今夜も拙宅サロンにて弾き合い会が行われている。僕も後ほど参加させて頂き、またまた実験?だ。シューマンの交響的練習曲は弾くことを決めている。あとは、もし時間があって、その気になったら、一昨日から弾いているショパンのソナタ3番かバラード4番あたりも弾くかも。それはそれとして、もうそろそろ勉強しておかなければ後悔するであろうバッハのゴールドベルク変奏曲とベートーヴェンのディアベリ変奏曲を先週、ゆっくりと最初から最後まで弾いてみた。どちらの作品も長大なだけに覚悟が無ければ本格的には手をつけられない。
それはそれとして、自分が下手ながらも公の場にて一般の方を対象にリサイタルという形で弾く気になれないことへの葛藤をずっと抱えている。
自分がそれを行いたいと行いたくないが半々。何か決め手が思い付かない。若い時は世の中に出て行くという気持ちがあって細々と行なったものだが、今の年齢は、若い時のような感覚とは違う。周囲からの見る目も、例えば20代のピアニストに求めることと60歳に求めることは必然的に異なる。ある意味では、今の自分に求められることは、より厳しいと言えるのかも知れない。大体、思うのは、皆様の貴重な時間やエネルギーを頂いてまで行うほどの価値など自分の演奏にはないと自分で思っている。もし行うなら、もっと研究と練習をして、もっともっとレベルの高い演奏が出来なければと率直に思う。
とは言え、自宅の会員制サロンでばかり弾いているのもどうかと思い、たまたまお誘いがあったので、こっそりと秋に銀座のとある場所で弾く予定は決まったのだが。
頭ではわかっている。どんな演奏、どんなピアニストもいていいし、コンサートをやるもやらないも、その人の人生だからなんでもあっていい。そんな中で、自分はどういう活動をしたいのか模索している。ある意味では贅沢な悩みと言えるのかも知れない。ただ、形がどうあれ、自分自身で楽しんで演奏したいし、願わくば、聴いてくださる方も楽しんで頂けたらと思う。今のところは、ただそれだけは言えるかな。