昔、初めてザルツブルクに着いた時、あーこの街、好きだなーと心から思った。たまたま、ベーゼンドルファーを生んだ国だった。あれから何十年も経った今、ベーゼンドルファーを好んで弾いている自分がいる。これは何かの縁なのかも知れない。何か、ふるさとに帰ったような、自分のルーツはここだったのか?と。それは、ドイツではなくオーストリアだったことが、なんだかおもしろいと思う。