CASE1
「申し訳ありません!」
と、詫びメールが来た。
「Mさんが折角ああ言ってフォローして下さったのに、私は気付かずに馬鹿な事を言って
しまって、のりしおさんに迷惑を掛けてしまいました!
ああいう事は普通の人には理解出来ない話です。だからこそMさんがフォローして下さって
いたのに・・・のりしおさんが変に思われるような事を言ってしまって本当にすみませんでした。
申し訳ありません」
見た夢の話をしている時、A子が俺の夢に対しスピチュアル的な意味がどうだこうだで
俺にもその"普通の人が理解出来ないような"特殊能力とやらがあるとかなんとか、
自称スピリチュアルな能力者の自分の知識や経験等を交えて話していたのだが、
それについての詫びメールだ。
ちなみにMさんは「疲れてるのかな?」と発言したのだが、A子曰くMさんはスピリチュアルな
能力が高いらしく尊敬している様子。
「謝らなくていいですよ。謝まるような事だと思ってないので。
別に変に思われるような事だと俺は思ってないし、変に思われたとしても全然気にしません。
それにMさんはそういう能力を否定してないんだから、そういう意味で言ってないんじゃ
ないですかね?」
良い人ぶりながら逃げ道塞ぐ、大人気ない俺。
本当は「お前の戯言を誰が気に留めると思うんだよ。馬鹿じゃね?」と言えたらスッキリだが、
相手、本気と書いてマジだからさすがに言えない俺は、悪魔の心を持つ天使
「いいえ、本当に申し訳ありませんでした」
いきなりの否定技!
もしもーーし、当の本人の思いがなおざりってどういう事!?
「Mさんは本当に凄いけど、私なんて大した事ありませんから」
何この唐突な謙遜?
俺、何か褒めたっけ?
「Mさんに申し訳ない事をしました。二度とこのような事がないように気をつけます。
申し訳ありませんでした」
ずっーーと気になってたんだけどな、
テメ、さっきから誰に悪いと思って
メール寄こしてんだよ!
山に籠って霞でも食って生きててくれねーかな。
馬鹿にも程がある。
CASE2
ある人に嫌われたと感じているらしく、「酷い!!何もしてないのに!!」と パニックなB子。
いまいち話の内容は分からなかったが、いくつかの出来事から避けられてると感じてるらしい。
が、単にB子の思う反応がなかっただけにしか感じねえ。
「思い込みじゃねーかなあ。多分そんなとこだと思うよ?」
俺もこいつには面倒な思いを何度かしてるんで、また被害妄想発動か?ってな推測。
案の定B子が思いきって聞くと、相手は「????」だった様子。
独り相撲乙。2ちゃんねる風。
B子の半口癖は「私はうまく話せなくて、変な事言っちゃうかも知れないから怖くてあまり
話せない・・・変な事言ったらごめんね」で、 実際に話す時もモジモジとビビってる様子が
ありあり。そして実際に変な事も意味不明な事も言うのは周知の事なのだが。
しかしだ、とにかく俺に対する避け具合は、どう見ても他の奴らより明らかに差別的。
俺と個人的に話すシチュエーションを避けるかのように、挨拶すら交さない勢いだ。
内心、いくらなんでもそりゃねーだろと、
ちょっぴり木枯らしが心に吹き抜ける事もあるが、
それは別に構わない。
だがB子よ、自分の都合をとことん行使するお前が、誰かが自分の思うような態度じゃ
なかったくらいで、なんなんだ、その大袈裟なリアクションは。
ワガママな奴だな!
そして先日、俺の誕生日のお祝いに珍しく自分から近付いてきた。
「お~、無視されまくりのBからお祝いなんて驚き。嬉しいなあ」と言ったら、
「ちょぉっと(笑)無視なんてしてません、どうしたんですか~(笑笑笑)」 と、
自分の行為を省みる事もしないまま、まるで「そんな風に勘違いしたりして、可愛い人」
とばかりに、突如喜々として慰めてきやがった。
・・・・・なんだ、その歪んだ喜び
説明してやると、避けてる自覚はないが避ける気持ちがあった事をポロっと。
ほらみろ。残酷な遊びに巻き込むんじゃねーよ。変態。
そんな俺をよそに、チンプンカンプンな事を話しているB子。
「つまり、~ってこと?」
何言ってるか分かんねーよとツッコミたいところだが耐え忍び、最大限に気を遣って
質問もする事なく必死こいて解読を試みた俺だった。
しかし、その俺にコイツこう言った。
「一部の方に偏見があるのでは?絶対的な否定が恐怖のためにある、被害妄想の
ようなことになってないですか?言い過ぎですが・・・」
・・・・・・・。
なんも言えねー。
お願いだから文法の勉強と自分の言ってる事を把握して?(泣