ゴームク(Gomukh)
「ゴームクへのトレッキング②」 のつづき
さて、前日にボージバーサで1泊したわけですが、
次の日の行程は、ゴームクまではわりとすぐ。
たしか、ボージバーサから4~5キロだったと思います。
ただし、帰りはここから20キロの行程を
一気に帰らなければならないため、油断は禁物。
朝はや~く、ボージバーサを出発しました。
↑の写真、もう目の前が、聖なるガンガーの始まる地点、ゴームクです。
雪山の手前に写っている、灰色のウネウネした部分あるでしょ、
あのへん。
↑
さて!着きました。
やっと着いたぜ!ゴームクにーー!
ここが、ここが、ここが!
聖なるガンガー、ガンガーマー(母なるガンガー)の始まる場所。
ヒンドゥー教の象徴であり、インドの象徴であるガンガーの。
標高は約4200メートル。
ここから始まる川が、やがて大河となって北インド平野に流れ出していくんですよ。
ドラマだなぁ~。
後ろの雪山は見えなくなっていますが、
手前のウネウネの部分が高いので、隠れてしまっているんですねぇ。
ちなみに、グレーのウネウネ部分、岩じゃないんですよ。
氷です。雪です。
いわれて見ると、「ああ・・!なるほど」ってわかるでしょ?
積もった雪が、崩れかけてワサッとなっているわけです。
↑の写真は、不思議な写真。
空に光のスジが1本立ってます。
飛行機雲ではないし、なんなのかよくわかりません。
でも、まるで強い光が降りてきているよう。
↑
もっと近寄るとこんな感じ。
崩れかけた雪の割れ目から、ガンガーの最初の水が出ています。
ブーンド、一人だけ最後まで、グレーの部分を岩だと思い込んでいて、
会話がずれるずれる。
周りにいたほかの巡礼者との会話でも、
男A「ほら、あの雪のところから流れているだろう?」
ブーンド「アチャ・・?雪?」
ブーンド「あの水の流れが、ガンガーの始まるところじゃないの?」
男A「そうだよ、あれだよ、あの雪のところから出てる水」
ブーンド「雪のところ・・?」
男B、指指しながら「あそこだってば!」
ブーンド指差しながら「あそこだろ!?」
男B「そうだよ、あの雪が解けて水が流れているところ」
ブーンド「どこ?」
アホかっ!!
あれは雪なんだよっ!
10回くらいのアホなやりとりの後、やっとブーンド理解。
「アチャチャチャ、あれ、雪なんだ!」
みんな、心の中で→「だーかーらー。さっきからそう言っているだろうよ・・」
ふぅ。
ゴームクは、ちょっと信じられないくらい何もかもがキラキラした場所でした。
なんだか、とにかく光がキラキラキラキラしてるの。
妖精とか、何かの精とかが飛び交っているんじゃないかってくらい。
水もキラキラキラキラ・・。
雪解け水なので、ものすごく冷たいのですが、
やはりヒンドゥー教徒としては沐浴しなければならないらしく、
フンドシいっちょで、「ウフォフォフォ・・・!」と言いながら水を浴びる老人数人・・。
わたしも、疲れた足をつけました。
そして、彼らにとって何よりも忘れてはいけないのが、
ガンガージャル(ガンガーの水)を持ち帰る事!
みんな、せっせとペットボトルに水汲んでました。
ブーンドも、マンゴージュースの空ボトルにせっせと・・。
インド人は、帰ったら親戚縁者や友達にもこの水を配るんですよ。
↑
帰りは、この人たちとしばらく一緒でした。
ヴィシュヌ派のサドゥーのおっちゃんたちです。
簡単に言うとですが、
オデコに水平に三本線を書いているのはシヴァ派、
オデコの模様を上の写真のように書いているのはヴィシュヌ派です。
別にヴィシュヌ派だからシヴァ神を信仰しないとか、その逆とか
そういうわけではまったくありません。
でも、一応、宗派があるらしいですね。
後ろに見えている三角の山はシヴァリンガ。
ガンゴートリーやゴームク周辺では、
すれ違う人が「ボーレー」と挨拶してきたりします。
「ボーレー(Bhole)」とは、いろいろあるシヴァの呼び方のひとつ。
ガンガーはシヴァの髪の毛から出現して、地上に降下したと言われる川。
つまり、特にシヴァに関係する聖地なので、
「ボーレー」と挨拶しあって、シヴァの名を唱えているわけなのです。



