楽譜と言っても、様々な観点から思うことがあるのだが、今日申し上げたいのは、当然のことながら、こだわりについて。
例えば、モーツァルトのピアノソナタの楽譜に限定して言えば、当然、何十年も前に買ったヘンレ版を持っている。その楽譜が売られていた時から既に50年近く経っている。その楽譜は、その当時のものであり、当然のことながら、現在売られているヘンレ版とは中身が違う。しかも、最近はヘンレ版も違う人が運指を書いていたりして2種類出ているものもある。また、僕個人としては、最近のベーレンライター版も併用している。正直、楽譜は高価だし、かさばるしで困りものなのだが、それは自己投資なので、そこをケチるわけにはいかない。なぜなら、こんなにおもしろい物は、僕にとってはだが、他にないから。それぞれの版には、それぞれのその時に決定された価値観があり、それを知ることの好奇心は最大の楽しみのひとつ。とは言え、やっぱり高いし、かさばるし困りものでもあるのだが。笑