例えば8分音符で弾いているのに、なぜかその半分の16分音符に聴こえることがよくある。つまりは、音の前半と音の後半に音色が2分割されてしまっている。
その場合、つまりレガートに聴こえない。結果としてフレーズも出来上がらない。ということは音楽的に聴こえない。
その場合、なぜか、頭の中で階名で歌っている場合が多く、そうではなくて、例えば鼻歌のようにイメージすると、たったのそれだけで、不思議なことに音の後半も音の響きが維持出来て、2分割された音ではなくなることが多い。これは、ちょっとしたことなのだが、それだけでも変わる人は変わる。それでも変わらなければ、タッチの問題を指摘しなければならない。

今朝も朝4時に起きて、いろいろな演奏を聴いてみたが、音が2分割されていて、音の後半が響いていない演奏を聴くと、なんだかイライラしてくる。なんというか、音の後半がパサパサして、雑音というか、なんともいえない不快感を覚える。大抵の場合、鍵盤に指を押しつけたままだと、そういう音が出やすい。あまりにも不快なので、好きな曲なのに途中で耐えられなくなり聴くのをやめてしまったほどだ。
要するに、その演奏者も音の後半を聴いていないんだろうことが想像できる。
とにかく、音の後半まで聴かなくてはならないと改めて思った。