昨日、ベートーヴェンの田園交響曲を聴いていて感じた。ちなみにベーム指揮のウィーンフィル。やっぱりベートーヴェンの音楽は、基本であると。ベートーヴェンを沢山弾いてきたが、子供の頃はもっと派手なロマン派を弾きたいのに、とにかくベートーヴェンばかりやらされた。中学生くらいだったかな。でもそれはその時に必要なことだったのだと思う。徹底的にベートーヴェンを練習の中心に置いた教育は、そうでない教育を受けるのもありだが、ひとつの勉強の仕方としては私は良かった。音楽の基礎が満載であり、さりとて、基礎にとどまらず、言わば、宇宙の産物とも言えるベートーヴェンは、やっぱり今聴いても、偉大だ。大学に入るまでの貴重な時に、ショパンで技術を磨き、ベートーヴェンで音楽の基礎を学んだ。そして、今の感覚でベートーヴェンを聴いたり弾いたりすると、昔はわからなかったベートーヴェンの作品の偉大さを痛感する。1にも2にもベートーヴェンを先ずはおさめなくてはならないと改めて思う。ベートーヴェンを本当に理解し弾くことが出来なければ、音楽を理解できない。ベートーヴェンを弾けない人は、どんなに技術があっても、それはまだまだ修行が足りないと思う。余談だが、ロシア人の弾くベートーヴェンでいいと思う演奏はほとんどないと感じる。ドイツやオーストリアで生まれた伝統が、なんと言っても音楽の基本だと思う。特にベートーヴェンは非常に重要であり、ベートーヴェンをベートーヴェンらしく弾けない人は、多分、他の作曲家を弾いても説得力に欠けるだろう。今の子供達は達者だからなんでも弾いてしまうが、先ずは音楽を学ばなければいけないと思う。