入院して2日目に撮ったCT結果。
緩和ケアの医師とも話をした上で連絡するとの事だったので、早くても来週かな?なんて思ってました。
予想に反して、連絡があったのは撮影の翌日でした。
病院に行く時間に行き違いがありバタバタしましたが、私、母、妹3人で話を聞くことができました。
事前に妹にも主治医からの説明があるから一緒に聞くか?と相談してました。なんとか仕事の都合をつけて一緒に聞きに行くことができました。
ここ数日の治療としては、約10ℓ貯まっていた腹水を1日目に4.9ℓ、その翌々日に約5ℓ。合計10ℓ抜いたそうです。
初めて腹水を抜いた日の翌日に荷物を持って病院に行きましたが、その時は足の浮腫が引いたと言っていました。
見た目にもお腹の膨らみます少し引いていたようです。
2回目に抜いた後はお腹の膨れ具合もだいぶましになったそうです。←主治医談
お腹のつっかえが取れたからなのか、よく眠っていたそうです。
そして、CTの結果。
画像を見せてもらいました。
肝臓の右側はほぼ癌で埋め尽くされており、見た感じ肝臓表面もボコボコしている感じでした。
これだけ肝臓が癌に侵されていると、肝臓も自分の仕事をしようと門脈が使えないなら新しい道を作ればいいと新しい道をつくり、食道静脈瘤ができていました。
それも2センチもの大きなもの。
肝臓の状態からもいわゆる末期の状態である事が告げられました。
今後起こりうる可能性として、1番危険なことは静脈瘤の破裂。これだけ大きなものが破裂するともう救命は難しい。
その次は肝がんの破裂、肝不全、多臓器不全という具合に起こりうる可能性、危険度が大きい順にあると聞きました。
今は痛みなどはあまりないようですが、今後痛みが出てくることは十分考えられるし意識障害も可能性があるとのこと。
緩和ケアの医師とも相談して頂けていたので、この状態はもう緩和ケアの対象であるとの事で受け入れていただけるとの事でした。
ただ緩和ケア病棟も今は満床ですぐにと言うのは難しい状態。空きを待ってうつることしか出来ないようです。近々緩和ケアの医師とも話をする予定です。
残された時間は1カ月位。
家で見ることはできないのか?と話をしましたが、このご時世、一旦病院から出て万が一コロナに感染と言うことになれば受け入れも難しく何より最期に会うこともできなくなるとのことでした。
そう考えると無理をして連れて帰ってリスクしかないのなら、病院に私たちが行くしかありません。
今のところ一般病棟は面会禁止ですが、緩和ケア病棟であれば限られた人、時間であれば面会は可能との事。
私たちは緩和ケアで診てもらうことをお願いしました。
ただ本人の意思確認も必要との事なので、余命については伏せて、CT結果を医師から伝えてもらう事と合わせて面会も含めて緩和ケア病棟に移るのはどうか?と言ってもらいました。
するとすぐに父から連絡があり、医師から癌の状態を説明された事、緩和病棟にうつったら面会できることの説明があったとの事でした。
私の中で医師と話をする時は極力、感情的にならずに客観的に見て話をしようと決めてます。
もちろんいい、悪いはありますが。
それでも、堪えられない部分も沢山あって。。。
それでも向き合わないといけない現実は目の前にある。
目を背けても何も始まらない。
私にできることを、少しずつ粛々と進めて行くだけです。