皆さんは、シューベルトの未完のソナタ「レリーク」をご存じだろうか?
今日、レッスンしたのだが、改めて、この作品の魅力に惹きつけられた。それは、言葉では言い尽くせないほどの幸せに満ちた時間になった。
もしかしたら、数あるピアノの作品の中で、私にとって5本の指に入ると思う。
残念ながら、弾かれることは殆どないし、知られてもいないのかもしれない。
この曲に詳しい生徒から聞いたのだが、シューベルトの死後、シューマンによって楽譜が発見されたそうだ。
この作品に触れるたびに、シューベルトにとって憧れの存在であるベートーヴェンの域、すなわち、既に宇宙と繋がっていると感じる。
シューベルトがこの作品をこの世に残したことに、私は改めて感謝する。よくぞ作曲してくれたと心の中でシューベルトに向かって言ってしまうのだ。それにしても、シューベルトという人物を思う時、ただただ奇跡であり、もっともっと、多くの人にその素晴らしさを感じてほしいと切に願う。