この1週間のレッスンを振り返ってみますと、技術的な観点から多くの方に共通しているのは、手の力み、手の準備がされていないこと、指が鍵盤に置けていない、弾き過ぎなどが挙げられます。
先ずは手のひらを裏返して手のひらを見える状態にして、何の力も入れない状態を作ってみて下さい。指の力が抜けて自然に丸まっています。その状態のまま、ひっくり返して鍵盤に置いてみる。それが、脱力出来ている基本の指の角度、手の状態です。基本はそれがその人にとっての脱力している指の角度です。この状態を維持すること自体が難しい。
次に、その指の状態、手のひらも弛んでいる状態で指を1本だけ、鍵盤を押さずに、そっと載せます。その際、どの指も弛んだままです。で、弛んだまま、1本の指を一瞬だけ鍵盤底に触れるまで下げた瞬間に、その指を脱力します。鍵盤底から、少し浮きます。これが素早い離鍵です。自分で持ち上げてはいけません。勝手に上がってくる感覚です。鍵盤底に触れた時に支点は指先ではなく、指の付け根、第3関節の手のひら側です。その弾いた指はほんの一瞬ですが、鍵盤にきちんと置いた状態を作らねばなりません。その一連の動作の際、他の指に力が入ったり、引っ張られる感覚があったとしたら、それは、その指が影響を受けているので、その力みや引っ張られる感覚がない手首の角度や高さ、引っ張られる指の角度を調節して、力みや引っ張られない角度がわかるまで探します。これを放置したままにしてはいけません。ここは大変重要なポイントです。で、他の指の特にゆびの内側第2関節から第3関節が力む人が多いです。それと共に手のひらも力む人が多いです。そして、腕全体の感覚としては、肘のすぐ上の部分、すなわち上腕の後ろ側の部分でコントロールすること、そこし持ち上げたり、前方に押してみたりして調節し、指が置けることと、力まない角度を探します。あと肩周りが固まらないように鎖骨の周りも弛めます。そうすると背中の肩甲骨の辺りで生まれたエネルギーが指先まで移動してきて、打鍵の瞬間の後、そのエネルギーが鍵盤の戻りで、戻され自分の腕などに戻ってくる感覚がなければいけません。
以上が打鍵の基本です。言葉で説明するのは難しいのですが、これをヒントに行ってみて下さい。