敬老の日の今日は、通常レッスンとコンクール組の補講デーでした。初めてコンクールに参加する小学生の生徒さんはまだまだその厳しさを知りません。
目標は予選突破ではなくて自分との戦いなんです。どこまでしっかりと仕上げられるか、その為にお話をきちんと聞くことができるか、そしてイメージトレーニングを頑張ることができるか等の課題があります。
通常のレッスンでは中々こちらの意図が伝わらないことも多く、どうすれば自分で考えられる様になるかなというのがずいぶん前からの課題でした。
お母様からコンクールに参加させたいという意向をお聞きした時、厳しい部分も多々あるけれど一緒に頑張ってみようと思ったのは普通のレッスンに刺激を与えたいという私なりの目標があってのものでした。
ブルグミュラーを弾くお兄ちゃんの方は私好みの音なのですが、自分に自信が持てなくなると途端に演奏全体がしょぼくれて急ぎ足で終わってしまうという脆さを抱えています。
バスティンのテキストの中の曲を弾く弟君の方はミスなく弾けることこそ最高というポリシーがあるので、そこを崩す目的があります。拍子や強弱記号等をしっかりと覚えてもらうことが何より先決なんです。
2人に共通して言える課題は、曲の先にある音を頭に描いてその準備をしながら演奏を進めるというものです。そういうゆとりのある演奏ができればかなりレベルが上がります。
ゆとりのある演奏とそうでない演奏を続けて聴かせた所、後方で聴いてあったお母様が“このゆとりのない演奏があなたの演奏にそっくり!”と笑いながら仰いました。
ゆとりのある演奏までレベルを上げることができれば、今回コンクールに参加する意味が達成されます。まだ訓練する時間は十分あるので、自分の音を聴いて考えながら練習に臨んで欲しいと思います。
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