クラシック音楽には基礎的な約束事がある。それはそれで知らなくてはならない。でも、それは絵で言うなら額縁に過ぎないのかも知れない。額縁の中で音楽を作る人も、それはそれでひとつの美。

でも、もしかしたら、作品に向かう物差しを変えて作品と対峙した時に、それまでとは異なることが楽譜から見えてきて、感じてくる。それはその人にとっての正直なことで、だから何を感じるのか?まで制限されなくていい。好きに感じていい。それがその人の演奏の個性につながるのかも知れない。結果、額縁を超えた演奏になるのかも知れない。それもひとつの美。