人は誰しも本当は弱い生き物なのかもしれない。と思っていたが、実はそうでもないと思ったりする。
人生を長くやっていれば、叩かれて叩かれて、打ちのめされて怯えてしまった心から、真の強さが持てるようになる。
例えば、外国に於いて、嫌というほど人種差別を経験したことはあるだろうか。人間以下としての扱いを受け、どうしようもないほどのやるせなさを経験する。
そのような理不尽なのが世の中であり、それを知っているのと知らないのでは経験値が大きく異なる。
痛みがわかるものにしか、他者には優しくなれないだろう。そして真の強さも。
それが音に表れる。