芸術とは何か?芸術家の人生とはどうあるべきなのか?などと立ち止まって考えてみることはあるだろうか?
そんなことは当たり前で、よくわかってるし、そうしていると思う人はいるだろう。
私は思うのだが、そんな簡単に分かることではない。大抵の人がわかったつもりになっているだけだと思ってしまう。
例えば、誰でもお金さえ出せば自主リサイタルをすることができる。東京だけでも毎日、たくさんのリサイタルが催されている。しかし、その質はどうだろう?お祭りの如く、イベントでしかないと思う。自分にリサイタルをやる資格が本当にあるのか?と考えているのだろうか?質の低いリサイタルで溢れているではないか。
例えばコンクール。私の子供の頃とは違い多くのコンクールが日本中の何処かで行われている毎日。芸術の本質を見極めれば見るほど、芸術で人と競うものではないということに気がつかないのか。
始めに戻るが、芸術とは何か?を考えたら、質の低いリサイタルやコンクールを受けることとは違うということに気がつくべきだと思うのだが。