今日のレッスンで思ったのは、手首と肘を無意識のうちに動かしてしまうことにより、音に不自然なニュアンスがついてしまうこと。そもそも、自分自身で無意識とは言え、手首と肘が動いてしまうということは、そこに力が入っていなければ動くことはないはず。つまり力んでいる。私が思う良い奏法は手首と肘は脱力して、前腕の屈筋群と上腕で支える。つまり、真逆な使い方。一般に行われている奏法も手首と肘で動かして音を響かせるので、やはり私の思う良い奏法とは逆なのである。著名なピアニストの一人、マルタ・アルゲリッチの弾いている姿を観察してほしい。手首と肘は殆ど脱力して動かさず、むしろ前腕の屈筋群と上腕で支えているのが見て取れるはず。つまり、アルゲリッチも一般的に日本で広まっている奏法とは逆なのである。