誰でも、もしかしたら自分は嫌われてるのではないか?と思うことがあると思う。でも、それはよほどでない限り、ちょっとした勘違いで、往々にして嫌われてるのでなく、いわゆる、ひがまれている場合が多いように思う。「隣の芝生は青く見える」と言うではないか。もちろん、自分だってひがんでしまうことも若い時ほどではないがある。そういう時は、自分はその人のようになりたいだけなんだ!と単純に思ってしまえば、ひがんでいることに変わりはないが、不思議なことに心が落ち着くと思う。そう考えるだけでいい。ひがんだりひがまれたりするのが人間というもの。そうやって受け入れれば気にすることはなくなるかもしれない。
ピアノの世界も同様のことを思う。誰かがコンクールで受賞したなどと耳にする。同世代なら特にいろいろと思うだろう。でも、それはひがみにすぎない。ひがんでいる精神状態は辛いけど、よく考えたら自分も誰かにひがまれているのだと思えばいい。
そんなひがんだり、ひがまれたりして、世界は成り立っているし、そんな思いに一喜一憂しないで、ひたすら気高い精神で己の芸術を追ってほしい。