らしで仕事が忙しかったら、女性ですら世話がないがしろにする可能性が高いですし、細やかなことが苦手な人が多い男はなおさらです。
自宅が、引っ越し立てとかいう理由で、家具や荷物がない状態も詐欺の可能性大。
SNSの場合は、投稿数、フォロワー数が少ないものは捨て垢の可能性が高く、危険。
愛護後進国の日本は、動物が苦しもうと、何にもしてくれません。
里親詐欺を行った大多数の人間は、バレても制裁を受けることなく、のうのうと生きています。
一旦、里親詐欺にあうと、もうオシマイです。
手塩にかけた子たちをひどい目に合わせないように、長い目で見て、慎重に慎重に対応していくべきだと思います。
以下のページも参考にしてください。