後期授業第6週です。天気は、曇り一時雨。行楽シーズンで、インバウンドを含む行楽客で、新幹線は、賑わう。ここは、行きも帰りも東京~新大阪間運転の臨時「のぞみ」乗車。特に目立つのは、中高年客だけでなく、女性の二人組や一人旅、勿論、大きなキャリーバッグ。列車内は、女性比率が高い。臨時列車は、始発から乗車はインバウンド客が少ない。途中駅からの乗車はあるが。帰りの名古屋駅は、修学旅行の到着でコンコースが賑わう。米原駅手前の住友大阪セメント多賀鉱山架空索道用ガード跡は、撤去工事が始まり、天板の一部が撤去された。東山線の混雑(勿論、途中までだが)は相変わらず、リニモも行楽客でにぎわう。またも、大学情勢の話題。私立大学の中には、前述の「教員になっています」「公務員になっています」に続いて、「国公立大学(法人)の大学院にいっています」の宣伝文句が。かつて、「大学院重点化」として、大学院が拡充されました。典型例は、かつては、教員養成系で大学院があったのは、東京学芸大学と大阪教育大学のみでした。その後、上越・兵庫・鳴門ができ、それまで専攻科だけだった教員養成系に次々と大学院が開設されました。最初は、定員通り合格者を出さないこともあったのですが、定員を満たさないと、予算に影響することとなり、「教員が院生獲得にセールスに回る」ことも発生、「院生の取り合い」になり、当然、「内部進学では埋められず」、「私立大学から大量入学に」。しかし、よく言われているのは、「理系大学院はまだ民間への就職はあるが、文系大学院は民間への就職は難しい」という実態。「大学院へ行ったけど・・・」ということとなる。もはや、「修士はあふれている?」。「就職がないために、修業年数が在籍可能年数いっぱい」に、さらに、一年ごとに休学を入れて、「長期化」の様相も。大学も留学生が増えているが、大学院も留学生が(ほとんど留学生も珍しくない)増加している。発展途上国では、大学の急増に対して、それに対応した就職先が自国内にはないため、大卒者の若年失業率が高く、先進国で比較的授業料が安い国の大学院に進学する傾向がある。当然、大学院修了後は帰国しない。さらには、先を読んだ発展途上国の中堅層は、大学段階から、比較的授業料が安い先進国の大学へ子どもを進学させる、勿論、そこで就職させる傾向が増加している。さらには、高校段階から先進国の高校へ行かせるために、「インターナショナルスクール」等の学校に小中段階から行かせることも。このように、発展途上国に「インターナショナルスクール」等の学校が多いため、日本から発展途上国の「インターナショナルスクール」に行かせることも生じている。「将来の目的を明確に持っているか、いないか」これが重要? 東京の某アルファベットでまとめられる大学の最「端」大学、一時、「就職が・・・」という評判が立ち、志願者が減少、入学式で釈明に追われ、大学院の授業料を減額して大学院に誘導、就職率を高める作戦に出たことがある。勿論、これは、「大学院のレベルが高い」大学ではできない作戦。大学院のレベルが影響する。実は、大学と大学院のレベルが比例するとは限らない。まあ、国公立大学の大学院と言えども、すべてではないが「入りやすくなっている」。意外と、「肥大化」した有名国公立大学でも生じている現象です。保護者は、「有名国公立大学の大学院に行ったのだから・・・」と思っているかもしれませんが、かつてとは大きく「激変」しているわけです。大学の淘汰が議論されていますが、大学院の淘汰も議論されるでしょう。