裸でお仕事へ
先日の「オレ様と大海原」
の記事で、
「地元の漁師のじぃさんなども、ランゴート(インド版フンドシ)を
普通に履いておりましたよ」と書きましたが、
これがそのじぃさんです。
ゴアのビーチには、
けっこう地元の漁船(というか、小さな木のボート)があって、
地元の人は地元の人で、普通に漁をしています。
基本的には地引網。
ボートでちょっとだけ沖の方へ行って、
網を投げてくる場合もあるみたいですが、
そうだとしても本当に小規模。
あとは、網を持ったままビーチから歩いて海に入り、
胸くらいの高さの水深のあたりで網を投げるだけだったり。
それでも、ちょくちょく採れてました。
海に入って遊んでいると、
「今からこのへん、網なげるからちょっとどいて」なんて言われたり。
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カゴのなかには採ったお魚
この、ランゴートじぃさんはですね、やっぱりクリスチャンです。
だって、夜にそこらへんの教会へ入ってみたら、このじぃさんが番してました。
(ゴア州は、長い間ポルトガル植民地だったので、クリスチャンが多いです)
じぃさん、その時はちゃんと服を着てましたよ。
で、「そういうのもいいよなぁ~」と、しみじみ思ったんです。
普通、出勤する時は服を着ます。
ヘタすると、バカ窮屈なスーツ。
(わたしゃ、着たことないけどね)
その一方で、じぃさんのお仕事は漁師だから、
このじぃさんは、出勤するときには、服を脱ぎます。
我々あの感覚ではたいてい、出勤する時は「登り」方面へ行きます。
それで、外の空気の様子すらも分からないビルの中へしまわれます。
(わたしゃ、ドロップアウトしたけどね)
ヘタすると、常軌を逸した満員電車か、渋滞に見舞われて。
その一方で、
じぃさんは、出勤は「下り」方面です。
超下り。陸の端っこだもん。
で、外の空気どころか、今まで誰にも汚されていないような、
大自然から吹いてきた風を浴びてお仕事。
うーむ。
スバラシイ。
服脱いで仕事に行くの、いいな~・・・・・・。
今回のゴアの滞在7日中は、毎日、
朝6時にビーチへ出て(小屋から徒歩30秒)、
一番端から端まで往復5キロ以上、歩きました。
すれ違うのは、ワンコたちとか。
新鮮にも程がある朝の海風を浴びながら
片道歩いた地点で、出たばかりの太陽を拝み(海とは反対側だけど)、
まだ直視できるくらいの太陽を直視して
エネルギーをドッバ~っともらってですね、
10分ほどちょっとした体操をして、またテクテクと来たビーチを戻り、
そして、海辺のシャック(海の家)でコーヒーをしばく。
もうねぇ、1年続けたら私、別人になるかも、って感じ。
5年続けたら解脱くらいはあり得る。
10年続けたら仙人になるってウワサすら。
そんくらい、スバラシー。
健康。
ああ、それで昼間は小屋ん中で仕事でもして、
また夕陽の時間に海に出て、こんどはワインでもしばき、
夜になったら寝ると。
いつか・・・・いつか・・・そのような暮らしにたどり着きたいっす。
※ ※ ※
隠遁したいわけじゃなくて、世の中と繋がりつつ、そういう暮らしがしたい!
ん???
つ・ま・り、金が欲しいか・・・・?
だって、そうでしょ?これぞ、金持ちのする暮らしだもん・・??
そういうことなの???・・・・
チーン・・。