前期授業第13週です。天気は晴れ。気温は高温。新大阪駅はインバウンド団体客の長蛇の列。いつものCTの団体客も。「こだま」乗車、やはり「こだま」は落ち着く。岐阜羽島までは通常運行だったが、追い抜き列車が遅延のため、長時間?停車、2本の追い抜き列車を待つ。東山線・リニモの混雑はいつもどおり。校舎内は勿論、冷房が効いているが、校舎間移動は、「暑い」。プレゼンも盛況で、海外2本・国内3本、質疑応答も活発。

 2023年度入試で入学定員を充足した大学(2025年度男女共学化大学は除く)は東京都13校・京都府2校の15校、約2割にとどまり、実に約8割は定員割れ、勿論、入学者が定員割れでも全学年の定員は充足している場合があるが、それも、時間の問題? 関東は東京都のみ、関西は京都府のみ、実に、神奈川県・愛知県・大阪府・兵庫県・福岡県などはすべて定員割れ。神奈川県横浜市のF女学院は、3学部を1学部に、名目上は「新学部開設」ですが。実は、「新学部開設」は多くは「既存学部廃止」を伴い、「募集人員の適正化」ということとも言える。次に来るのは・・・。定員充足できるのは、内部進学や指定校などの推薦入試で一定数を確保できるところのみか。ということは、推薦入試でこなくなると・・・。A県の「御三家」も定員割れ、H県の短大募集停止のM大も定員割れ。背景にあるのは、女子の文系学部の人文・教育・家政系離れ、経・営等の実学志向の高まり、資格習得も、習得が実際は困難な実態がわかり、それを避ける傾向も、また、コロナ禍で国・外を避ける傾向も(若干の揺り戻しもあるが)、そして1~3学部程度の比較的規模の小さい大学を避ける傾向、もっとも、そこで多数学部増設(学科を学部に)で女子大のまま、規模の拡大を図ったところもあるが、規模の拡大に受験生増加が追い付かず、想像を絶する急速な易化、ついに定員割れ、じゃあ規模縮小か、ここが難しい判断。教員の処遇も考えなければならない。最後の卒業生が出るまでは、雇用継続が原則だが・・・。そして、未来を考えると、女子大から男女共学に転じた大学、女子大以来の人文系学部、これらがつぎに動向が気になるところ、「元女子大」のくくりで、定員充足関係の報告があるかもしれない? とにかく、全大学の約半分が定員割れだが、女子大の約8割は大きい。そして、男女共学化した元女子大の定員割れはどの程度か。経営等の実学系を増設したが、学生は集まっているか、その大学に経営等の実学系学部があること自体、知られていない。「新学部・学科増設」の一方で、「募集停止学部・学科」にも、是非とも注目したい。