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心底惚れてる人以外は誘わないし、滅多に誘わないんで「誘われて」。別に待ってないが。
といっても月に1回あれば「遊びの予定が埋まった」事になる。
そう言や昔、頼み事があると「○日何してる?」と聞く奴がいた。
当時断る事が苦手だった俺はちょっと嫌な感じがしていたのだが、ある時そいつが自分のそういう話の
持って行き方にクレームを付けられたという話を始めた。
相手の言い分は忘れたが、そいつの言い分は、
「相手に予定があったら悪いから先に聞いて、空いてたら頼み事を話す事にしている」と言う事だった。
俺はそういうのも有りだと思うとか肯定した気がするが、まあ有りだろうが、クレームが付いた理由が
少し分かる。
予定があるかないかだけで、その頼み事を引き受けるかどうかを決めるわけではない。
予定がなくても、相手との関係性や好意の度合いや内容や気分によっては断る事も出てくる。
予定があれば引き受ける事は当然出来ないわけだが、重要な要素は寧ろそれ以外のところにある
のではないかと思う。
だけど重要な要素こそ断りにくい理由になる。
出来ない、ではなく、「やりたくない」だけで、理由を上げるとすれば、「貴方の為にそれをする義理を
感じない」とか「自分の時間に使いたい」とか「それはやりたくない」とか、十分な動機ではあるが
言いにくい。
まあ、「貴方の為にそこまでやりたくない」はいくら事実でも語弊を生むので言うのもどうかと思うが、
「自分の為」に断る事に罪悪感を感じ安い人には言いにくいものだ。
だから無難に「予定がある」と言っておきたいところだが、始めにその手は封じられてしまうから
使えない(笑)
断るのが苦手な人は多いから、奴の話の持って行き方は脅威だ。
心理的に言えば、全てを加味して決めるのは相手の権利だから、頼む側は条件を先に提示し、
後は任せるのが本来の在り方なんだろうから、相手の予定の有無で「よし、お願いしてもいい条件だ」
と判断してしまうのは、若干境界線を踏み込んでいるな。
気持ち的には「俺の予定があるなしでお前が判断しようとすんじゃねえ」と言うところだろう。
相手が多少不快に感じても致し方ない。
という話を当時は思い付きもしなかったんで伝えられなかったが、あいつは今もそういう言い回しで
頼み事をして、断るのが苦手な人を脅威に晒しているのかなあ?(笑)