最近、自分の基準が目まぐるしく変化しているのを感じる。
以前は、音が伸びているのか伸びていないのか?が大きな判断基準の一つであったのに対し、今はハーモニーで音楽を捉えているのかいないのか?が大きな判断基準になった。その観点で、さまざまな演奏を聴いてみると、大きな変化が生じ、今まで何十年と興味がなかったアシュケナージが浮上してきた。彼の演奏から学ぶことは多いのだ。やはり、後年、指揮者になっただけのことはあると思う。楽譜の読み取り方、音楽の作り方が、とても素晴らしいと思う。私的には、最近のヒットだ。
同じように、調律に対しても変化が生じた。以前は音が伸びるのか伸びないのか?が判断基準だった。そして、今、その部分を残しつつ、今度はハーモニーを弾いた時に、音程が合っているのは前提で、それが、音楽的に鳴っているのかいないのか?という観点が加わった。音楽的にというのは、音楽的に鳴っていなければ、共鳴感も無いし、それが、例え正しい音程であったとしても、音楽的な混ざり方はしないと思うに至った。